いいところも多いのだけれど、音楽ネタが強すぎる。
2015/09/03 21:52
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半すごくいいと思って読んでいたけれど、後半だれてきた。
音楽の話をメインに据えたいのはわかるが、小説をあまり音楽ネタで満たされると飽きてくる。もちろん、知らない楽器の話でもそれが生き生きと描かれていれば問題ない。でも、あまり薀蓄をたれるような書き方が続くと、作品に向かっていた興味がそれていってしまう。作者は音楽や楽器などの描写の塩梅を工夫してほしい。
旅館のメンバーの個性はいいし、北陸の新鮮な食材を並べられるのもいいから、その辺りをもう少しクローズアップしてほしかったような気もする。雰囲気がいいだけに、残念。
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パン・オーケストラというものを
聴いたことはない
でも、パン・オーケストラというものを
聴いていたような気がした
小説の醍醐味の一つですね
今までに
聴いたことのない
見たこともない
味わったこともない
その世界を楽しむことができる
これぞ
音楽小説です
再読(2015/10/03)
昨年、スティールパンドラムを奏する友達ができた。
おかげさまで、パン・オーケストラなるものを体感することが
できました。
より多くのものを
この小説から読み取ることが出来る
これも また
本 ならではの楽しみですね
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都会で仕事を失い、従兄に誘われて北陸港町の旅館で働くことになった主人公。
スチールパンの楽団への強制入団させられるも、練習を重ねるうちに、少しずつ仲間との絆を感じるように。
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仕事を辞め、東京を離れた里男を迎え入れたのは、従兄弟が営む旅館、そしてスティール・パンだった。
それぞれが事情を抱えた年齢も国籍もバラバラなメンバー。
パンの音色が、そしてなんでもない日常が、徐々に色付きを増していく。
終章をもっとじっくり読みたかったが
全体にゆるやかな世界観がパンの音色に似合っているように感じた。
私もこの仲間に入りたい。
【図書館・初読・11/26読了】
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天野里男は、東京での仕事を辞め、北陸は日本海沿いで小さな旅館を営む従兄の所に 住み込みで働くこととなった。風呂と上手いメシが自慢な お客の少ない小さな宿。
その宿で働く面々は、カリブ生まれの打楽器スティール・パンのバンドを結成している。主人(里男の従兄・航平)と女将は元バンドマンとおっかけ、カリブ出身のまじめな黒人青年、仲居の明るい老姉妹、野菜の仕入れ業者の老人と気の強いその孫娘、・・・里男はスティール・パンのメンバーになるか、職を失うかを迫られる。
はじめは 仕方なくはじめた里男だが、パンの音にふれ、パンの魅力を知ってゆく。
喧騒とした都会で、仕事でトップをめざしながら突っ走ってきた里男。田舎の小さな宿で、その時間の流れ方の違いにとまどいながら、そこに住む人々にふれ、自分をみつめなおす。
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最近、こういうお話が多い気がする。老若男女さまざまな人たちが集って何かするとか、シェアハウスするとか、そういう感じの。
それぞれなかなかおもしろそうなキャラなんだけど、描き切れてないような……最後はぱたぱたぱたと話が進んで、置いてかれてしまった(笑)。
パンという楽器には興味が持てたな。
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本当に富山ではスティールパン流行っているのかしら。
まさかこんな近隣県に?
と、素朴な疑問を抱きつつ、最後まで読みました。
狭い閉鎖的な北陸の街の様子が、
自分の住む県にも通じるものがあるので、
分かる、分かると思いつつ、読みました。
楽団の面々のエピソードを連ねつつ、
最後にぐるっとつながります。
爽やかな終わり方です。
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東京の一流企業に勤めていた里男は、いとこの航平の誘いで海鳴屋という北陸地方の海辺の小さな旅館で働くことになる。その旅館の従業員たちを中心に構成されたカリブの楽器(スティール・パン)のオーケストラに半強制的に加入させられた里男と楽団員たちとの交流を描く心温まる物語。爽やかな風のような作品。作者はニューヨーク在住の音楽ライターの経歴をもち、イラストレーターの肩書きもつ。
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気取らない定食と温泉だけが自慢の旅館・海鳴屋。
元バンドマンの主人と女将。
カリブ出身の黒人青年。
仲居の老姉妹。
自称・幽霊作家。
個性豊かなメンバーが、ひとつ屋根の下でくり広げる音楽と希望の物語。
しかも、スティールパンですよ。
題材が素晴らしい☆
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東京の会社を辞め、日本海沿いの旅館「海鳴屋」にやってきた里男。栄養管理マネージャーとして働くためです。心機一転旅館の従業員としての生活が始まる!はずが、海鳴屋楽団のメンバーとして迎え入れられ、シックスベースの担当に。「海鳴屋」の従業員は楽団のメンバーも兼任しているようです。心の底から溢れてくる音、それが「海鳴屋楽団」の奏でる音楽です。
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図書館で借りてきたけど、返却日までに読みきれなかった( ノД`)…
ものすごいアクションが起こるわけではないけど、グイグイ…すぅーとお話に引き込まれていく本。珍しい楽器が出てくるからかなー?
こんな体験初めてなので、また続きを読むために借りてこなくちゃ!