紙の本
阿弖流為
2020/03/04 20:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
前3巻よりも格段に面白かったのは、自分が阿弖流為ファンの東北人であるからでしょうか。遠い昔に読んだマンガ日本の歴史の阿弖流為とモレの姿は未だに覚えています。背の高い阿弖流為と、ずんぐりむっくりしたモレと、都の貴族のむかつく顔も。坂上田村麻呂の男泣きも印象的だったのですが。勝者の歴史を鵜呑みにしては危険だというのは、ジョセフィン・テイの「時の娘」にも通じるものがありました。先の大戦についてもそうだと思います。最後にあの二人がちらりと登場したのも嬉しかったです。
紙の本
どうしてもQEDと比べてしまう
2022/08/17 00:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ルリノツキ - この投稿者のレビュー一覧を見る
阿弖流為とくれば片埜神社と思ってしまいますが
それは関西人だからでしょうか
ふわっとそれなりのことが書かれていましたが
QEDシリーズの方だったらがっつり出てきたかなぁとか
どうしても比べてしまいます
とは言え
後舌音の変遷とか好物がちょっぴり混ざっていて面白かったです
投稿元:
レビューを見る
坂上田村麻呂とアテルイ 彼らの話を漫画で読んだ気がする。内容はほとんど覚えていない、困ったもんだ。
正義が力になるんじゃなくて、力が正義になる。敗者の歴史は勝者の歴史に飲み込まれて消えていってしまう。ある意味それは自然な流れかもしれない。敗者として消されてしまった歴史があると忘れないでいよう
投稿元:
レビューを見る
"カンナ 奥州の覇者"高田崇史著 講談社文庫(2012/10/16発売)
・・・”カンナ”シリーズ第四作。出賀茂神社・秘伝の社伝”蘇我大臣馬子傳暦”。社伝を持って失踪した諒司から出賀茂神社へ連絡が。”社伝を修験に奪われた!”出賀茂神社の跡取り・甲斐と巫女の貴湖は諒司のいる岩手へ向かう。そこはアテルイ伝説の地であった・・・。
・・・”うおっ!これはおもしれぇ!”
”歴史的謎”"シリーズの謎””現代の謎”と言った前巻までの流れから”現代の謎”が省かれた本巻。(二巻、三巻と同じ流れだったらどうしようかと思いましたわ。(笑))
代わりにシリーズとして大きく動いた巻でした。
甲斐といつもすれ違っていた人物が出会ったり。
社伝を狙う”組織”がおぼろげながら姿を見せたり。
社伝の内容が一部、公開されたり。
また、アテルイ伝説をめぐる地元親子の確執も社伝を狙う”組織”の存在を浮かび上がらせ非常に盛り上がった一冊でした。
”QED”の二人もちょい役で登場してましたし。(笑)
・・・作中、とある女性と”組織”との関連が指摘されるのですが、”まったく考えもしませんでした。まぁ、好みの女性に弱いのは仕方がない、と言い訳をしておこうっと。(笑)
ノベルスでは全九巻で完結済み。
投稿元:
レビューを見る
カンナシリーズ4作目。今回の舞台は東北地方。蝦夷の長、阿弖流為と征夷大将軍の坂上田村麻呂について。
今まで逃げ回って姿を見せていなかった諒司だったが、ここに来て本人が登場。カンナシリーズとして一気に展開が進んだ感じ。「カンナ」という言葉の意味も分かりかけてきたような?
阿弖流為たちについての考察は、さほど驚くようなことでもなく、、、。勝者側(朝廷側)に立った歴史書の編纂の経緯を分かっていれば、まあ想像はつくかなと。阿弖流為に関しては作中にも出てくる高橋克彦の「火怨」は必読。あれを読めば誰でも阿弖流為信者になれると思う。
最後にあの二人がゲスト出演。そう言えば、あっちのシリーズの中でも同じシーンがあったな、、、。あっちのシリーズが一応完結して、そろそろ恋しくなって来ていたので、単純に嬉しかったデス。
投稿元:
レビューを見る
QEDシリーズに比べてアクション?というか派手さがあってまた違った面白さがある。
どんどん謎が解明されてきてドキドキワクワクしてくる。
次回作も楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
ストックがなくなったので買って来ました。(笑)
カンナシリーズの4作目は今までと少し雰囲気が違うかな。
ずっと追いかけていた人とあっさり会う事が出来て(後でまた別れてしまうのだけど)ちょっと拍子抜けした感もありますが、まだまだ謎が多いのが分かってメインのストーリの合間の息抜きストーリーという印象を受けました。
このシリーズもまだまだ続いているので、また続編も読んで行きたいと思います。