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紙の本
堀江敏幸氏による言葉と人間と世界について軽やかな思索の数々を綴った作品です!
2020/09/16 09:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『っぱらばん』(三島由紀夫賞)、 『熊の敷石』(芥川賞)、『スタンス・ドット』(川端康成文学賞)、『雪沼とその周辺』(木山捷平文学賞・谷崎潤一郎賞)などの名作を次々に発表されているフランス文学者で、作家の堀江敏幸氏の作品です。同書は、『伊勢物語』からロジェ・グルニエ氏の作品、小島信夫氏の作品、そして『クマのプーさん』という作品を巡る、大学受験のため上京した冬の日の思い出や、路線バスを乗り継いだ奇妙な東京近郊一人旅、さらにタイプライターへの抜き差しならない愛情について、凝り固まった顔の皺をのばすような、言葉と人間と世界についての軽やかな思索の数々を綴った作品です。同書は、著者の「回送電車」シリーズの第3弾でもあります。
紙の本
堀江作品に対する言及はファン必読
2022/12/01 10:16
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
回送電車シリーズ3作目。トピックと視点の多様さに驚かされるし、理系の大学で語学教師をしていた時代から堀江節ともいえる書き味が完成されていたことを識られて良かった。「郊外へ」「河岸忘日抄」「雪沼とその周辺」にまつわるエピソードが収録されていることは堀江敏幸作品のファンとしては嬉しい。一冊通して読んでいて感じる、都市と市井の人々と旧いモノに向ける温かい視線は後に刊行される散文集「曇天記」(これも装丁含めて本当に美しい本)にも通じるものがある。この本は既に版元に在庫がなくて、今や古本屋をあたるしかないことが本当に惜しい。
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