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そういうことだったのか
2023/01/25 18:57
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前から政治の劣化が囁かれていたが、政官財三位一体になって劣化していた。国内でガチャガチャ言っている間に世界はどんどん進んでいく。
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2012/10/27 Amazonより届く。
2012/11/11~11/14
当代名うてのインテリジェンスの大家二人の対談本。現在の日本を取り巻く状況は非常に厳しく、後の歴史家によって、日本の大きな節目であったと総括されるかもしれないこの時期、平和ボケした日本人が最も日本の状況を把握していないというこの恐ろしい状況。読めば背筋が寒くなること必至。
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佐藤優さんと手嶋龍一さんの、袈裟の下に鎧を隠した感じの対談集、でしょうか。
いや、非常に読み応えがありました、まさしく今の世界状況を読み解く道標かと。
少なくとも年内から来年夏くらいまでの状況は対応できる気に、なりました。
「国家を真剣に守ろうと思えば、情報収集の手段は自前で構築する必要がある。」
これをベースに、自分なりの肌感と軸となる価値観を交えて、意見を確立しておきたいところ。
同じくお二人の対談である『インテリジェンス 武器なき戦争』も読み返してみようかな。
言われてみれば、なんだか妙に違和感を感じる昨今のTPP反対論ですが、
お二人の仰る「経済ではなく安全保障の視座での検討が肝要」とは納得です。
「アメリカは「日本なきTPP」などあり得ないと考えています。
ですから「日米豪」枢軸の安全保障・経済同盟に育てようと構想している」
地政学的にも、海洋国家と大陸国家の衝突はある意味宿命的だと思います。
それが故に、大陸国家が海洋権益を求めて外に出てきているのは、危険な兆候かと。
「帝国主義の本質は、「搾取」と「収奪」にあります。」
ここ数年で「ゲームのルール」がガラリと変わっている(回帰している?)とも思います。
ホント、70年前の第二次大戦前夜に似てきたなぁ、、と改めて感じてしまいました。
「国家の根幹が揺らいでいるいまこそ、近未来を見通して国益を守ることができる指導者に
この国の外交と安全保障を委ねる時だと考えます。」
このタイミングでの〆のこの言葉、さて両氏が示している「指導者」とは、、気になります。
安倍政権の時の日豪安保共同宣言や、麻生さんの「自由と繁栄の弧」を鑑みると、
どう読み解いていくのかが、非常に鮮明に思い浮かべることができました、なんて。
あと個人的には、既存メディアの色眼鏡を通した内容ではなく、
真っ直ぐな視点からの、沖縄と北海道の現況を知りたいですが、うーん。
ん、来月の選挙を前にもう一度読み返しておくべきかと、感じました。
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世界の高度な情報戦は今この時も着実に進行している。
その中で日本全体のインテリジェンスが低下しつつあるという危惧が対談者同士で共有されているようだ。
世界の中で日本という国の立ち位置を明確にしていくというのは高度な政治判断というものが必要なのだと感じた。
また、インテリジェンス・サイクルを上手く回していく仕組みの再構築が急務であると思う。
国際政治というのはかくも複雑怪奇なものなのだろうか。
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気になったポイント一覧。
よい二元外交、悪い二元外交。
サードパーティールール。
トモダチ。
TPPの政治経済学。
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佐藤優氏の発言が鋭い。
「 田母神さんって、何しろすごい人ですからね(笑)。日本の空軍の最高司令官だった人の国際情報認識がこの水準であること自体が、ニッポンの国家機密だと思います。」(P202)
こういう言い回しが出来る人っていいですね。
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リーダーが現れないのは国民のせいでもある。
国民ひとりひとりが知性をつける必要がある。
物事の本質を見抜くためにはコンテキストを考えなければいけない。
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元NHKワシントン支局長でジャーナリストの手嶋氏と元外務省の佐藤氏との対談集。
これからの日本の進むべき道を示してくれています。
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「インテリジェンス 武器なき戦争」に続き、対談で日本の外交を語る。
彼ら特有のソースがあるとはいえ、ニュースってあそこまでじっくり掘り下げられるんだなぁ、と感服。
しかし、一線級のひとたちの対談っていうのは、本人たちは何の気負いもなく話しているようで、ものすごい情報量だなぁ。話の展開にもまったく無駄がない。
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11/1に発行されたばかりの新刊である。本書は、尖閣国有化宣言とその後の中国の動き、中国の空母、シリア内戦長期化、TPP対応問題、などまさに今の外交課題についての著者二人による対談本である。それらは、日本では二国間の外交問題として、或いは経済問題としての報道がほとんどだが、本書では世界全体の中でどう見るか、見られているかの観点での議論が多く、視点がとても新鮮に感じる。特に佐藤優氏は外交の第一線の経験があり、その意見には説得力がある。本書を読むと、政治家も、外交官も、マスコミも勉強不足か世界を知らなさ過ぎると思えるし、自分の視野の狭さも実感してしまう。ホットな話題を扱っているので早く読んで、そしてまた1年後に読み返すとおもしろいだろう。
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沖縄の日本離脱機運、幼稚な鳩山元首相のイラン訪問、ナルシスト菅首相の震災采配、野田首相のTPP参加表明の戦略的意義等、両氏の丁々発止とした議論は大変面白い。
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手嶋龍一との対談形式で書かれ、世界情勢の背景を学ばせて頂きました。あくまで「真理」ではなく、彼らの「仮説」である(物事は主体的に書かれていますので)ものの、彼らの仮説に至ったインテレクチュアルの集積としてのインテリジェンスは凄い、と思わされます。
インテレクチュアルを有機的につなげてインテリジェンスに持っていく賢さがある点と、質の高いインテレクチュアルに到達するパイプを持っている点、この2点が凄いと思います。
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読んで良かった。論壇ってなんなんだろうと、ほんとに考えてしまった。
著者らは、本当に、人物だと思う。こう言う人にこそ、広告の権利を
適切に与えるべきだと思う。沖縄の苦悩。本当に、涙がこぼれる位、
良く分かった。間違った認識を持っていた。恥ずべき意識を抱いた。
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インテリジェンス通の二人が語る、日本を中心にした世界情勢。周縁の領土がらみの問題が噴出している理由やアメリカ・中国と沖縄やTPPとのからみなど、虚々実々のパワーゲームの中での動きだということが認識できた。
外交機密になるような極秘情報は、当然この二人も正確には知りえないのだろうし、別の視点からの見立てもありうるとしても、この種の情報は世界を認識するうえで有用だと感じられた。
12-146
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孫崎氏の本を読んだ後だとなんか分かりにくいなという気分。でも鳩山が辞めることへのつじつまが合う気がした。勉強になった。