アラサー女子の本音トークが炸裂
2023/01/09 23:44
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アラサー女性をヒロインに、赤裸々な時に強烈な下ネタを交え、各章ごとに一人称をリレー形式で繋ぐ連作短編集。殿方は自己防衛本能と虚栄心から自己を赤裸々に友人等に語ることはしないもの。故に本作で飛び交う本音トークの勢いに圧倒され、時には目眩も感じるほど。女性であるが為に抱える諸問題を笑い、時にしんみりと涙も交え語られる。まだまだ社会的経済的に男性依存せざるを得ない地位の低さ、パートナー探し・出産に起因する年齢的制約等の生き難さに直面しつつも、乗り越えていく強さも見せてくれる。下品という第一印象とは異なる読後感。
カムバックを狙う鑓水から
2024/07/01 13:21
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ステータス秘書の朝日まで迷走してます。恋愛サイトのユニークユーザーのようだった5人が、それぞれの深みから脱却していく姿が良かったです。
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あまりにも赤裸々すぎて驚愕した。
「花宵道中」や「セレモニー黒真珠」に共通して流れていた濃密な色っぽさは今回ゼロ。
好みの路線ではなかったけれど、それでも飽きずに読ませる筆力はさすが宮木あや子というところか。
再読する気はしないので処分。
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アラサー女子のガールズトーク。
と、言うには表現が可愛らしすぎ??
エゲツない下ネタで脳みそが満腹を訴えてます。爆笑!!
目次はもう秀逸としか言いようが無いと思います。
……ようこそいらっしゃいました!!
って、なりたい憧れ。
『 ドキッ!女だらけの焼肉大会!
ゲロりもあるよ☆ 』
まさにこんな感じです。
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常々思っている友人づきあいは四人組がちょどいい、という考えを後押ししてくれる本。小説としても友人というのは四人がちょうどいいのんだろうか。ばらばらな恋愛観の友人四人組の話で、恋人に何を求めているのかいろいろな考え方がしれて面白かった。
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朝、本を忘れて出勤した日の帰りに「余はもう我慢ならぬ」という状態に陥り、飛び込んだ駅ナカの書店で購入したこの本。なんというか、いつもムービング気味の直球にやられていた投手を相手に、もう球筋は見極めたぜ! と意気込むも全く予想していなかった内角のシュートで打ち取られた打者の心境です。いや、競技経験ないんですけどね、野球。もう電車やバス車内で、宮木さんの作品は読まないようにします。だって衆人環視の中、大笑いするか涙を流す姿を見せる羽目になるんですもの。本作は開けっぴろげな下ネタでも笑える人におススメです。
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とにかく、ぶっちゃけはっちゃけな一冊。
女の本性が良く分かるかもです(笑)ここまでではないにしろ、とにかく爽快!男性が読んだら多少引くかもしれません。
けど、女の子だってさまざまな思いを抱えながら生きてるって知ってほしい。私的には面白くてゲラゲラ笑ったけど、好き嫌いは分かれそうな一冊。
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「負け犬」、「おひとりさま」、「肉食系」、「やらかし女子」などなど。
さまざまにカテゴライズ及びレッテル貼りされてきた我々女も、とうとう『野良』呼ばわりされてしもうた。
『野良』である。『のら』。
もともとの意味は
“「ら」は接尾語。「良」は当て字》 1 野。野原”
だそうであるがおそらく、このタイトルには
『野良犬』の
“飼い主のいない犬。宿なし犬。やけん。のいぬ。 [補説]「野良犬」は飼い主がなく、人家の周りをうろついて残飯などを食って生きる犬”
から付けられたのであろう。
で、本書の女たちの“野良っぷり”はどんなんかと端的に申せば
「セックスのことしか考えてない」
である。
巷でいわれる“ガールズトーク”というやつの、下劣を極めた、という感じで、読んでて
「おいおい、こういうこと書くと、たいていの女がこんなだと思われちゃうよー、それは困るよー」
と、何度も思ったのだが、なんかその毒というか、澱みというか、ヘドロというか、そういうものにひきつけられて読むのをとめられない、そんな物語だった。
キャラは全員わたしよりひとまわり以上若いお嬢さんたちなのだが、その経験豊富なことといったらわたしは足元にも及ばぬ(及びたいとは思わぬが)。
そんな彼女達はでも、実は確固たるポリシーを持ってたり、単なるダメ女だったりしておもしろい。
決して友人にはしたくない面々だが、後輩・部下だったらつい面倒みてしまいそうな感じである。
こういう、いろんな女が登場し、それぞれのエピソードで物語が進んでいく群集劇は最近増えてきて、しかもそれらはたいてい“あけすけ”だ。
てか、あけすけでなければいけない、みたいな。
どこまで下半身事情を書ききれるか、にかかってるみたいな。
そういう風潮はいかがなものかとはおもうが、なかにはこうして波長が合うものもあるようなので、食わず嫌いはしないでおこうか。
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「野良女」というタイトルもインパクトがありますが、中身も相当なもの。同性だけに見せる女の素顔が満載!下ネタも大量に飛び交うので女性に夢見ている男性が読んだら幻滅してしまいそう(笑)
私はゲラゲラ笑いながら(時にはホロリと胸を切なくさせながら)読みました。
恋や仕事に悩むアラサー女子5人。恋人いない歴が2年で自分の股に苔が生えつつあるのを悩む鑓水、オジン社長を彼氏に持つ「オジョー」の朝日、遠距離恋愛に翻弄される壷井、DV男にハマってぬけだせない桶川、独身者を演じる既婚者と不倫をしている横山。それぞれ恋や仕事で悩み苦しみ生きて行く。自分がアラサ―になった時どのように感じるかはまたその時にならないとわかりませんが、読んでいてちょっぴり切なく、でもその時を楽しみにも感じられる。そんなアラサー女子を描いた作品でした。
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アラサー女子のホンネがつまっている。
登場する5人の女子は、一見、強かで、「そんなことも言っちゃうのか!」と吹き出しそうになること多数。
けど5人それぞれ不安を抱えていて、お互いに思いやる場面にジーンとしたり。
共感だらけでおもしろかった。
柚木さんの解説まで、しっかり楽しかった。
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赤裸々にも程があるアラサー女子、野良女。
果たして「女子」という言葉はいくつまで許されるのかしら。
こういう小説は、学生のときには面白さが分からなかったのではなかろうか。イマイチそそられない煽り文句なのですが…「働く女性にオススメ!」
久々に声を出して笑った小説。
特に『太陽にぽえむ』がもう面白過ぎて…!
実際私はこの小説に出てくる女性のような話をしたことはないけれど、すごくリアルな気がするのです。
男性には決しておすすめしない。
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宮木あや子作品は色々読んできたけど、どれも割と綺麗めな感じの官能小説だったので、これを最初読んだ時はびっくりした。
ここまで来るともう、エロいを通り越してエグい。
他の作品のような官能描写はあまりなく、代わりに繰り広げられるのは女子トークで語られる赤裸々な下ネタのオンパレード。
寝た男の数は優に20人を超える女たち5人が、色んな悩みを下ネタとともにぶっちゃける。
そういうジャンルの女性(性に奔放過ぎる女性)の文化が自分にも周りの友人にもないので、最初はちょっとひいたけど話が進むにつれてどんどん引き込まれていった。
結局アラサー女の悩みなんて、恋愛と結婚と性と将来の不安と婦人病に集約されるのか、そこに貧富も性格も文化も関係ないのか、というまとめ。
5人目の、結婚してるのに独身だと言い張る男と3年不倫した挙句、未認可の変な薬渡されて、それを大量摂取して自殺を図るという話が一番強烈だった。
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やーもう、笑った笑った。
大爆笑というより、「ぷぷぷっ」て感じかな。
ゲスい笑いを何度繰り返したか。
女子のセキララ☆ホンネ なーんて帯のついた本は
鳥肌がたって白けてしまう私なのですが、
宮木さんの描く女性達は、本当にリアル。
これ、モデルいるんじゃないの?これ書いちゃって大丈夫なの?ってくらい
血肉の通った、現代を生きる女性達がこの本の中には描かれています。
みんなみんな、強くて、弱くて、したたかで、繊細で。
一人ひとりが、本当に愛しくて可愛い。
宮木あや子さんの作風は、本当に幅広い。
今、全作品を一番読んでみたい作家さんです。
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今どき女子の真の姿を、赤裸々に語った作品でした。
物語は大学を卒業した女子5人の私生活から成り立っています。
女ならば誰しもが感じている悩み、悲しみ、苦しみをコメディタッチで描かれておりとても読みやすく、絶対に共感間違いなしの作品。
今を生きる女子必見です。
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ホントにげらげら涙まで流して笑った笑った!後半には、心に沁みる場面もあったりしたけど、あけすけな女性達の容赦ないシモネタ、でもからりとしててエロくないこの面白さは最高!面白かったー。