投稿元:
レビューを見る
待ってました。雁国の麒麟・延麒六太と延王尚隆のお話。
とにかく延王がカッコいいです。「魔性の子」から気になっていた延王。陽子の物語でも泰麒の物語でも登場しては結構いい役。暴れん坊将軍的な活躍が素敵でした。
また次が楽しみ~♪
投稿元:
レビューを見る
雁の国のお話、尚王とその麒麟のお話。うん、結構、内部での裏切りによって展開するお話だけど、やはり最後は王様が勝つと言うこと。
うん、この十二国記の中での話では結構まともかなと思いましたが、まあ、話としては面白かったので〇。
投稿元:
レビューを見る
2012年最後の一冊になりました。
もう少し読む予定だったんだけど、まぁ、いいか。
陽子が王になる時にはすでに、500年経っている大国、
雁の建国のお話。
当たり前ながらに最初から雁が豊かだったわけではなく
このお話のあとにも、ずっと天意を試すようなことを
この主従はし続けたのだろうなというのは想像に難くなく。
人の上に立つということは何なのか。
国とは民とは何なのか。
戦とは何なのか。
ファンタジーでありながら、今も私達に問い続けている。
投稿元:
レビューを見る
十二国記完全版・エピソード3、「延王尚隆」の始まりの物語。
景王陽子の時代から遡ること約500年、戦国時代初期に滅びた小松氏の御曹司が主人公。
元は20年近く前に描かれた、ヤングアダルト向けの物語ですが、
今読んでも変わらずに面白く、一気に読んでしまいました。
延王も延麒も胎果の生まれで、何かを失くした「彷徨い人」、
『風の海 迷宮の岸』での泰麒との縁もこの辺に起因してそうです。
「俺はお前に豊かな国を渡すためだけにいるのだ」
その尚隆、昼行灯のようでいて、締めるところはしっかりしていて。
「国」を担うということの責任と想いがズッシリと伝わってきます。
その重みがあるからこその、終盤へのカタルシスはやはり、うまいなぁ、、と。
そうそう、麒麟と「血の穢れ」の相関性を描きたかったのとは思いますが、
結構容赦なく人が逝くのは、この頃の小野さんらしいといえばらしいような。
ん、治世の永久はあるのかないのか、、この先描かれることはあるのでしょうか。
500年後にも安定していることを知っているだけに、、さて。
投稿元:
レビューを見る
延王尚隆と延麒六太の出会いの物語。
みんなそうでしょうけど、尚隆がやっぱカッコよくって、すごい読んでて楽しかった。
人質になっちゃった六太を助けに行って、2人が再会するシーンは、ついつい繰り返し読みしちゃうほど。
シリーズの主人公はやっぱり景王なんだろうけど、この話から始まっててもいいのに、とか思っちゃいます。
投稿元:
レビューを見る
何も考えていないようで
賢い王様。かっこいい。
民は自分の体だという
その姿勢がまたすごくかっこいい。
投稿元:
レビューを見る
『月の影〜』にも『風の海〜』にも関わりのある、延王尚隆と延麒六太を主軸に据えた巻。
前巻『風の海〜』は話運びに少し退屈な側面があったが、今回は展開が早く、立ち籠める不穏な空気にサクサク読んでいけた。ただ、敵対人物があまりに小物だったので少々肩透かしを食らったような気分も。それにしても雁国のこの主従、軽口の叩き合う様が微笑ましい。
投稿元:
レビューを見る
一目見て王だと分かった。――分かってしまった。
新装・完全版シリーズ4作目。陽子の話でもお馴染みの雁国主従の話。登極二十年目の内乱の話ではあるが、主従の出会いもあり、笑える要素もあり、どれもテンポ良く進んでいき、一冊でお腹いっぱいになる美味しい作品。
周りが笑いながら扱き下ろす尚隆と、周りが褒めそやす斡由。天意はどちらにあるのか。そもそも天意などあるのか。あるならば王とはどうあるべきなのか―――。読み終わった後は、雁国は確かに大国になっていく実感で溢れている。官吏は大変だろうけど、私は十二国なら雁の民になりたいと切に願う。
投稿元:
レビューを見る
十二国記はいつも何か教えてくれます。
今回は、国の主とは何かです。
尚隆は言います。
“俺はお前に豊かな国を渡すためだけにいるのだ”と。
団体の上に立つリーダーの見本みたいな気がします。
投稿元:
レビューを見る
王尚隆と宰輔六太が治める雁の国のお話。
こんな王と宰相は巷にはいないよ。でもいたらいいな。こんな二人になら気負わず拘らずに国のかじ取りが出来る気がする。
読み始めたらのめりこんで一気に読んでしまった ホゥ♪♪
投稿元:
レビューを見る
十二国どの国も、どこの国の人々も個性豊かで好きだ。
けれど、やっぱり、雁のお話が一番好きだなぁ〜!と思わせてくれるのがこの『東の海神 西の滄海』だ。
本当に大好きで、シリーズの中ではかなり読み返しているお話。
好きすぎて感想がまとまりません!(^-^;
投稿元:
レビューを見る
毎回本当に思うのが、起承転結の運びが上手い! 素晴らしいです。ぐいぐい引き込まれます。
六太や尚隆の為にと民が次々と立ち上がっていくシーンは、読んでいて鳥肌ものでした。
そして個人的一番の功労者、驪媚には頭が上がりませんね。
十二国記に登場する女性は皆優しく強い人ばかりで、見習わないとなーと毎度反省しきりです。
投稿元:
レビューを見る
六太も周りの者も、尚隆を痴れ者と言うけれども、どれだけ周りを見ていたかは、わかる。
ただ、
例にない王だから、誰もが戸惑い、胎果で蓬莱に生まれ戦乱により、親に捨てられた六太が、「王」を信じられないのもわかるし、なんだか切ないのだけど、でも絶対上手く治まるだろう思いも。
よかった。
投稿元:
レビューを見る
雁州国の新王と麒麟の物語。争乱のさなか、普段は暢気で怠け者な延王・尚隆が、時折みせる一国の王としての覚悟と大胆な行動に心痺れます。
投稿元:
レビューを見る
十二国記がアニメで放映されていた時からのこのシリーズのファン。
尚隆と六太のコンビがいい❗
憎まれ口をたたき合いながらも、お互いを心の底ではかけがいのない存在と思っているのがわかる瞬間がグッとくる。
2人の過去も切ない……