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2013/2/8 Amazonより届く。
2014/9/29〜10/6
性欲と食欲。人間の飽くなき欲求への追求はすごいなあ。しかし、ゲテモノも多くて読んでいて気持ち悪いのも多数。
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「読むバイアグラ」「紙の赤ひげ薬局」とも言うべき本書からは行間から妖気が漂ってくるような内容でした。古今東西の精力のつく食材および調理法を紹介し、男が昔から精力絶倫であろうとしたかがよくわかりました。
「醗酵仮面」もしくは「味覚人飛行物体」などのさまざまな異名をとる小泉武夫教授。今回のテーマはなんと、「精力絶倫」になるにはどのような食べ物を摂取すればよいのか?という疑問にピンピンズンズン、ピュッピュッピュッ、ピョロン、ドロドロネバネバ、ピュルピュル、ムンムンムラムラという、小泉先生オリジナルのオノマトペを交えながら、語られる食材の多様さ、怪しさはまさに「読むバイアグラ」または「紙の赤ひげ薬局」の名前がつきそうなくらい、行間から「妖気」が漂うような一冊でした。
ニラやニンニクにはじまり、モンゴルの草原に野生している薬草などの「葉物」やハブやマムシ、エラブウミヘビなどの蛇を酒につけたり串焼きにしたヘビ料理。交尾中のヤモリを糸で縛ってそのまま酒につけたもの。オットセイ。オオカミ。シカ。ヤギの睾丸を白酒につける。もしくは刺身にしていただく。さらに南米はマカやガラナ。北極圏にはキビヤックなども網羅し、カーマ・スートラなどの「性典」を用いてあくまでも学術的に男と女のことを語り、男が古今東西、涙ぐましいまでの努力をして精力絶倫であることを追い求めていたかということが痛いほどによくわかりました。
僕が小泉先生を尊敬するところはここに書かれている食材を現地に行って、ほぼすべて試して書いている、というところに尽きると思うのです。たとえば、中国で三種類のヘビをつけた白酒のカクテルを一気に飲み干して、その夜はホテルの部屋で一晩中元気になって、鼻血も二回出ました。などということはやはり実地に体験しないことには書けない文章であると思います。さすがに極端な例はありますが、スルメやヤマイモ、生卵やドジョウ。ねぎま鍋などの比較的一般に入手できる食材についてもさまざまな「精力向上効果」を科学的に解説されておりますので、余計なお世話かとは思いますが、最近「そちら」のほうに不安がおありの方はぜひお読みになって「励み」になっていただけたら、などと考えています。
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東京農業大学教授であり発酵学の権威である小泉先生の強精食の圧巻。強精強壮の食への追及は古代中国の食文化、中世ヨーロッパの食から江戸時代の日本の好事家の食へのこだわり等人間の探究心の素晴らしさ!
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醸造学者である小泉先生。日経新聞に長期連載されている食のコラム、愛読しています。
その小泉先生があくなき探究心を精のつくものに向けると…
途中で目がくらんでくるくらい、これでもか、と絶倫食の紹介が続きます。この分野でこれを上回る本は出ないでしょう。
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世界各国の精力に効くとされるものの食べ歩き。動物の性器は当然、カブトムシの虫類、腐った海鳥・・。古今東西、生と性に対する根性に恐れ入る。伊達政宗が徳川家康に精力剤としてオットセイのたたきを贈ったなどというエピソードも多数。自分の食世界の狭さを思い知る。
以下アトランダム。
・子供の小便→男性の精力剤
・「性欲昂進、男根勃起、鼻血噴出」→江戸末期のコピー
・ニンニクの臭いは-S-S-という硫黄結合による
・アリチアミン→ニンニクから発見されたVB1誘導体。アリナミンの語源。
・沖縄は野菜、果物の摂取量が多い
・マカは女性の生理不順や不妊症にも効く、一旦マカを栽培すると次に栽培できるのは6年後、それだけミネラルを吸収する
・「男根の太くなること神の如し」→江戸末期の回春書
・「房内記」→10世紀の中国の書、微に入り細に亘る
・「二人の心が和合せず、精気が感じ合わないのですもの」
・「揺り動かさないようにし、徐々に出し入れさせると万病を除けます」
・スルメは効く、遊離アミノ酸が豊富なため、生イカより圧倒的に含有量が多い
・アルギニンの多い鮭や鰊の白子は効く
・貝類に多く含まれるチロシン、これはドーパミンの基、生体高揚エネルギーとなる、全ての貝類に当て嵌まる
・著者のレシピ;納豆+卵+長芋+ナメコ+オクラ
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読書録「絶倫食」3
P94より引用
“マタタビは、身近な野山に自生する強壮強精剤でありますので、
昔の人たちはこれを採ってきて酒に漬け込み、体力維持や疲労の
回復に使ったのでありました。”
目次から抜粋引用
“童の清い強精強壮剤
江戸の活力の秘密
ニッポンの強精酒
精子をつくる食べもの
感覚を刺激する欲情食”
発酵学者である著者による、本人が実際に試した世界の強精食
をまとめた一冊。
子どものおしっこからチーズまで、手軽に試せるものから入手
困難なものまで、あらゆるタイプの元気になる食べ物飲み物が紹
介されています。
上記の引用は、日本の強精食について書かれた項での一文。
猫が酔っ払うあのマタタビでしょうが、人間にも効果があるよう
です。こういう強精植物を自分で栽培出来るのなら、趣味として
いいように思いますが、見る人が見るとすぐわかってしまって、
少々恥ずかしいかもしれません。
元気ではいたいと思いますが、相手がいてナンボだと思います。
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たまたま時間待ちの間に出会った本。
表紙がインパクト大
あまりこの内容は少ないので、読んでみようと思いました。
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2015.11.5 読了。
世界中の精力がつく食べ物(ゲテモノ)の食べ歩き。
どんなに臭くても食べる小泉先生には脱帽です