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古い作品なので、展開に目新しい物はないけれど、面白い物は面白い。終わり方が、意外にも少しダークな感じだったのが、不意を疲れた感じで、、個人的にはイイ感じだった。
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ふとしたことから宝島の海図を手に入れた、イギリスの港町の宿屋の息子ジム・ホーキンズは、海図をたよりに、宝が埋められているという孤島を目指して出帆する…。シルヴァーのひきいる海賊の残党と追いつ追われつの激戦を繰返しながら、宝探しをする少年ジムの活躍を勝ち得ている冒険物語。文豪スティーヴンソンの出世作となった名作である。
全く古さを感じさせない作品。
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初めてお小遣いで本を購入。それがこの本。
一度読んで、「これは何度だって読める!!」と確信。
ふと読みたくなる。
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冒険小説、とりわけ宝探しものの代表。登場人物の描写が良くできている。どうせ途中で視点が変わるなら、色々な登場人物の視点で見たかったと思ったり。
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スティーヴンソンの名作「宝島」を読んだ。
さすが古典であり、とても楽しむことが出来た。
神様のご都合主義的な展開も、ハッピーエンドのラストも好感が持てる。
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【Impression】
こういう本にはこういう感想が一番いいのではと思う。
「面白かった」
しかも無人島についてからがメインの話になっていて、そこが予想外だった。
なぜなら島に着いたら宝を見つけて終わり、と思っていたから。
しかし、ここで内紛を描いてかつ謎の人物の登場、過去の海賊との関わり、宝の状況、海賊同士の駆け引き、心理戦、こういったことを盛り込むことで、人を惹きこんでしまったような気がする
やっぱり映画になると、これが戦いの場面に重点を置かれるんやろうな。
一長一短やけど、小説の方が好き
【Synopsis】
●ホーキンズという少年の両親の経営する宿屋に、謎の男が現れる。そして少年にある男が現れたら知らせろ、と警告する。その後、謎の男が警戒していた男達が出現し、やり取りの末に男は死ぬ
●母親はとにかく宿賃を回収したいという思いから男の所持品を探る。どうやら彼らの狙いはこの中身にあったと判明する。そして謎の紙切れを医者や大地主に見せると、それが宝の地図ということが判明。船員を集め出航する
●しかしホーキンズは料理長を中心とした反乱グループが船内に出来つつあることを知る。彼等は海賊だった。そして島に着き、ホーキンズらと海賊らは明確に対峙し、争う
●島内に潜む謎の男の登場。彼が全ての謎を知っている様子。そして2チームの争いが始まる
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宿屋の息子、ジム・ホーキンズはそこに逃げてきた海賊から宝島の地図を手に入れた。同じく地図を狙う海賊を出し抜き宝島に向かうが雇った船の船員の大半は海賊が化けたものだった。海賊の首領であるジョン・シルバーと闘い、また行動をともにしながらも宝を手に入れるが、生き残ったのは数人だけだった。
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面白い。エンタメ小説なので、これ以上の評価はないだろう。パイレーツオブカリビアンの一作目を彷彿とさせるようなストーリー展開。古典なのに未だに現代の嗜好から外れないのが名作と言われる所以であろう。単純ながらもハラハラドキドキさせられる。主人公が少年であることも、この物語を広げる一役をかっている。スティーブンソンってやっぱりすげー。人を惹きつけるのには小手先のテクニックよりも、単純でも普遍的なストーリー性の方が力強いなぁ。
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子供の頃読もうとチャレンジして挫折した思い出があり、改めて読んでみました。
全然古びないですね。血みどろの活劇が苦手なひとはやめておいたほうがいいですが、冒険物が好きなひとはストライクじゃないでしょうか。
仕事があまりに暇だったので、青空文庫で読みきりました。
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2017.1.25読了。いつだったか父親に私に読んでほしい本があるか聞いた際にあげられたタイトルの一つだったと思う。だから中古で買い読んだのだ。ところどころに見られる黒人への差別意識が当時の当たり前であったこと表しているようで今も残るこの問題の深さを垣間見た気がする。ジムは結構行動派でしかも実は協調性に欠けている。独立心があるというべきか?だがこれにおいてはその独立心による行動が功を奏しているのだから幸運児なのだろう。りんご樽でシルヴァーの裏切りを知った時の彼の様子は良かったなぁ!失望と緊張が手に取るような描写だった。シルヴァーは某海賊映画のジャックみたいな奴なのだろうか?あそこまで飄々とはしていないかもしれないが単独で生き残る海賊というのは得てしてそういうものなのかもしれない。世渡り上手?口笛を吹くと風が吹くという船乗りの迷信を初めて知ったがこれはおそらく私の好きな漫画の発想に繋がっているのだろうし、某海賊漫画のキャラに登場人物の名前が使われていたりするのを発見したりとこういう広がりを楽しめるのは多読する者の特権だと思う。随所に注釈で訳者による原作者のミスの指摘があるのがまた面白い。解説でリウジー先生が主体になる章は作者が行き詰まってた頃でありこの作家の短所とあったが、そんな事は露とも感じずスラスラと読んでいた。むしろ画面のカメラの視点が切り替わるようでいい効果があったように思う。
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冒険は終わらない。
第一部は次の一文ではじまる。
p.9 大地主のトリローニさんや、医者のリヴジー先生や、そのほかのかたがたは、わたしに、宝島についての詳細を、始めから終わりまで、すっかり書きとめておいてくれ、ただ、まだ掘りだしてない宝もあることだから、島の方角だけは隠しておいてくれ、といわれた。
読みはじめたときは気にもとめなかった。でも、読後にあらためて読むと、すばらしく夢のある一文であることに気づいた。
物語の最後の段落の一部分を抜き出すと、
p.384 銀の延べ棒と武器は、わたしにはよくわからないけれども、たぶん、フリントが埋めたところにまだあるのだろう。
ということなのだ。
宝島はこの世界のどこかにあって、その宝はすでに掘りだされているかもしれないが、もしかするとそのままそこに置き去りにされているかもしれない。
ジム・ホーキンズ少年の冒険は終わったけれど、ほかの誰かの冒険はこれからはじまる(かもしれない)。
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先日読んだ『海賊の世界史』(中公文庫)の海賊熱にうかされて読了。
これぞ海賊冒険小説!(島内での冒険・戦いがメインなので海洋冒険小説とはちょっと違う)
不穏な冒頭、旅立ちの高揚感、血で血を洗う島での戦闘…冒険小説のおいしいエッセンスが、海賊という不穏で無骨で残酷で単純で粗っぽい連中に彩られて、さらに物語の剣呑さと楽しさを増している。
主人公・ジム少年と味方側の面々よりも、敵対するシルバー含め海賊たちが個性的特徴的に描かれている。
そのなかでもやはり、ジョン・シルヴァーのキャラが格別。
主人公や味方の面々よりも、魅力的に、時に不気味に、時に憎らしく…作者、シルヴァー好きなんやな…?と思ってしまう。
そこはわからないけれど、一癖も二癖もかあるジョン・シルヴァーのキャラはやはりすごいの一言。
今現在、新潮文庫の『宝島』は新訳版が出ており、昭和26年初版の佐々木・稲沢訳版は旧訳でだいぶ古い。
海賊たちの独特のべらめんめぇ?口調(「若けえときにゃあ」「牧師さんの前(めえ)だって」など)はやや読みづらさがある。ルビもそれに準じているのでかなり独特。
まあ、これは慣れれば…なんとか。
頭のなかで「cv.緒方賢一」で再生されるのは、昭和アニメ好きの自分だけだろうか?
新訳版がどのような訳かはわからないが、cv.秋元羊介か若本則夫くらいのわかりやすいになっているのかな?
特徴的な下町のおっちゃん口調が平気な方はぜひどうぞ。