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この巻を最後まで読み終えて、延王の言った
「頼りになる臣下を短い時間で集める」ことの重要性を
実感させられる。
陽子が街に出ると言い出さなかったら、
あれほど多くの信頼できる臣下や友人を
迎えることができなかったに違いない。
逆に言えば優秀な臣下が揃ったのだから
慶はしばらくは安泰だろう。
祥瓊だけあんまり長居すると
鈴や陽子と違って年をとり続けてしまうことが
気がかりである。
陽子が何かの役職に任命すれば
改めて仙になれるのだろうか。
そもそも本人はそれを望むか。
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手に汗握る展開やったな~
面白かった!みんないいキャラしてる。
半劇画くらいの絵で漫画を見てみたい。
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さて、下巻~。
下僕です、に笑った。
このマジメなのに笑える慶のコンビ、メッチャ好きだわ~。
なんか今回また読んで、アニメ、かなり忠実にこのまんまつくってたんだなーっと改めて思った。
やっぱ一番好きなのはラストの陽子が初勅をだすとこですね。
ここのセリフのなんといいことか。
己の君主となれ。
くー、かっこよすぎるっ。アニメだと感動の涙なしには観れないとこです。
信頼できる家臣も得て、これから陽子がどういう国をつくっていくのか
是非、みたい。
そして今回は陽子と一緒に遠甫の教えを聞いていて、
十二国の在り方とゆーのを改めて考えた。
麒麟や王の存在はもちろんだが、やはり一番は命が木になる、とゆー仕組み。
婚姻というものの持つ意味がこちらほど重くない、とゆーのが
なんかいーなーっと思った。勿論家族とゆーものの価値がない、とゆーわけではない。でも家とゆーものが持つ重さ、とゆーか、そーゆー柵っぽいもんが少ないように思う。
子どもを望むも望まないも本人次第。
たとえ望んだとしても、そこに女性ならではの負担がない。
妓楼があるから、そーゆー行為自体はあるんだろうが、それに生殖の意味がないとゆーのはなんか気楽だよなーっと。
まあ、生まれた時からの身分の差、とかどの国に生まれるかで、
かなり苦労の差はでるんで、どっちがいいかは分かんないケド。
この世界の在りようというのはこの物語にどうゆう結末をもたらすのか、
すっごく興味ある。
今年は新刊出るとゆーことですが、短編集、とあるからなあ。
いきつく先は、小野さんには見えてるのだろうか?
あ、そうそうカバーの見返しを応募券にした
読者プレゼントってなんなのかなあ?
やっぱそれは全巻揃っての応募なのだろうなあ。
まあ、絶対揃えますけどね。
楽しみ、楽しみ♪
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王たる自分の不甲斐なさに苦悩する陽子、王である父を殺され公主としての地位も財も奪われ周りを憎む祥瓊、異世界に迷い込み厳しい主に仕えている我が身の憐憫に浸る鈴、それぞれ三人の少女たちの成長を描く筆使いに感嘆しました。特に祥瓊が目を開くことになる過程は素敵です。自己中心的であり厚顔無恥だったのが、自分を俯瞰して周りを見ることが出来るようになってからの彼女は実にかっこいいんですね。特に鈴とともに啖呵を切るシーンが実にかっこいい!
少女たちの成長物語であり、王道とは何かを問う物語であり、悪政に抗う人たちの物語でもある。それが一体となり感動を生みます。
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何度読んでも陽子が祥瓊と鈴に自分の身分を明かす場面はゾクゾクする(^o^)♪慶も今度は良い女王に恵まれ雁のように豊かな国になっていくんだろうな(^-^)それに陽子が考えた初敕は凄く好感が持てる!あの大人しかった陽子が最後には立派な王様だ(^^)
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上巻に引き続きあっという間に読了。出てくる半獣はどいつも恰好いいなぁと思いながらまたしても楽俊に和んでしまった。
ラストにかけての印籠やらなんとか裁きのようなスカッとする流れは読んでいて気持ちが良く、やはり何度も読み返した。これはTV版でも同じで初勅の台詞シーンは何度聴いてもいい。凄くいい。
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レーベル別で三冊目ともなれば、すでに何回読んだか覚えてないくらい読んでいるが、やはり面白い。セリフが変わっている部分に気付き、ニヤリとしてしまう場面も。次は短編の新作だとか。yomyom掲載作はかなり傑作だったので新作も楽しみで仕方ない。解説におわりはどうなるのか、という記述があったが、戴の主上のお帰りだけが長年待ち続けている一ファンの望みです
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見事に話が収斂していきます。
それぞれに背景や思惑を抱えた三人が
弱さを乗り越えて生きていく様は感動。
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少女達が自分の心の未熟さからくる過ちに
ハッと気づく瞬間の描写で
それまでその人物に対してこちらが抱いている
マイナスのイメージや感情をさぁっと洗い流してくれる
ような気がしました。
共感できる部分があるので、どの人物も嫌いになれない。
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こちらの世界から、あちらの世界の王に迎えられながら、勝手がわからず悩む主人公が成長していく巻。本当に面白いシリーズである。
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これまでの作品は、時折「?」と思わせるような展開がありましたが、今回は詰まることなく読め、作品の質が高まっていると思いました。
どういう国を目指せば良いのかと悩む陽子には共感。
自分の苦しみにとらわれる祥瓊や鈴の性根は治らないかも、、と思ったりもしましたが、祥瓊に対する楽俊、鈴に対する清秀はすごいの一言。
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何度読んでもラストの「人はね、景麒」 からのくだりが忘れられない。他にも良い場面がたくさんあるけれどここが一番胸に来る。世の中、正しいことだけが通るわけではないと痛感させられるが決して諦めてはいけないと言うのも学ばされる。桓タイ、祥瓊が好きなので二人が出会うのを待ち遠しく読んでいた。
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下巻では、慶国の腐敗と不正を粛清する戦いの中、
陽子と鈴と祥瓊が出会います。
そこに至るまでの様々な出会いや出来事を通し、
陽子は慶国の実情を知り、
鈴は自分ばかりが不幸でないと知り、
祥瓊は自分の無知と過ちを知ります。
3人の気持ちの変化と成長は読んでいて面白かったです。
これからも陽子は王として苦悩が絶えない日が続くのでしょうが、
初勅のシーンでは、これからの慶国が住み良い国として繁栄していくことが想像できて、胸が温かくなりました。
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待ちに待って読み始めたところ、ウジウジ、イジイジ、ウツウツとした娘が3人で鬱々としていやがる。あらやだ、今回は盛り上がれない、入っていけないのではないかと、違う意味でハラハラしながら読み進めたら無事に展開して大活劇、最後にはしっかり感無量。
陽子は初勅を何にするのか、何にするべきか、もし自分なら何にするか(笑)を考えるのは楽しかったし、結果には満足した。
彼女たちは年齢は同じ頃だが、本来の生きた年数はまったく異なる。一番長いのが一番子供染みているのが不思議だが、心を閉ざし、学べず愚かなままでいることは本当に恐ろしい。
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上巻に続き、下巻はもっとあっという間に読んでしまった、、、なんだかもったいなかったかも(と十二国記シリーズは毎回そう思う)
なんだかパッとしない少女3人がだんだんと成長していくのは読んでて気持ちがいいね。
乱の場面はなかなか緊迫感があって勢いがあって、結末は想像つくのに、夢中で読みました。
陽子も話し方だけじゃなくて王らしくなっていって、王として目指す道を見つけられて、もっともっとその後が読みたい
次も楽しみ♪