紙の本
ばななさん
2021/11/03 22:26
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投稿者:もる - この投稿者のレビュー一覧を見る
ずっと浸かっていたいこの世界。自分の奥底の気持ち、言いたかったことを全て言語化され、どんどん解毒剤を飲んでいる気持ちになり、ストンと落ち着いた。
こんなに穏やかな心で過ごしたときは、一体いつだったか。
色々激変したこの世の中で、やはり食は大事!と痛感。
同じ母として、子どもを簡単でも手作りの食べ物で育てていきたい。
巻末のお姉様のレシピ大好きです。
紙の本
楽しく読みました
2015/02/26 14:35
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投稿者:たーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトル通り「ごはんのことばかり」、ちょっとした移動時間に手軽に読めます。
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特別な食べ物は出てこない。どちらかというと、毎日の家庭料理や、気のおけない友人たちとの食事。それらを著者の、柔らかくも時折どきっとさせる視点で語った一冊。
平松洋子や高山なおみのエッセイにも似た空気があるので、二人のエッセイが好きな人にも気に入りそう。
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久しぶりに読んだよしもとばなな。
大きくなってお母さんになってた。
感覚はそのままなんだけど、でも日常がはいってきて、
よしもとばななの持つ世界観がぐにゃってなってた。
最後は読むのが辛くなってた。
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特別でなくいつものご飯が並べられたもの。何だろう。読んでてモヤモヤする。ほっこりはするのだけれどモヤモヤする。目の前のものから何を見てるの?と聞いてしまう。話が進むと時も進むのはいい。
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特別なものは出てこないというが、
普通の食卓には出ないぞというものが
割と出てくると思ったのは私だけか。
でも、ご飯に対する姿勢には共感できます。
チビちゃん、かわいい。
私の姪っ子ちゃんも今からいろんな食べ物に出会うんだろうな。
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食にまつわる、ばななさんのエッセイ。
初めて読んだけど、文章が心地よくほっこりしてとても気持ちが良かった。人に対し暖かくおおらかな感じがよかった。
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江國香織のエッセイと比べるとこちらはエスニック系が多し。なんか子どものいるいないが関係しているせいなのか、こちらに共感。目線がなんか近い。文章もこちらの方が好みだなあ。
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よしもとばななさん、本当に食べることが好きなんだ、と素直にそう思えた。食を通したお子さんへの想い、お店で食事を作る方々への想い、一緒にごはんを食べる仲間への想い、周りの人への温かい、純粋な気持ちに触れて、心がほっこりしました。おいしく、丁寧に、感謝の気持ちをもって食べよう、と自分の食への向き合い方を改めて考えようと思わされます。
自分の中に1本芯があれば、たまにはカップラーメンや出来合いのお惣菜をたべることがあってもいいじゃない、と豊かな心でそう思えると思う。手作りが一番って無条件に、無意識に思ってしまう私にとっては、この本との出会いは運命的でした。
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最後に読んだのはなんだっけな?何か合わないと思って読むのをやめていたんだけど、よしもとばななを久しぶりに読んだ。
これは、すんなり受け入れられた。
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美味しい料理の紹介に止まらず、食べるということに関する諸論や料理を介した素敵な人々との交流のエピソード、延いては人々のライフスタイルや生き方についてまで言及されているので、”ごはん”というものの本質的な意味を考え直してみようかなという気持ちになるエッセイ 格式張らない優しく温かい文章に癒される 読後は何か体に良くて美味しいものを食べた後のような心地になった
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『キッチン』しかり、『なんくるない』しかり、この人は食のシーンを大切にしているのがよくわかる。実際、作品の中で一番印象的なのもやっぱりそこだったりする。
そんで今回は食だけのエッセイとな!実生活を垣間見れば納得ですよ。日常にひっそり存在する「幸せ」や「愛」のひとつの描き方として、私はこういうのすごい好きです。
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おなかがすいてくる本。中村屋のインドカリー、昆布屋の塩、エスニックな小魚のお菓子…読みながら食べたくなるものがたくさんありました。
食べることを大事に丁寧にしたくなる本です。
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この本の中には幸せな時間が流れている。
タイトル通り「ごはんのこと」のエッセイだけど、あれが美味しいこれが美味しいってだけのエッセイではない。
美味しい食べ物は自然発生するわけではなく、その食べ物を作った人がいて、居心地の良い空間があって、一緒に食べる人がいて、その全てが「美味しい」になくてはならないのだと分かる。
美味しいって感じる時、私は幸せな時間の中にいたんだなぁ。
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「ぱくぱく」という擬態語を思いついた人はすごい。
そう思わされる食べ物エッセイ。
これまで読んだ食べ物エッセイの中で一番すきかもしれません。
びびっときた部分を抜粋で。
p89
「うんと若い頃、気持ちが外へ外へと向かうときにはわからなかったおいしさだった。外へ外へ向かっていると、お金を出して買えないものはないというふうに錯覚してしまうことがある。」
p133
「人生がきれいごとだったらどんなにいいだろう。(中略)でも人間はそのようではないし、きれいごとを創るためのエネルギーはけっこうばかにならないので、そんなことはどうでもいいからそっとしておいてくれ、だめなままでいさせてくれ、胸が苦しくてもすれ違ったままでも愛してると思わせてくれ、と私はきっと老後にも思うだろう。」
彼女の本を読むと、心のバランスがとれます。
私にとってそれは吉本ばななと村上春樹で、他の人には他のそういう作家がいるんだと思う。
高校の頃から尊敬している国語の先生は、彼女がどんどんオカルトのような文章を書き始めて残念だと言ったけど、私は彼女のそういう文章も好きです。
もしかしたら、女性の方が「全体として感じる」ことができるからかもしれない。
私は私が食べたものでできている、というのは料理そのものだけではないのだな。
そう思う一冊。