紙の本
鯖猫>>>絵師
2018/10/17 17:16
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
サバの無敵っぷりが最大の魅力です(笑)虐げられてる絵師さん、お気の毒。
この巻で気になった点は
.最初のエピソード 娘たちの名前がこんがらかってとても読みにくかった
.三次が上手く機能していない
無駄にややこしくしただけでした。
忠犬アジのエピソードが泣けました。あのまま鯖猫長屋にいてくれれば嬉しかったな。
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鯖縞の猫、サバがいいスパイス。
この作家さんの他の作品にも猫が出てくるみたいなので、またチェック、と。
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【収録作品】其の一 猫描き拾楽/其の二 開運うちわ/其の三 いたずら幽霊/其の四 猫を欲しがる客/其の五 アジの人探し/其の六 俄か差配/其の七 その男の正体
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のんびりした江戸の話かと思っていたら、意外な最後。とは言え、ひとつひとつに情緒と可笑しさのある話が続き、また読みたくなった。
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猫が一番偉いという「鯖猫長屋」をめぐる時代ミステリ。とりあえず猫好きは帯の文句だけで食いつきました(笑)。
猫らしからぬ貫録と威風とを見せつけるサバがいいなあ。そしてその飼い主である拾楽のいわくありげな様子も気になるところ。ちょっとした騒動が起こりつつ、終盤に向けて明かされるさまざまな謎にはらはらさせられます。
お気に入りは「いたずら幽霊」。怖いような、切ないような、そしてほんわかする一話。
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鯖猫長屋と呼ばれる長屋に、
縞三毛猫のサバとともに暮らす捨楽。
かつての仲間が殺された訳を探るため、
元盗賊という身を隠し
猫の絵ばかり描いている絵師に
なりすまし、身を寄せる。
捨楽と猫のサバのコンビと、
長屋の人々の間に起こる
様々な出来事
キャラがみんな好き
一癖も二癖もあるわけあり達
意外と切れ者の差配
おせっかいな大工の女房
いわくありげな若くて美人なお智
お金にだらしない魚屋の長男
みょーにかっこいい同心
みんなそれぞれ好きになる要素たっぷり
ミステリアスな江戸市井の人情エンタメ系
はなよりもなほ・・・のような
映画になってほしいなぁ
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ところは江戸の根津宮永町。鯖縞もようの猫が一番いばっている長屋があった。人呼んで「鯖猫長屋」。猫の名はサバで、飼い主は、三十半ばの売れない画描き拾楽。なぜサバが一番えらいかって?それはサバが永代橋が落ちることを予見し、長屋の面々を救ったから―。そんな猫様が仕切る長屋で次次と起こるふしぎな事件。謎を解くのは、画描きの拾楽?それとも…。突然越してきた美女、大道芸が得意な浪人者…。「わけあり」な人々と猫が織り成す大江戸謎解き人情ばなし。
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鯖猫…?なんだ鯖猫って…??そんな猫種にひかれて借りてみました。
いや~、面白かった。ホント久しぶりに新しい著者で面白かった!と感じました。
絵描きの拾楽(しゅうらく)が飼っている猫「”サバ”の大将」は長屋のみんなに一目おかれるほどのイイ猫っぷり。よっ!大将!と言いたくなりますね~。
猫屋に成田屋…イイっすねぇ~!!
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長屋で一番偉いオスの三毛猫・サバ、賢いのう(⌒~⌒)ニンマリ。イメージが表紙絵そのまんま。そんな猫ちゃんと絵師(実は義賊)・拾楽が長屋に起こる諸事件と敵討ちを解決する人情話。面白かったです。三話「いたずら幽霊」と五話「アジの人探し」は泣ける。アジとは長屋に迷い込んできた犬のお話。犬好きの方にもオススメ。
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読みやすいので「歴史知らないし」「言葉が難しそうだし」と
江戸ものを食わず嫌いしている人でも充分楽しめると思う。
逆に特に人情系が好きで、江戸モノを沢山読んでいる人などには
口当たりが軽過ぎて若干物足りなさが残る可能性もあり。
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「長屋もの」好きで、「ふしぎもの」好きでもあるので借りてみたのですが、「ふしぎ」要素は期待したほどでは無かったですね。でも長屋ものとしてはほんとに面白かったし、賢すぎる猫だけでなく賢すぎる犬も登場したので、犬好きとしてはたまらんかったです。特に大型犬っちゅーとこがまたナイス! 成田屋の旦那、北村一輝のイメージで読んでたんですが…違うかな?^^;
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なにしろ、猫が可愛いです。サバが偉そうなのに可愛い!全体としては読みやすいし(少し言葉が軽い様だけど)話も自然に語られた出来事が後でまとまって、なるほどと感じられる。ただ、章の頭に「問わず語り」が入るのは私は無粋だと思いました。このせいで最後の敵は明らかに過ぎるし、これがなくても話の中に自然に織り込めたはず。それはともかく、サバだけでなく登場人物が魅力的。主人公の草臥れてるんだけど凄みがあるところ、差配さんの年齢を重ねた魅力、女性陣のしっかり者で仕切り役や、影と秘密のある女や、可愛らしいけど芯はしっかりした娘や、男性陣は情けない風なのもまた良し。シリーズ化してくれれば嬉しい作品。
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長屋が舞台の短編連作集七話。あんまり「ふしぎ」ではなかったですが…なんといっても猫のサバ。忠犬も出ますが、やっぱりサバ。
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連作短編。
悪かないが良くもない。
ふしぎ?そんなもんあったか?
少し出来過ぎなところがある。
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猫が一番偉いという一風変わった「鯖猫長屋」を舞台に描かれる連作時代小説。
前半はどうにもテンポが悪く感じてしまったのですが、途中から気にならなくなりました。
各話冒頭の「問わず語り」が効果的に使われていて、様々な謎が1つの像を結ぶようにしっかりと結末に落とし込まれる。
人間世界のあれやこれやを全てお見通しのサバ。
"主役はオレだぜ!"的なつんと澄ましたサバが描かれた表紙絵が、拾楽とサバの関係性を良く表していますね(笑)
「アジの人探し」が特に良かったです。
長屋の面々も成田屋の旦那も良いキャラだし、続編に期待します。