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みんなのレビュー186件

みんなの評価4.1

評価内訳

186 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

期待を裏切らない面白さでした。注目したいのは、3話「追跡」である。

2016/12/07 10:34

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

期待を裏切らない面白さでした。短編であるので要点が明確だし、読んでいても集中力の続く内に完結するのも良い。さて、シリーズ3として注目したいのは、3話「追跡」である。イギリスの新聞記者であるスパイが、D機関の“魔王”こと結城中佐の実体に迫るのだが、逆に結城中佐の罠に嵌ってスパイとしての自分の身分を暴かれてしまい、もっとというより最悪の事態として、これまで日本国内で作り上げてきたスパイ網(アセット=資産)情報まで奪われてしまう。多分、結城中佐の側では、彼が周囲を嗅ぎまわり始めた瞬間から彼を無力化すると同時にアセットの“乗っ取り”を画策したという筋書きと推測した。彼は、限り無く結城中佐の実体に肉迫したと思うのだが、それに目を奪われてもっと大きなゲームに敗れたと言ったところか。あのジョン・ル・カレが膨大な紙面を使って描き出す世界を短編で楽しませてくれるのだから堪らない。
 更にもう1作は4・5話「暗号名ケルベロス 前・後編」である。まず、珍しく120ページだから中編と言うべきことと、その内容である。要は、アメリカから日本へ向かう客船の中で、ドイツのエニグマ暗号の秘密を解き明かすため日本へ向かう英国情報部員とD機関の戦いが主題なのだが、そこへエニグマを盗むために忙殺された船員の妻が敵である英国情報部員を殺害するという横槍が入ると筋書きである。結局、D機関員の鋭い推理で犯人は捕まるのだが、その際、自決を覚悟した妻から“幼女”と“愛犬”を託されてしまう。存在しない存在であることを旨とするD機関員にとって、現実の存在である“幼女”と“愛犬”を託されるということは大変なことである。今後の展開が気になる。なお、本編では、欧州での第二次世界大戦が熾烈さを増しつつも、日米開戦はまだでアメリカも参戦していないという微妙な状況下で、大西洋航路と参戦国間の交流が途絶えている中で唯一残った交流路である太平洋航路の微妙な状況が描かれている点が興味深い。
 さて、この『ジョーカー・ゲーム』(2011)でスタートした短編集は、『ダブル・ジョーカー』(2014)で終わったと思っていたのだが、どうも好評につき [ジョーカーゲームシリーズ]として継続されるようである。既に4作目である『ラスト・ワルツ』(2015年1月、角川書店)が発刊されている。なお、ウィキペディアでは、本シリーズを「D機関シリーズ」と称しているので私もそれに倣うことにする。

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紙の本

相変わらず面白い

2014/01/29 16:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

スパイ養成組織“D機関”ものの、第3作です。少しずつ、結城中佐のことが明らかになってきますね。作者は、時代や地域に合わせてその雰囲気を表現するのが上手なので、昭和初期の日本や海外の空気を感じることが出来、それもこの小説の楽しさのひとつです。

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紙の本

良くも悪くも3作目

2023/10/26 10:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:狂ったチワワ - この投稿者のレビュー一覧を見る

安定している内容で、読みやすくレベルも高い

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紙の本

ずっと読んでいたい

2022/06/08 11:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る

おもしろい。
設定もキャラクターも抜群。
ケルベロスの話のスパイさん、最後に、極めて困難なミッションを授かりましたね。

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紙の本

結城中佐の謎は深まるばかり

2017/05/16 22:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る

結城中佐の過去が今明らかになる、と思いきそんなことにはなりませんでした。結城中佐は作中でも明らかになっていることは少なく、本当に名前のない人ですね。「暗号名ケルベロス」では殺人事件が起きて、後半から王道ミステリっぽい展開になってます。安定した面白さがあります。

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電子書籍

ジョーカーゲームの秀逸

2024/01/17 22:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

ジョーカーゲームシリーズは、どれもおもしろいですが、個人的には、この巻が一番好きですね。結城中佐の正体を暴こうとするアーロン・プライスが中佐の過去に迫るという追跡、も良いし。ハワイ沖の豪華客船の暗号名ケルベロスも良い

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紙の本

どの作品も面白いが

2022/10/15 08:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

どの作品も面白いが、とりわけ相手の動きを逆手に取る作品が面白い。このような連作短編集は上手な作者にかかると、短編の切れ味と長編の物語性を併せ持った作品になるのだが、このシリーズもそれに近い面白さがある。

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紙の本

最高!

2015/02/22 15:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なかこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

大好き!
このシリーズ大好き!!!
映画も気になる…

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2013/07/14 18:42

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2013/06/25 21:49

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2013/06/25 23:40

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2013/06/29 13:03

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2014/08/16 13:13

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2013/07/01 10:54

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2013/06/26 11:30

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