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料理ってすごい!料理人ってすごい!!
こんなふうに、自由に料理を作ることができたらいいなぁ・・・食って毎日のことだから、すごく大事。
自分のためだけでなく、家族や友人のために、創造的な料理を作ることができたらいいのになぁ~・・・と思うには思うんですけどね・・・ww
ちなみに、私もカレーにはジャガイモの代わりに大根を入れますw
そんな共通項をみつけて、ひとりほくそ笑むtantanなのでしたw
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「近々我が家でもお食事会をする予定があるの。家にも来てこういうご馳走、つくってくれる?」
フミコの出張料理人としてのスタートは、近所のおばちゃん同士のような約束が出発点となる。ただしフミコはパリの一流レストランで3年も修行を積んだ腕を持ち、お食事会を開くのは上流階級のセレブたちだ。フミコが手掛ける料理の味は人々を虜にするのに時間はかからなかった。瞬く間に大人気となり、必要にせまられ、有限会社を設立する。口コミで始めた出張料理人は、気が付けば個人邸宅でのシラク元(仏)大統領夫人を囲んでのランチ会の依頼を受けるまでになっていた。
高級料理を中心に話が進む為、洗練された上流階級の香りが漂う一冊ではあるが、彼女のプロの料理人としての料理へ向き合う姿勢は学ぶべきポイントがいくつもあり、珍事件続出の面白ネタも満載だ。出張料理人は、完璧な料理を出すこと以外にも様々な目的があるのではと暗中模索し、「五感」を使って料理を探究し続けるフミコ。是非、彼女の作る「ミロのスープ」を味わってみたいものだ。
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自宅パーティなどの出張料理をする料理人、フミコさんのエッセイ。初めから料理人を目指してなかったというのはすごい。繊細な心遣いが食べた人を満足させるんだろうな。
おいしそう。
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狐野扶実子さんは求道者である。フミコのやわらかな指が子ルドンブルー卒業から、シェフとして認められるまでの話とすると、この本はその後の出張料理人として活躍する時期の話を描く。儲けようや有名になろうという野望や虚栄心とは無縁である。ただ味を調理をとことん追求しているのである。この本を読んで目の前の課題に一生懸命に取り組むことの大切さを学んだ。
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フランスの名店でスー・シェフまで務めた著者は、友人の家で料理を作ったことから口コミで顧客の輪が広がり、出張料理人となる。「五感を使って食材と対話する」ことを信条に、どこでもどんな時でも創意にあふれた料理を作って喜びと感動を届ける、出張シェフの奮闘記。
タイトルに「世界」と付いているが、基本はフランス国内、依頼さえあればどの国へも飛んでいく、というスタイルのようだ。エッセイもほとんどがフランス国内での話だった。
ホームパーティや自宅での食事会で一流の腕をふるうのが著者の仕事であるが、家での食事会で外から料理人を呼ぶ、ということからわかるように、著者のクライアントは一定以上の生活水準にある人ばかりである。家やインテリア、生活ぶりの描写もなかなか豪華である。著者がカナダに呼ばれたときは、広大な土地の中に野菜やハーブの畑があるだけでなく、牛や羊までも放牧されており、料理を提供する25人のゲストのほとんどが自家用飛行機やヘリでやって来ると言う。様々な美食で舌が肥えたゲストばかりなのだろう。そのような世界で著者は一人奮闘し、高い評価を受け続けてきたのだ。
さらに出張料理では、いつも異なる環境、異なるキッチンで仕事をしなければならず、ゲストの食べ物の好き嫌い、アレルギー、宗教によっても食材や調理法が制限されるという難しさがある。そのような厳しい条件下でも著者は決して手を抜かず、ゲストが楽しいひと時を過ごせるよう、ベストを尽くそうと努力している。その姿はとても格好良く、プロフェッショナルの仕事をしていると感じた。
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この人の本を読むのは2回目
出張料理の苦労話
建物のドアが開かない
皿の保温に使うはずの食器洗い機が汚れた皿で一杯
風邪で味が分からなくなることも
印象深いのはカナダの富豪の所での2週間の料理
風土が違うことで食材の味、料理の仕上がりが違う
牧場のウシや鶏、自由に使って、というのも凄い
客は自家用機やヘリコプターでやってくる
88 老人は生の魚苦手多い
141 食事会、男女交互に座る。カップルは離す
143 シラク大統領夫人、エレベーター故障で6階まで階段
156 メインに豚肉(日本以外では)使ったことない
160 ビズの回数
221 カナダ人のフランス語は大昔のフランス語
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こんな職業があるとは、この本を読むまで知りませんでした。フランスを拠点に、ホームパーティなどの料理を
出張してつくっていた女性の手記。
いらっしゃる方にあわせて配慮して、会のコンセプトをふまえてメニューを考える様子がとても面白かった。仕事を大事に、楽しんでいるのも伝わってきました。
明るい前向きな気持ちになれる本。食事を毎回、味わおうと改めて思いました。
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パリ駐在員のパートナーを持ち、料理教室に通うというのはよく聞くような「外国で学んできました料理研究家の女性」の経歴かと思えば、そんなヌルいものではなかった。コルドンブルーでなぜ食材をこのように切るのか?と考えていると手順が遅くなる、そこはアメリカ人の同期から早い作業の必要性も学ぶ、さらにパリのレストラン、アルページュに掃除係としてもぐりこみ、パイナップルのロースト(とても手がかかる)を成功させデザート係に、というところからですよ、この穏やかな語り口からは想像できないほどの情熱、まず最初に掃除の仕事から入るという、衛生を求められる調理場は、汚れているのは目ではなく匂いで判断されるというのに、目からうろこがぼろぼろ落ちる洞察力。駐在員の奥様だったら掃除係の仕事を選ばないでしょう、これは本気である。
最初は知り合いのホームパーティの手伝いをするうちに、フランスの国民的料理・ラタトゥイユを丁寧につくりメインディッシュにする(全ての野菜を別々に炒めている・これはとても時間がかかる)というその手間隙にぐっとくるし、そのディナーゲストがジャン・ポール・エヴァンが招かれているのに気が付き、デザートにチョコレートを出さなくてよかったと冷や汗をかくが、実のところ、彼女がパリにきたときにエヴァンのチョコレートは本当に素晴らしいと思っていて、2粒を自分のごほうびにとても大事に食べていたというエピソードにさらにぐぐっ!とくるのである。
顧客は壮大なお屋敷に住むセレブリティであったりするが、市場での食材への好奇心、厨房で助けられるメイドに向けるまなざしも優しく、きっと彼女の食材を扱う手は美しいだろう。
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出張で料理を作る・・・それはいつも同じ厨房で作るよりはるかに工夫が必要だろう
それに向かっていく姿勢が好印象
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「出張料理人」というお仕事は、究極の実力主義のビジネスなんだとビックリしました。
読む前は、料理の出来よりも、どちらかというと女性シェフ本人のおしゃれさや美しさ、素材の値段の高さや珍しさが取り柄の、ファッションモデルの亜流のような世界かと勝手に誤解していました。
もしかしたら日本国内の非常に限られたコミュニティの中ではそれでも通用するかもしれませんが、この著者のいる舞台では実力がすべて。ゲストや依頼主に「驚き」と「喜び」を与えて初めて次の仕事が来る、という世界です。
一度でも失敗したら二度と呼ばれないであろうことは読んでいてひしひしと感じられ、実際の仕事の場面では読んでいる私まで緊張しました。
著者がそんな厳しい世界で生き抜いてこられた理由は明らかです。料理のすべてを本当に愛している。とにもかくにもそれがすべての根源にある、という感じでした。
その著者からあふれ出している「愛」が、食材選びや一緒に働く人たちやゲストたちに波及していく様子がすべてのページから感じられて、読んでいる私まで幸せな気分になりました。
仕事と人間の一番理想的な形だよなぁ、としみじみ。
世界各国の大富豪たちの生態(?)もこの本の読みどころの一つです。
「ミロのスープ」の名前にまつわるエピソードなんかは、日本人の国民性とは違うリアクションでおもしろいなぁと思う。
いろんなキッチンや邸宅内の描写もすごく興味深いです。
究極は、カナダの大富豪。息子は飛行機でハーバードまで週末ごとに往復していて、食材はぜんぶ自宅周辺で作られていたり(肉もそのエサも自家製!)。
そんな人たちにも臆することなく、レシピを考えながらわくわくしている著者に、「肝が据わった人だなぁ」と感心します。私ならビビリまくってしまうだろうな。
とにかくおもしろかったです。
著者が出しているフランス料理のレシピ本には、素材の扱い方や料理の手順が非常に丁寧に解説されているそうなので、買って読み込んでみたいと思いました。
きちんとしたフランス料理を自宅で作ろうなんて今まで思ったことなかったですが、この本を読んで、作ってみたくなりました。
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とてもワクワクする本だった。
新しい顧客、新しいキッチン、新しい食材。
それらを使った料理たち。
顧客の話を聞き、五感で調理する。
事前準備は怠らないが、当日のトラブルにも顔色を変えず対応する。
顧客にとても喜んでもらうが、自分が納得の行く料理はなかなか難しい。
というか、自分が納得いかないのに、喜んでもらうときにもやもやと矛盾を感じる。
私はこんなに誠実に仕事をしていただろうか。