紙の本
気楽にふんわり楽しみたい時向け。
2015/08/11 17:51
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公がひょんなことから働かされることになった「日記堂」は、訪れた客に店主が適切な日記を勧め、お代を後でもらう店。店主はなぜか客の素性も性格も隠していることも知っているというファンタジックな設定で、ありがちといえばありがち。話の辻褄が合わない部分を都合よくファンタジー性でごまかしている気がしなくもないが、話のテンポ自体はよくて、時々不気味要素を交えつつも明るく楽しく進んでいくので読みやすい。主人公がお人よしすぎてイライラもするが、お人よしだからこそこんな奇妙な店でやっていけているのかもしれない、という納得感もある。話の筋そのものよりも、雰囲気や登場人物のやりとりが持ち味。
表題についてひとことつけ加えるなら、ハードカバーの時の題名(「日記堂ファンタジー」)を文庫本化する時に変えるのはあまり感心しない。
紙の本
罠にはまった気分(笑)
2015/12/25 21:18
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中まで読んで何となく気が付いた「これ、読んだことあるぞ」。
そう『日記堂ファンタジー』の再版でした。
加筆した所もあるらしいので、これはこれで最後まで読みました。
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今回は(たぶん新しい)登天郵便局のある場所のすぐ近くに位置する、日記堂が舞台。日記堂は、書き記した日記を売り買いする不思議なお店です。
主人公はここの店主である猩子さんに買われ?てしまった、一介の大学生である鹿野くん。
この猩子さん、なんと登天さんをパパと呼んでいたーーー!!?えぇぇー!?あの人の良さそうな、いつも手紙を燃してるおじいちゃんが、この和装美女のパパとな!?そしてついに、登天さんの正体が明らかに!?
いやー、面白いです。やっぱり登天郵便局界隈は面白いですなぁ。
んー、でも、今までより、こう胸にぐっときて泣いてしまうわー( ノД`)シクシク… ってことはなかったなぁ。ひたすら猩子さんに度肝抜かれるばかりで…笑。それもまた楽しいんだけどね。
うーん、出てくる人があんまり共感できなかったからかなぁ。あの酷い親戚連中にも、佐久山さんも、丸山先生にも、その浮気相手にも、ジャスミン嬢にも、共感できないからなぁ。うわー、こんな人周りにいたら、私ならぜーったい関わりたくないわー、って思うばかりで…苦笑。鹿野くんがイラつくの、よーく分かりますよ。君は人がよすぎですよ(私もよくそう言われるけど、君ほどじゃない!…はず)。
次は感情移入できる話だといいなー。次巻は、探偵社だそうですよー?今度は誰の正体が明らかになるのかなー?楽しみだなー!
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堀川アサコさんの幻想シリーズ第3弾です。相変わらず青春進行中の主人公が微笑ましかったです。また、過去のシリーズとの絡みもあり、「なに!!そういう関係なの!?」と驚きながら楽しく読むことが出来たと思います。日記店から読み始めた人はぜひ過去のシリーズも読んで欲しいと思います。
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物語がこなれてきたのか、慣れたのか、
物語の世界にすぐ入れるようになった。
他人の日記を売り買いる女店主の目的とは?
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幻想シリーズの中では一番好きです♥
私も日記をつけていますが…
人の日記、少し覗いてみたいかもです。
登場する個性的な登場人物たち、
とてもホッコリする内容でした!
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幻想シリーズの第三弾。
今回は幻想郵便局に出てきたおなじみの顔ぶれも再登場。
日記がキーワードなのだけれど、確かに日記と云うのは人に読ませるために書くわけじゃないよね。
だけど、以前いた同人誌(注:純文学)では書かれた時点で日記も読まれること書き手は想定しているって言ってた人がいたなぁ、としばし懐かしい思い出にふける……。
『土佐日記』と『竹取物語』が重要なキーワードになる。共に読んだことがあるなじみ深い古典。ていうか、古文のチョイスって同じものが繰り返してないか?
なーんてことも読みながら思ったのでした。
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やっぱり、言葉は大事なのですね。幻想シリーズの他の2作とはちょっと趣が違うような気もしましたが、まあまあでした。
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シリーズ3作目。この世にある日記を集めては助言を求めている人に売るお店・日記堂。日記には言霊が宿る。人に読まれることを前提に書かれておらず無防備だから書いた人の本心が表れる...今までは幽霊など目に見えないものが多かったけれど、今回は、時空を超えたお話に。このシリーズ特有の、ふんわり穏やかな雰囲気も漂いつつ、怪盗花泥棒などちょっと穏やかではない事柄も。今まで以上につかみどころのないお話で先が読めず、どうなるのだろうと思っていたけれど、最後は無事に解決して良かったなと思います。登天さんや鬼塚さんなど、このシリーズの登場人物もちらほら。特に登天さんの正体にはびっくりです。
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今回は、大学生の鹿野知哉くんが主人公。日記を売り買いするお店でバイト?することになります。
日記店の猩子さんもやっぱり不思議な人で。。。
相変わらずの幻想ワールドです。
幻想郵便局の登天さんの正体がわかります!
屋台カフェの美味しいお茶、いただきたいものです。
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ライトな内容でほのぼのとしているので、考えずに素直に読める。
このシリーズは主人公だけでなく、まわりの人たちが素敵。
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幻想シリーズ3作目。
今回は和装美女が営む「日記を売る」お店。
インターネットのブログが普及した今、あらためて「日記」というものの意義を考えさせられました。
前2作同様、たくさんの小さな謎が解決されながら結末に向かいます。
登天さんと猩子さんの正体には驚きというか、何というか……正直、やや強引な印象を受けました。
主人公のお父さんのミントティーがおいしそうです。
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幻想シリーズの最新刊ということで、さっそく読みました。 相変わらずの、のほほんとした雰囲気がよかったです。 今までと違い、日記店という変わったお店でしたが、 誰かの日記がほかの誰かの役に立つ場合も、確かにあると思いました。 こんなお店があったら是非行ってみたいです。
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思った以上にメルヘンチック。
食堂かたつむりだとかああいったほっこりな
お話と思って読んだら裏切られたー!
意外にミステリー要素もあり…。
であればもう少しスピード感というか、
スパイスが欲しかったかなという印象。
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幻想シリーズも、もう3作目。初めての男性主人公でワクワクしていたものの、ちょっと強引な話の進め方のような?美人店主に振り回される感じや、「日記店」というワクワクする設定はとても好みだった。思うに、最後のネタバレ部分がしっくりこなかったというか、無理やりだと感じてしまったのかも。登天さんがまさか、という(笑)
あと、主人公の父母がとても良い描かれ方だったなー。他人の真似ばかりする子も、いるいるwって思った。シリーズ続編にも期待。