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‘旅‘とタイトルにつくだけあって、主人公ラゴスは旅をします(;´▽`A``
冒険ではなく‘旅‘です。
旅の中では奴隷になったり、国王になったり・・・・・。
いろんな場所に赴き、いろんな文化に出会い、いろんな人物と出会う・・・。
戦闘のないワンピースっぽいかな
旅の雰囲気を感じ取れる。
ラゴスと同じ視点で旅をするわけです。
架空の世界とは思えない、そんな世界観もあります。
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初めて筒井康隆の本を読みましたが,すごいっすねぇ.こんなに
薄い(文庫220ページ程度)の本なのに,きっちり世界を描ききっ
た上で物語を展開させるのはかなりすごいです.通常のSFとか世
界を描く必要があるので厚くなりがちな所を,少ない言葉できっ
ちり世界を描いて見せるのは,ほんとにすごい,としかいえませ
ん.
本の内容自体もかなり面白いので,古い本ですが,SFの好き嫌い
に関わらず是非!,と薦めれる本です.
2009.06.27(Sat)読了
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ラゴスという主人公の生涯を描いた作品で、大河小説なんだけど「ダイジェスト版」みたいな感じ(^_^;)彼の生い立ちからもっと丹念に書いてもらいたい気もします。文章がカタイなぁと思いましたが、結構サクサク読めました。通勤文庫にいいかも。
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薄い本であるのに、なんという壮大さ……
北の共和国から、南の王国まで、しっかりと構成された
世界観があるのだろうが、短く簡単な文で述べている。
集団転移で語られたように、各々の想像力に委ねるスタンスが、
世界観に広がりを持たせているのか。
登場人物も魅力的で、最後まで読んだ後は
ラゴスがどうなってしまうのかはもちろん、他の人々のその後も
非常に気になる。
初めての筒井作品だったが、他の作品も読んでいこうと思う。
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あまり評判自体を聞かないので、ここでオススメしておきます。
しっかりとSFで、変な脱線もなく世界観も素敵な小説です。
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いやぁ・・・おもしろかった。
ラゴスという男が、世界各地を旅する話。なのにファンタジー要素もふんだんに加わってる。
世界観的にはドラクエとかそんなのを想像しながら読んでた。
旅をしていって途中で様々な人に出会い、様々な出来事に遭遇して、様々な経験をするラゴス。時に王となり、奴隷となり、美しい少女と出会い。
その一つ一つに確かな重みと質感を備えた珠玉の短編集。
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この薄さでこの世界観。
安易な言葉で申し訳ないのですが、すごすぎる。
ラゴスの一生をかけた旅に心の底からわくわくしました。そしてファンタジーでありながら、旅を続けるにつれて、年老いていくラゴスのそのリアリティが妙に哀愁を誘うのです。
進み過ぎた文明への批判的なまなざしとか、そんな世界観構築の背景を抜きにして面白い正統派のファンタジーです。
かの名作、エンデの『はてしない物語』を思い出しました。
《所持》
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文明が滅びた後の世界から、今の文明を考える。哲学な話。おもしろかったけど、ちょとラゴスがいい目みすぎな気が。
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人生をかけたラゴスの旅は筒井さんのまさに新境地的作品で、
高度な文明を失った不思議な異世界は様々な教訓と壮大なロマンに満ち溢れていた。
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四季さんに薦められて読んじゃった(^-^ゞ
始めはファンタジー系か…
苦手だな…(*ノωノ)
って思ってたけど、ある部分から人間の本質を掘り下げて人の愚かな部分と希望を見出だし先導者となる…
そこからは、ノンストップで一気に読んじゃいました(*ノωノ)
確かに筒井康隆の世界観の成せる技ってのを体感した
(*ノωノ)
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「馬は崖をとび出すなり前肢をやや交差させるように揃えて宙へ突き出した。わたしたちはそのままの速度で高みへと翔んだ。はるか行く手の高みにわれらを待ち受ける、雲。」
悔しいくらい面白かった。
今まで生きてきて、読書家とは言えないまでもそれなりに本を読んできて、
まさか今更こんなにわくわくさせられる話に出逢うとは思ってなかった。
読書を楽しむって、こういうことを言うんだと読みながら思い知らされた。
何処が素晴らしいのか、具体的に言うことが出来ない。
もしかしたら全部素晴らしいのかも。
知らない内にラゴスと「同化」している。
わくわくしたりどきどきしたり、文章を噛み締めながら読む感覚。
飛んだときなんかは、なんだかもう、泣いてしまった。
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とても古い作品なのに先日本屋さんに並んでてビックリ。
世界の広がりを感じさせてくれる作品。
父が勧めてくれて読んだことを思い出す。
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こういう想像力が必要なお話は大好き。
スカシウマって、どんな馬?
ラゴスは氷の女王(デーデ?)に会えたの?
読み終わってからもまだまだ続く…。
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筒井作品っっぽくないような気がしつつ、読み終わった後にやっぱり筒井作品だ…と感動。この世界観が好き。
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200ページ弱とは思えないくらいの内容の濃さ。
ラゴスも、ほかの登場人物も、時代設定も、結末も、タイトルも、背表紙も、
全部が好き。ずっと手元に置いときたい一冊です。