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皇居東御苑の草木帖 みんなのレビュー

アート本

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (2件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本

質量内容ともに非常にハイレベルな素晴らしい一冊。

2015/10/12 23:52

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルが示す通り、皇居東御苑の植物を紹介した本。御苑の位置に従って、各場所に植えられている植物が網羅されているだけでなく、その周辺でひっそり自生する野生の野花なども取り上げられているのが嬉しい。

各ページには隅から隅までいっぱいに、様々な花の絵と解説などが書き込まれている。植物名や科目などは活字で入っているが、絵とともに手書きのコメントもあれこれちょこちょこ書き込まれていて、情報量は膨大なもの。基本的には図鑑なのだが、読み物としても楽しめる一冊だ。

作者は植物が専門ではなく、建築設計の専門家あり画家でもある人だ。
非常に細密だが優しい絵が良い目の保養になる。
専門家とは違った視点から見た草木の解説を読むのも楽しい。

シダや竹など、絵では細かい違いをとらえるのが難しそうなものについては写真がついているケースもある。たとえばシダが2ページに15種類、竹が13種類、菖蒲に至っては84種が並列して解説されている。桜の色々、梅の種類、皇居にやって来る鳥たちや池にいる魚たち、毒のある植物の一覧まで、開くたびに見つかる楽しい別枠記事。どれもやはり素敵な絵がみっしり描きこまれている。

眺めていると、今まで姿形は知っていても名前がわからなかった花がよくでてくるのも楽しい。
図鑑で写真を見ていても、イメージがうまくつながらないことがよくあるのだけれど、この本の絵は「見えるままのイメージ」を見事にとらえているので、ああこれこれ!という発見があった。

この膨大な情報と絵を収集する手間を考えただけで気が遠くなりそうだが、それを編集し、バランスよく構成して出版する作業を思うと、もうひたすら頭が下がってしまう。
作者の植物に向ける情熱と愛情が先ず圧倒的だが、背後で支えた編集出版の関係者も大変な努力をされたのではないだろうか?
しかもこれが2000円しないのだから、皇居を訪れる機会があってもなくても、植物が好きな人ならば買って損はないと思う。

というわけで、質量内容ともに非常にハイレベルな素晴らしい一冊。
これを手にしてまた皇居に出かけたい。

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紙の本

本書を捲りつつ、記憶をだどって皇居の庭の植物を楽しむ。

2020/05/02 22:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

皇居東御苑は大好きな場所で、休みのたびに通っていた。それが、コロナ禍対策で当分の間閉苑となって、せめて想像して楽しもうと、本書を購入。ほとんどイラストで描かれた、植物の描写も苑内の地図も素敵で、記憶をたどりながら楽しめた。皇居東御苑の植物の数ってすごいなぁとまずは思う。次いで、植物のつぼみ、花、実とその変化まで詳細に描かれていて、本書のすごさもなかなかです。

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紙の本

江戸城跡の歴史と植物を両方楽しめる。

2016/02/23 21:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸城跡としての皇居御苑に興味を持ち、著者自身が書きためた画やメモをまとめたもの。木などを記そうとしたのは、江戸城があったころの目印や、記録のあるもので往時の建物の位置などを確認していこうとしたからなのだそうだ。専門は建築と絵という著者が、生きものは専門ではないからこそきちんとメモを取って調べたという感じがよくわかるまとめかたである。

敷地も確かに広いが、調べた量の多さに感嘆する。200ページ弱の中に各ページ1~4種の生きもの(主に植物)の絵と説明がびっしり。表紙カバーの絵からも感じられると思うが、本当に「びっしり」と書きこまれている。画も見ごたえがあるが、メモの量も半端ではない。
広い御苑をいくつかに区分し、特徴的な建物なども紹介、植物の場所などが記された手描き地図もある。著者の言うとおり「これを片手に散策」できそうな一冊である。ソフトカバーの単行本サイズなので、持って歩くのもさほど苦にはならないだろう。

生物が専門でない、と著者は謙遜して書いておられるが「専門でない」からこその眼の付け所やコメントが「専門でない」一般人が参考にするポイントをついている所も多い。
自生する植物ばかりではなく、桜や薔薇、菖蒲類を沢山揃えた庭などもたくさんあるので、品種を列挙したような箇所もあり、「種」と「品種」が混在していて生き物観察が目的の読者には少し違和感があるかもしれない。しかし、こういうまとめ方も「アリ」だと充分感じる。

本書を参考にして、近所で余暇に植物観察、史跡めぐりなどをしている人がそれぞれの地域で「遣って見ようか」などと思われたらなかなか楽しいことになるのではないだろうか。何だかそんなことまで思ってしまった。

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2015/03/13 09:11

投稿元:ブクログ

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2019/01/12 11:54

投稿元:ブクログ

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2023/04/30 09:14

投稿元:ブクログ

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