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瞬間的な思考、判断と、理性的に時間を掛けて思考、判断する脳みそはそれぞれ別で、役割と特徴があることを知って使い分けましょうという話(で、あってる?)
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行動経済学と認知心理学の面白さ、可能性を詰め込んだ本。私達が日頃合理的に下している(と思っている)意思決定がどれだけいい加減なものであるかを教えてくれる。AIと人間の本質的な違いを考える上でも多いに勉強になる。
個人的には星6つをつけたいレベル。
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思考システムには、早とちりなS1と面倒くさがりなS2がある。私たちは、S1が先に働く事で主観によるバイアスがかかり判断を誤る事がある、S2で熟考すればわかるけどS2は面倒がる。ただこの事を意識し大事な局面ではS2を働きやすくする工夫(リラックスや余裕のある時間の確保等)をすると少し合理的に考えられるようになったように感じる。
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心理学的な本かと思ったが同じくらい統計学的なものの比重が高い
本書で述べていることを簡潔に言うなら
・直観はあんまり信じるな
・統計的な判断をするときは理性を全開にしろ
だろう
翻訳の本にしては読みやすい
心理学、統計学についてあまり詳しくない人には特におすすめな一冊
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いい本だとは思うけれど、ボリュームがあるためなかなか読みにくい。まずはダイジェスト的な本を読むべきかな。新書で出ているような関連本をザッと勉強してからまた読みたい。
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経済学の合理性というものにずっと疑問を抱いていたが、数多くの実証実験に基づいてその間違いを正してくれたのが行動経済学だ。その先駆者が自身のこれまでの研究を網羅した本。
専門的ではあるが論調は理解しやすい。しかし何とも読みにくくて時間がかかってしまう。それは訳文のせいかもしれない。原典を当たらないと何ともいえないが、誤訳してるところもあるのではないかと疑ってしまうくらい論理展開がしっくりこないところもある。
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長かったけど、行動経済学について、実例つきで解説された本。
「ヘンテコノミクス」は読んだことがあったが、それ以上に実社会の人間の行動を紐解いていて、ちゃんと読めれば行動経済学の理解はかなり深まる。
ただ長いので、根気は必要かも。
良書でした。
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人間が行う意思決定について分析した本。著者は、ノーベル経済学賞を受賞した心理学者。意思決定に使われる人間の思考を、感情的な「速い思考(システム1)」と、論理的な「遅い思考(システム2)」に分け、仕組みを解き明かしている。興味深い内容を論理的かつ学術的に説明している。
「タスクをひんぱんに切り替えたり、知的作業をスピードアップしたりするのは本質的に不快なことであり、人間は可能であればそれを避けようとする」p60
「認知的に忙しい状態では、利己的な選択をしやすく、挑発的な言葉遣いをしやすく、社会的な状況について表面的な判断をしやすい」p62
「神経系は、人間の体のどの部分よりも多くのブドウ糖を消費する」p64
「自分がどんな気分のときも、つねにやさしく親切にしなさいという忠告は、まことに当を得ている(動作が感じ方に結びつく)」p81
「誰かに嘘を信じさせたいときの確実な方法は、何度も繰り返すことである。聞き慣れたことは真実と混同されやすいからだ。独裁者も広告主も、このことをずっと昔から知っていた」p93
「新奇なものに疑いを抱かない動物が生き延びる可能性は低い」p100
「慣れ親しんだものは好きになる。これが単純接触効果だ」p105
「(モーゼの錯覚)「モーゼは何組の動物を箱船に乗せたか」この質問の間違いに気づく人は、極めて少ない。モーゼは動物を1匹も箱船に乗せていない。乗せたのは、ノアである。「箱船に乗せられる動物」という観念は、聖書の文脈を想起させる。そしてモーゼは聖書に出てきておかしくない人物である。モーゼとノアが同じ母音を持ち、音節数が同じであることも、錯覚を助長する」p110
「アランかベンか、どちらがお好きだろうか。
アラン:頭がいい、勤勉、直情的、批判的、頑固、嫉妬深い
ベン:嫉妬深い、頑固、批判的、直情的、勤勉、頭がいい
もしあなたが大多数の人と同じなら、ベンよりアランの方がずっと好きだろう」p123
「ストーリーの出来で重要なのは情報の整合性(つじつまが合っている)であって、完全性ではない」p130
「(人間は系統付けたがる)私たちは、人生で遭遇する大半のことはランダムであるという事実を、どうしても認めたくないのである」p173
「住宅を買うときも、最初の提示価格に影響される。同じ住宅でも、提示価格が低いときより高いときのほうが、立派な家に見えてしまう。相手の言い値には惑わされないぞ、と心に決めていても無駄だ」p177
「チームで仕事をする場合、自分の方が他のメンバーよりがんばっており、他のメンバーの貢献度は自分より小さいと考えがちである」p194
「高価な商品におまけを付けたところ、そのせいで、全体が安っぽくなってしまった」p244
「(無茶なギャンブルに出て勝利する将軍や起業家)たまたま幸運に恵まれたリーダーは、大きすぎるリスクをとったことに対して罰を受けずに終わる。それどころか、成功を探り当てる嗅覚と先見の明の持ち主だと評価される。その一方で、彼らに懐疑的だった思慮分別のある人たちは、後知恵からすると、凡庸で臆病で弱気ということになる。かくして一握りの幸運な���ャンブラーは、大胆な行動と先見性のハロー効果によって「勇気あるリーダー」という称号を手に入れるのである」p298
「うまくいっている企業のCEOは、臨機応変で理念と決断力があるようにみえるのである。しかし1年後にその企業が落ち目になっていたら、同じCEOが支離滅裂で頑固で独裁的だとこきおろされるに違いない。どちらの評価も、その時点でもっともだと思える」p300
「専門家も所詮は人間であるから、自分を優秀だと思い込み、誤りを犯したと認めることをひどく嫌う」p319
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目からウロコ。
この本の内容知ってるだけでだいぶ心の持ちようが変わる。
褒めて伸ばす方がいい理由にだいぶ共感した。
自分が叱られながら育ったからか、日本は厳しくするのがいいと思っている指導者が多い気がする。
脳の働きは変えることができないけど、理解してうまく使えばもっとらくに正確に生きていけるのではないか。
続きも楽しみ。
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人間の意思決定メカニズムを徹底解剖。
直感的「速い思考(システム1)」と論理的「遅い思考(システム2)」の理解。
難しい。私には何度か読み直さないと理解できない箇所が多い。
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"私たちの生活は日々選択と決断の積み重ねである。その決断に至る思考を最新の行動経済学、認知心理学などを通じて解き明かしている。
理性のみで行動しているわけではなく、多くが意識すらせずに一方を選択しており、その決断は合理的なものではないことが多いことに驚くことだろう。
本の表題である「ファスト&スロー」とは、考えるスピードを表現しており、瞬発的に判断する思考(ファスト)と熟考を重ねる思考(スロー)が必ずしも同期していない不思議な現象を知ることになるし、多くのことを意識せずに選択していることにも驚く。"
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久しぶりに本格的な本を読んだので、
読み終わるまで長い道のりだった。
内容は行動経済系の本でで取り上げられる直感の誤りや危険性を体系だてて説明しているもの。
たがこの本のすばらしいのは圧倒的な例示とサンプルを使って読者自身に錯誤の体験や、誤った判断の経験をさせてくれること。
直感に頼って生きている我々からすると心地よくない指摘もたくさんあるのだが、読んでいて非常に面白い。
内容は素晴らしいし、
読んでいて面白く文句のつけようがないのだが、あまりの長さに途中で挫折しそうになったのは内緒。下巻。読むかどうか迷う。
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人が直感的な判断で犯しがちな間違いについてとても丁寧に解説している本。
著者の様々な研究や体験をもとに分かりやすくまとめられている。
専門家であっても系統的なミスを犯しがちになるという事実だったり、ヒトが統計的な考えを直感的には全くできないといった事実には驚き、自分も含めて周りに対して勝手に失望したりしていた。
自分がどのようなミスを犯しやすいのかを考えることができるとても良い本。
人がある複雑な問題について考える際、簡単なものに置き換える傾向があるというものは非常に頻繁に見受けられる気がするのでこれからは気を付けていけるとすごくいいなと思う。
下巻の内容にも期待。
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結構ボリュームがあるため、読むのがしんどい、ただ学ぶことはたくさんあった。
一番心に響いたのは平均補正の部分の
実力=少しばかりの才能+運
というところ。
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読むのにかなり気合が必要でした。
内容的にはどこかで聞いたことがあるような話しが多いですが、それを実に深く探求してる本だと思います。
最初はざっと読みましたが、のちにじっくりと読んでみたいと思います