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シリーズ3作目。
新聞記者の萩尾、萩尾の恩師の勅使河原先生、その娘のミナホ。ある出来事がきっかけでギクシャクしてしまった3人の関係。15年も抱えたそれぞれの思いを、お草がゆっくり解きほぐす。
いつも思うけど、お草さん私よりフットワークが軽い・・・
由紀乃、これからどうなるんだろう。心配です。
お草さんのように季節を感じながら生きていきたいな。
相変わらず、コーヒーが美味しそう。
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前2冊に比べてミステリ色が弱く、ただただ見守ることしかできない距離感を感じる新作。
もどかしくも踏み込めないその距離感は、日常に誰もが使うものだろうと。
誰もが、誰にでもに対して全てを見せることなど出来ないという切なさ。それが産むすれ違いは、元は誰かの為にあった配慮だった筈のものなのに。辛いなかにも救いはあるのだけれど。
お草さんのむかしのことなども更に読ませてくれました。オススメです。
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人は、いろいろありますねぇ。
人間模様の物語。
円空仏の話が物語中に出てきますが、
円空と言っても知らない人だったりすると、
「何のこと?」
と言う風になりそうな気がします。
私は、ひょんな事で、円空仏を見たことがあるので、
「あぁ、あれの事ね」と直ぐわかったんですが。
一般的に、どうなんでしょう?
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2作目を飛ばしてこっちを先に読んでしまいました。由紀乃さんがなぜか紅雲町にいて謎。前作で戻ってきた?あと、1作目より全体の雰囲気が暗くなってます。私にはいまいちなので、このシリーズはこれで読まないと思います。
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待ちわびたシリーズ。
15年も胸に秘めた秘密は重い。
他にも、時間の積み重ねに思いをはせるエピソードがある。
小蔵屋みたいなお店があったら、通いたいなあ~
子供の頃、高崎に住んでいたので、そんな点でも懐かしく読みました。
季節を意識した、小蔵屋の和食器のディスプレイ、草さんの着物の柄など…とてもいい雰囲気。
にもかかわらず、やはり半世紀以上生きると、人生にいろいろな澱も沈むし、自身の終末も考えざるを得ない、という重い面もある。
そんな所も好きなシリーズ。
70代半ばの草さんがあまり肉体的にハードだったり、暴力的な事件に巻き込まれるのは心痛むので、今回のようなお話がいいです。
淡々と、続けていってほしいシリーズです。
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珈琲雑貨屋を営むお草さんの一年。シリーズ3作目。
季節を感じながら暮らし、周囲の人たちの問題を彼女なりに解決していくお草さんが、大好き。
今回は時がテーマの一つのように感じます。
荒れ果てた寺を檀家や近所の人たちで再生しようとしている時の描写が心に響きました。
>大切な人がここにいると感じる。過ぎ去った時が、この場に降りつもっているのを体感する。それだけで、過ぎゆくのみだった時は瞬く間に豊かな景色に変わる。自分がその一部であり、また一部にしか過ぎないとも思う。
お盆のお墓参りをしたばかりだからかなあ・・・
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さすがにちょっと間延びしてきた。
今日もお草さんは、騒動に巻き込まれる。歴史的発見のはずの仏像のねつ造事件。ねじれた人間関係は、元に戻るのかー由紀乃の認知症の進み具合が心配なのと、久実、寺田の登場が少ないのがさびしい。
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【大好評「紅雲町のお草」シリーズ第三弾!】新聞記者、彼の師匠である民俗学者、そしてその娘。ある事件をきっかけに止まった彼らの時間を、お草さんは動かすことができるのか?
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婆ちゃんが主役のお話なんだけど癒し系ではないですね
でもお草さんの生活好きです
お店の感じも好きだし、丁寧に生きてる生活感が読んでいてあぁこういう風に丁寧に生きたいなと思います
いつもちょっと暗い事件を解決していくんだけど
今回も切ない事件だった・・・・
読んでないと分からないと思うんだけど
途中出てくる、昔お草さんがバクサンに掛けた
「あの真っ暗な日の未来に、今、立ってるんでしょ。違う?」
っていう言葉が印象的だった・・・頑張らなきゃって思う
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やっぱり、お草さんいいな。
ただ優しいだけの老人ではなく、嫌な事は嫌と言うし、気になる事は自分の目で確かめるフットワークの良さ。こんな風に歳を重ねたい。
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小蔵屋お営むお草さんシリーズ第三弾。
短編連作ではなく、今回は長編。
新聞記者の萩尾、彼の学生時代の恩師、その娘がある疑惑に関わっていて、そのせいで彼らの時間が止まったように進まなくなっている。
お草さんは特に若い二人の時間を動かすきっかけになろうと奮闘する。
若干お節介かと思われる彼女の行動は、昔の自分と重なり後悔して欲しくないという年配者の考えからだが、それによって悩みながら行動する彼女の様子が、過去に後悔を残している人から見るととても感情移入できると思う。
その様子をくどくなく、淡白すぎずに書かれていて読みやすく、共感しやすい。
萩尾の成長記とも読める。
ミステリというより、日常のヒューマンドラマのような話。
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お草さんにかかると、深刻な悩みや人間関係も、優しく解決されていく。
こんなお店があったら、コーヒーが飲めない私でも行きたくなる。
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1冊目が一番小説としては面白いけど
この世界に浸って一緒にコーヒーを飲みたい、
そういう人がこの3冊目を手に取るんだろうね。
「粋」という感じがぴったりくる、主人公。
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私はこのシリーズの切なさが、とても心にしみていい感じなのですが、知り合いには切なさがきつすぎて読めないという人もいます。
私はお草さんの煎れるコーヒーを飲みたいです。お草さんから手ほどきを受けた人のコーヒーも飲んでみたいです。でも、人によっては苦すぎて飲めないこともあるんですね。
私にとってはほろ苦さが心を温めてくれる、そんな第3弾でした。
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