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暦をキーワードにした12編の短編集です。怪談めいた話からほんのり心が温まる人情話まで、江戸の下町の人たちの暮らしが鮮やかに描かれています。
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宮部みゆきの時代物はほんとにおもしろい。
ストーリーもさることながら、当時の江戸の町人の暮らしぶりが窺い知れるのも、江戸好きにはたまらん面白さです。
お初シリーズ、茂七親分シリーズなんかのシリーズものも良いですよ。
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怖くないホラー、という感じ。さっくり読了。「江戸時代」の「江戸」の町に住む人たちが、この本の中では本当に生きてる。
個人的には、「まひごのしるべ」が切なくて、好き。
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ノスタルジックホラー?
江戸を舞台にした、ちょっと恐くて切ない短編集。
これ一冊読みきって思うのは、やっぱり恐いのは、幽霊より妖怪より人間なのかな、と。
首吊りご本尊さまがかなり好き。ご本尊様にお会いしたいです!かわいいよ(笑)
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季節に合わせての12編の短編からなる物語。宮部みゆきさんの時代物は、ほろりと温かいものから、物悲しいものまで、とても味わい深くて、すっかりハマってしまいました。時代物だと、あり得ない物の怪の類の話も、何の拘りもなく読めてしまいます。取り付いた怨霊のせいで、美しい物を美しいと思えない一家のお話「器量のぞみ」がお気に入り。
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ほっと心あたたまるお話、「器量のぞみ」がお気に入りです。お信の葛藤になぜだかものすごく共感できる(笑)こういう軽い短編集も好きですが、そろそろぼんくらのようなストーリーものも読みたいかも。
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【Growing Reed】(2007/02/25「人間は時代で変わりますか?」)にて、著者の宮部さんをゲストに迎え、読んだと告白。
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「生きるていうことは、ままならないもんなんだよ」を地で行く短編集。
宮部みゆきにこういうもの描かせると右にでるものはいないんじゃなかろうか。
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宮部みゆきの江戸時代物。彼女お得意の物の怪、少年や少女が主役のお話が「こよみ」の順番で12並んでいる。哀しい話もあるし、心温まる話もある。これだけ色々なパターンを並べられる作者も相当だ。しかし、同じ作者の時代物短編集だったら、他のものの方が好きかも知れない。やはり核となる人物がいると、話がまとまりやすいような気がする。【2007年4月9日読了】
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070710。宮部みゆきの江戸モノ短編集。町人目線からの江戸暮らしはまた味わいが違います。やりきれない話もあったり、宮部さんの中では地味めでしょうか?図書館で借りたのですが、なんと、読んだことのある本でした。こういうことがない様にこのブクログを始めたのですが。。。
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人の労働が多種でありながら生まれによって
限られていた時代。悲しい話が多かったけれど「器量のぞみ」は少しほっとした。(読了'07/09)
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江戸の庶民話。日常で起こった不思議や事件が短編で12話入ってます。「まひごのしるべ」「庄助の夜着」「器量のぞみ」「神無月」が好きだな。(2007/9/22)
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江戸の春夏秋冬はさびしかったのだろうなと、この本を見て思う。貧しい人がほとんどで、その日食べることさえおぼつかない人たちもたくさんいたのだろう。恨みや哀しみが静かに伝わる十二編。短編集なので「これで終わり?」と不満なものもある中でのベストは「器量のぞみ」。不器量で大女のお信が、信じられないまま嫁に行く。その家でお信はたいそう大事にされるのだけれど、その嫁ぎ先の人たちには女ののろいがかけられていて…というお話。ラストが幸せだったのってこれくらいじゃないかな。
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宮部みゆきさんの時代物
12の短編から成ってます。連作短編ではないです。
ハッピーエンドだったりバッドエンドだったり。。。え〜、そこで終わり!?みたいのもあったり。
江戸の話という共通点があるんだけど、いろんなタイプの話が詰まってます。
私が好きなのは『器量のぞみ』
「お信さんは、とっても美人だよ」
「あなた、正気で言ってるんですか」
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江戸時代の言葉の使いまわしが好きだ。この本に載っているお話はミステリーでもなくコメディーでもなく、たんたんとお話が続いていくけれど、一度考え出したら深いところに落ちていくように思う。