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夜読むと怖いかも・・・
小心者の私だけかもしれませんが(笑)
私には想像もできないようなお話が多い。
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江戸の下町を舞台にした時代物の短編集。
怪奇的な現象を通して,切ない人情が描かれる。
そこに人間関係の表裏が巧みに表現されている。
個人的には「庄助の夜着」,「首吊り御本尊」,
「神無月」が良かった。
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324ページの中に12話の小話が入っています。
ひとつひとつのお話は短いのに、内容は濃い。
神無月と器量のぞみがお勧め。
しゃばけの若旦那ってすごい恵まれた人なんだなってこの本読んでるとつくづく思う。
江戸の人って、一日一日が必死な人が多かったんやなぁって。
食べるものとか、住むところとか。
奉公に出されて、逃げ出して家に帰ってきても、両親は迎えてくれなくて。
若くして働くって大変だっただろうなぁ…。
この本は結末が救われないお話が多かった。
器量のぞみ、ぐらいかな。はっぴーなのは。
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短篇12話。古い作品ですが、それぞれ余韻があります。時代小説でのミステリーに、怪談物もあり、貧しい庶民か商家の話で哀感が漂う内容がほとんどです。その中で第四話の「器量のぞみ」が好きでした。大女で自他共に認める醜女が、請われて美形商家に嫁ぐ。その商家は、幽霊の祟りで美醜が逆になっていたんですが、この嫁さんと幽霊のやりとりが面白い。宮部さんのユーモア物もいいんですよね〜(~0~)
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怪異・怨霊、そして人の情。江戸の片隅で
貧しくも精いっぱい生きた人々の喜びと悲しみを
四季折々の風物とともに綴る珠玉の12篇!!
どれも短くて読みやすいです。
いい話もありーの。そういう終わり方なの!?
ってのもありーの。でもどれも面白かったです!
NHKで「ふしぎ草紙」というタイトルでドラマ化も
されたらしいです。見たかったなぁ。。
本当に、宮部さんの時代物は面白い!!!
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バラエティに富んでいて面白かったです。この作者の時代物、好きです(だいぶパターンは決まってると思いますが…)
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怪異を描いた短編集。怖いというより、切ない、悲しい、と思うものばかりです。
宮部さんの時代物短編はどれも大好きだけれど、この本では特に「首吊り御本尊」がよかったなあ。
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短編集。
良い意味でいつもどおりの、細かい知識なしに読める「時代物小説」。
人の心はいかに弱いものであるか、教えてもらった気がした。
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12話の短編が詰まった本。1月から始まり、季節を追って12月まで話は進みます。いつの時代でも、女の悩みは変わらないものよね(?)・・・の『器量のぞみ』が面白かったです。
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江戸の町で、必死に日々を暮らす人々の喜怒哀楽が、怪異や怨霊につながっていく。人の「念」のなせるわざと、江戸の風情を織り交ぜて語る12の短編集。
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ほのぼのとしたり、背筋が寒くなったり、じーんとしたり、、、そうした人が生きる中で感じる諸々の感情が、見事に描かれた作品だなぁ、と思いました。怪異の裏に宿る人の念。ないにきまっているけど、あるんじゃないかと思えてしまう、そんなエピソードの数々です。そこかしこに漂うユーモアも、とってもいい味だしてます♪
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ものすごく面白かったです。
全体的には哀しい話も多かったのですが、どの作品も印象的でした。
「紅の玉」はラスト衝撃的で、そして哀しい。素敵なお話なのに・・なんて哀しいラスト。
「春夏秋鐙」はけっこう怖いお話。古道具屋のご主人の言葉が印象的。
―私らはね、てめえの欲とか我がままとか、他人様への憎しみとか焼きもちとか、もろもろ汚いことを考えたり話したりするってのは、たいてい、夜のことでしょう。お天道さまのいないところで、そういうことを心の底のほうから取り出してみて、ひねくりまわす。
行灯てのは、そういうものを、みんな見てるんですよねえ。行灯だけが見てるんですよ。一年中、私らが企んだり止めたりやってみたり失敗したりしている、いろいろな後ろ暗いことをね。障子は外の景色を見ることもできるけど、行灯てやつは家の内側の、暗いところにばっかりいるからね。―
P80より。
「器量のぞみ」はこれまでの流れから厳しいラストを想像していたのですが、ものすごく素敵なラストでした。この中でも1,2を争うほど好きな作品です。読み終えたとき、とても温かいいい気持ちになります。
「庄助の夜着」は孤独感があって、やっぱりちょっと哀しい寂しいお話。
「まひごのしるべ」も哀しく寂しいお話でした。火事から逃げたおたえの気持ちを考えると、本当に哀しくなってしまいます。
「だるま猫」はけっこう怖いお話。でもとても奥が深いお話でもあります。
「小袖の手」も怖いお話で、つくも神なんていう言葉も出てきます。お母さんが娘に話し聞かせる語り口が心地よくて、意外と好きな作品です。
「首吊り御本尊」はタイトルと違って、心温まるお話です。
「神無月」これは「器量のぞみ」と1,2を争っている大好きな作品です。作品自体の良さはもちろん、物語の展開や描写が良いです。タイトルの神無月に籠められた意味を知ると、涙が溢れてしまいます。
「詫助の花」は孤独を感じさせる、少し寂しげなお話。
ラストの「紙吹雪」は「器量のぞみ」「神無月」に続いて、文句なしの3位の作品。寂しく哀しく、復讐という重いテーマですが、なんだか爽快感がああるというか不思議なお話です。
全体的に寂しかったり暗かったりといった作品が多いのですが、全て読み終えたときに満足感があり読み応えのある1冊です。
*2009'4 読了
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−釈然としない。
読後の感触はそんなものばかり。
江戸に起こった不思議の数々。人の因果が然り、あやかしの所業もまたしかり。
ぽつぽつと。とつとつと。
短いながらも濃度の高い短編集でした。
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2009.05
ほのぼのとする話もあれば、やりきれない話もあり。「器量のぞみ」の話が1番好きかな。
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江戸の町に暮らす人々を描いた短編集。
悲劇もあれば喜劇もある。
『器量のぞみ』の終わり方は読んでいて嬉しくなった。
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このころ宮部さんの時代物にハマって同じようなのたくさん読んだ。
これがまた同じようなのがたくさんあるから(喜んでます)。
ちょっと不気味な感じの短編集だったかな?