紙の本
がんもどき理論を一蹴
2014/10/20 20:19
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はさまざまな切り口〔7つの章(全42項目)〕で、「医者の嘘」を告発・提言していて、たいへん参考になりました。例えば、以下のとおりです。
・抗がん剤では再発・転移は防げない(24ページ)。
・胃のバリウム検査は、無視できないレベルの放射性被ばくをしている(108ページ)。
・プラセボでも30%くらいの効果あり(プラセボ効果・140ページ)。
・ジェネリック薬はあまり効かない(146ページ)。
・トクホが本当に効くのか極めて疑問。ほとんどのサプリメントは効果なし(158ページ)。
・大病院には腕の悪い医者があふれている(164ページ)。
・セカンドオピニオンも結局同じ意見を述べるだけ(173ページ)。
また、あの近藤先生の「がんもどき理論(=癌を切除しない)」も一蹴です(41ページ)。確かに大ヒットした「医者に殺されない47の心得(近藤先生著)」は、一読の価値がある情報もあれば、世間の耳目を集めたいがための眉唾も散見され、盲信は危険です。
私は、実父や義父の闘病生活と付き合って、医者のいい加減さ(=嘘)を嫌と言うほど体験しました。抗がん剤投与で死期を早める医者、認知症の適切な判断ができない医者、病状が分からないのを笑ってごまかす医者等々。ただし実父も義父も、患者側の圧倒的な情報不足・知識不足の中、医者のペースで治療を進めざるを得ませんでした。亡くなった後に振り返ると、疑問だらけですが、結果論にすぎません。
そんな医者の嘘を見破る尺度として、本書は一助となるでしょう。ただ、結局、近藤説も含め「信じるも信じないも、あなた次第」という気がします。
紙の本
実態がわかる本
2016/02/14 16:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:お受験 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この手の本はほかにもあるので、内容に新鮮味はなかったですが、「やはり・・・」という感じです。でも、だからどうすればいいのか、わからなくなります。やはり、病気にならないようにするしかない、ということでしょうか?
紙の本
お医者さんだって全てを知ってるわけじゃぁない
2016/09/24 04:13
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投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お医者さんだって、人の子。 全てを「神」のように知ってる訳ではない。 判ってる範囲で、やってるンだ。 しかし、医者に頼り切ってしまうと、そう言う事は「見えになくなる」。 そうした状態に、警鐘を鳴らしてる本。 患者も、自分の病気に、かなりの主体性を持ち望まなくてはならないとも教えてくれる。
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ご一読下さい
2015/11/14 17:27
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投稿者:KU - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰もが医師に診察される患者さんになる可能性があります。医療について、一度読んでみる価値はあるかと存じます。
紙の本
患者の嘘
2018/08/15 03:06
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
医者だけでなく、患者だってウソをつく、と読んでいて思ったり。自分の都合の良いように話を作りかえるのは人間誰しもあることなのでは。
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この手の本は、非常に気をつけて読まないといけない。健康に関する情報は氾濫していて、何が正しくて何が間違いなのか、自分にあったものを取捨選択するほかない。この本の内容にも賛同できるものとそうでないものがある。医者がやたらと薬を出したがること、人工関節の実態や、サプリメントの嘘、ピロリ菌除去の嘘など、なるほどと思うこともあるが、良質なコラーゲンがいいんだという主張は「ホントか?」と思わざるを得ない。いずれにせよ、近藤誠氏の著書もそうだが、今まで患者側が何となく医者の言うことを盲目に受け入れていたものの中には、たくさんの嘘や、医者側の都合があるんだということが世間でだいぶ認知されてきたように思う。そういう意味では読む価値のある作品である。
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医学に知識がない者は、何を信じて良いのか?レントゲンとか薬とか、自分の健康的度合いを考え、頼らないにこしたことないか。信頼のおける医者が近くにいればよいのだけれど。
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医師の方々もプロとして、それぞれに熱い思いをお持ちであることが分かる。
受診する側も、受診される側も、謙虚であり、また結局は受診する側がしっかりと選択することが必要なのだろうと感じた。
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抗癌剤より分子標的薬が欧米では主流。
がん幹細胞。
がんは放置する=近藤誠医師 は間違い。
免疫療法=ANK免疫細胞療法はよい。
NK細胞、LAK療法は効かない
がんワクチンは存在しない。
ミクロのがんが見つかっても標準治療では治療法がない。免疫療法しかできない。
胃炎→萎縮性胃炎→腸上皮化生(前がん病変)→異型性変化→胃がん
逆流性食道炎からバレット食道がんが起きる
胃炎の薬で腸上皮化成を治せる。コラーゲンも有効
坐骨神経痛もコラーゲンで良くなった
コラーゲンがフレームになって軟骨が定着する。
バリウム検査の被曝量は胸部X線の200倍
ペプシノーゲン法で胃の収縮がわかる
PETだけではがんはわからない。
手や足では骨密度はわからない。
内科でダメな医者が心療内科を開業する。
コラーゲン市場の2強 M社とS社。
魚の皮由来のコラーゲン。動物はだめ、魚の鱗もだめ。
ジェネリックは効かない場合がある
ジェネリックを処方すると薬局は儲かる
バイアスピリン(バイエルン社のアスピリン)=効かない、効果がマイルド
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お医者さんは それぞれに人一倍自分に自信があり、意見が違う。だからこそ医者が務まるんだろうが、振り回されてはいけない。
突然病気になって正常な精神ではない時に
何が正しくて何を信じていいのか判断しなければならない。何が正しいかなんて誰にもわからない中で、大切なのは信頼できるお医者さんに話をして納得することなんだと思う。
患者は色々な情報を得ることから始めて鵜呑みにするのではなく、見極める力をつけて疑問は質問して解決させ納得すること
質問して面倒がる医者ならやめた方がいい。
この先生も色々自分の意見を言っているが、素直に入ってこないのは 患者側というより自分目線の文章だからなのかもしれない。
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著者はいい人なんだろうなあと思う。タイトルとか小見出しとかは下品この上ないけど(たぶん編集者がつけた)、本文自体はそれなりに抑制のきいた書き方をしているんで。
が、いかんせんデータが示されていないうえに、論理的とは程遠い議論が多くて、説得力がほとんどないんだよねえ。もうちょっとなんとかせえよという感想。
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どれだけのことを、正しいと、把握できるか?
題名の「医者は自分の都合でウソをつく」と、書かれているので、読んでみたが、、、、
がんが、見つかったら、やはり、治療をしないと、そのまま放置するわけにはいかないだろう。
免疫療法の嘘として、99%効果無しで、詐欺と言っていい迄書かれているが、痛みを少しでも和らげたい患者は、自然治癒だけでは、治らない。
ピロリ菌除菌は、先日、隣人が治療薬で、嘔吐、下痢で、救急車で、運ばれた事を思うと、正しいのかも、、、
骨粗しょう症の薬で、がんになってしまうとは、、、しかし、どの薬も、副作用があるのだろうと、思う。
リウマチ治療の免疫抑制剤でさえ、日本の治療薬の量も、アメリカの治療薬量とは、違って少なく処方している。
サプリメントも、どれがいいのかよく分からない。
先日、がんにも効果ありと、謳っていた会社から、酸素水を購入していたが、、、効果無し、との通達が、国から出されて業務停止期間を告知されていた。
サプリメント然り、医師然り、、、そして、この本も、自分が、考えて、あった療法を選択すべきと、、、、。
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医者の立場から現代の医学に関して警鐘を鳴らす一冊。
つい先日入院してた自分にとっては他人事ではなく、とても説得力があった。
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石井光 著「医者の嘘 医者は自分の都合でウソをつく」、2014.10発行。インパクトが大きかったのは次の5点です。①日本は世界一抗うつ剤が売れる国(心療内科医が気軽に処方)②骨粗しょう症の薬は10年飲むと癌になる ③近藤誠医師の「癌になったら放置せよ」(放置療法)は自身の患者170名をもとにした話で信頼できないし、がんもどきなど存在しない。④どんな病気であれ、血管の治療が大切 ⑤日本の現在の保険制度は、治療はいいが、予防はいけない。予防にこそ保険を使うべきではないでしょうか!
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何を信じたらいいのか?
ネットの口コミは操作されるから、周りの人の実際の口コミを聞きなさい と。
だけど 周りに聞ける人がいないから、ネットの口コミを見るのだろうし…。
お医者さんも商売でもあるので、自分のために(収入のために)嘘を言うこともあるでしょう。
それが、その人を、より苦しめることになるのならば、よろしくないことと思うけれど。
この本自体も、自分が参考にできるところと、そうかなぁのところと。
結局は、自分で決めるのだけれど、やっぱりお医者さんは、やってくる患者を「治す」ことを考えてほしいです。