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江國香織の短篇のなかで一番“デューク”が好きです。
私も犬を飼っているので主人公の気持ちについつい感情移入してしまいます。
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短編集。最初に収録されている『デューク』は、軽い気持ちで読み始めあとに大きな感動が残った。たった7ページなのにすごい。なんか見知らぬ亜寒帯の地、雪一面の銀世界の中にせいせいと流れる小さな川沿い。そこを歩いていた時に一輪の花を
足元に見つけるようなイメージ。すごい。
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一話目の『デューク』がサイコー。というかこれしか記憶にない…。江國香織は好きで何冊か読んだのですが、なんとなく掴みどころがないのよね〜、この人の本。
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この本は「つめたいよるに」というタイトルの短編集1冊と「温かなお皿」というタイトルの短編集1冊とが同じ本に収められた、そういう本です。わたしは「温かなお皿」の方が好き。
仕事で失敗したわけでもない。恋人とうまくいっていないわけでもない。それでも3ヶ月に1度くらい押し寄せてくる「孤独」。「孤独」が下りて来た夜、主人公は決まってねぎを刻む。それも山のように。とにかく刻むのだ。
うまいなと思う。わたしの中にも確かにそういう夜があるわと。
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短編集。「デューク」・・・愛犬が死んでしまった翌日の電車で出会った男の子との不思議な一日の話。デュークの魂が誰かの姿に変わってわたしに会いにきたと思われる結末で、なんとなく心がほんわかするような話だった。
「草之丞の話」・・・草之丞は幽霊であるとされ、僕の父親である。私は、ただ空想の話なのかと深く考えなかったけれども、ゼミで草之丞は母親の愛人であると考えられるということが分かって、小説というのは奥が深いなあと思った。幽霊という形をとることでぼくの前から姿を消すことができるし、ぼくに母を託すことができるのである。江國香織の短編小説はなんとなく不思議で優しいような冷たいような気のする深い世界があると思う。
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鬼ばばあと晴れた空の下ではぼろ泣きです。翌日学校なんてありえない!あと桃子も好き。
江国さんのお話はどこまでも澄んだ感じだから、行間や句読点まで味わわないと損ですまじで。
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ふわりとした気持ちにさせてくれるいい短編集だと思います。著者の、物語の核となる単語の選び方や、タイトルの付け方は秀逸ですね。
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短編小説集。江国さんの小説を読むのこれは初めて。彼女の優しい、悲しい文字は、もう少し時間をかけて味わいたい。
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私が読んだ一番最初の江國香織の本。
本屋で平積みされていた女性作家フェアの中で偶然一冊手に取って、<ヂューク>を立ち読みした。
その場で号泣しそうになり(でも泣いた)、慌てて購入したのだ。
本屋で泣いたのは後にも先にも、ただ一回この本でだった。
個人的には、江國さんの本の中ではこの本が一番好き。
強烈にヒトを惹き付ける鮮烈さがどの作品からも放たれているように思える。
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短編集。短編で起承転結あり、なし共に楽しめる。
どうしたら、こんなにもたくさんの人生の断片を
これほど優しく切り取れるのだろうか。
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「デューク」は中学か高校の過去の試験問題で読んで、いいな、と思っていたものだったので、意外な再開をしました。ちょっと幻想的な短編集です。
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ショートショート。いつもは短編が苦手だけど、これは好き。しんみり、ほっこりします。1人暮らしの家に帰る時に読んでいたら、「ねぎを刻む」にやられました。
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江國さんの本で一番好き。せつない。ことばの使い方が独特で好き。「草之丞の話」は何度読んでも泣いちゃう。この人の、子供が主人公の話が好き。
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江国さんのデビュー作「桃子」も収録されている短編集。
「デューク」「草野丞の話」が特にお気に入り。
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江國さんの短編集。この本には幽霊(といっても怖い幽霊ではないけれど)なんかも出てくる不思議なお話がたくさん詰め込められています。「デューク」には思わず感動。心の中にそっとしまっておきたくなるような作品が必ず1つはあるはず。