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中学生時代の昔っから慣れ親しんだ、変わらずのシーナ節な書き物。ただ時代なのか、小難しい感じも端々に見えるところが気になった。もっと奔放だったよーな気がするんだけどな。
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赤マント。東北の震災が起きた頃まで。時々,ヒットがある。打率1割5分といったところ。でも試合に出続けているのがすごいところ。私の仕事の打率はどうなのか?
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週刊誌連載千回突破の新宿赤マントシリーズ、「シーナ」ワールド満載の一冊だけど、マグロを釣ったり大好きなビールを飲む飲む、でついに「シーナ」が痛風に・・・。痛風に苦しむ「シーナ」に震災が・・・。
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2017/11/04読了
椎名さんの本は久しぶり。本書はコラム調の与太話であるが、内容はなかなか面白い。
「かみつ木の愛」が特に印象に残った。プラタナスの木がフェンスにかみつくように絡んでいるのを見て、「木とフェンスが愛し合っている」と解釈する。自治体これを引きはがそうとすると、「鉄柵かみつきの自由」がプラタナスに保障されると解釈し、「愛する彼らの純愛を引き裂かないでやってほしい」などと述べる。
作家ならではの感性なのだろうか。面白いことを考える。他にも、SF映画の話、シーナさんの日常の話など、どれも面白く読める作品だった。
しかし、年刊数十冊もの本を書くシーナさんは偉い。少し休んだらいいのに。
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著者のエッセイとしては割と新しい本のひとつ。
10年ちょい前に週刊文春で「連載1,000回」を突破した連載エッセイ「赤マント」を収載したシリーズの最終版・最新版のようだ。掲載紙のエッセイをリアルタイムで読む機会は殆ど無かったので、新鮮な気持ちで初読出来たのは良かった。
時期的には、2011年3月の東日本大震災前後の2-3年。著者が今の自分より3-4歳上だった頃のもの。その意味では、今の自分とほぼ同年代の著者の行動や思索の足跡を読むことが出来る。だからこその納得や共感、共鳴も味わえるのが面白い。
ただ同時に、以前の著者の破天荒かつ底抜けに明るいテーマや描写とは裏腹に、著者自身の加齢のせいなのか、それとも著者を取り巻く日本、世界の潮流のせいなのか。いまひとつ文章に勢いや覇気が感じられず、どこか少し膿んだような、モヤモヤした気分が横溢しているような気がするのは気のせいか。
著者も来年(2024年)で満80歳。もう隠居したってイイ歳なのだ。
多少膿んでも枯れてもいいので、引き続き、ぐゎしぐゎしと元気良く活動し、書き散らしまくってもらいたいものだ。