紙の本
細野さん
2023/07/19 12:32
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投稿者:井端隕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一番笑ったのは、細野さんがご自分の娘さんを怒った話。
ああ、細野さんもそ〜ゆ~ところがあるんだなぁ、と。
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TVBros.で連載されている地平線の相談をまとめて書籍化したもの。星野源ファンである方は必読、細野さんも小さい頃からYMOを聴いていた私にとっては関心のある方。日常のゆるい困り事から仕事の心配、男女の深い悩み事まで、星野さんが細野さんに相談を持ちかける形の対談集。
読み進めていて「いいな」と思ったフレーズは「今、軸は、年代じゃなくてそれぞれの個人にあると思うんです。」爆発的なヒットが昔ほどには生まれなくなり、流行に流されない者が増えつつある現代。だからこそ個々人誰しもが己を洗練させ、編み出したものを発信する機会・影響力が均一に与えられている、と考えると、いい世の中ではないかと感じる。そんな世の中でこのお二方は己の軸をブラさずに生きている、かっこいい大人ではないかと感じる。情熱を持った大人に憧れる。
「欲望というものが人間の元気を支えている」という言葉も好きだ。欲望=イヤらしい、消極的な言葉の様に思われるが、どんどん欲を持って、その欲に向かって熱を持ち、成長していきたいと感じる。
なんて書いてみましたが、全体的にゆるゆるしていて、途中思わず笑ってしまい、今回も一気に読み進めることができてしまいました!
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細野さんと星野源の対談。星野氏はあまり知らないが、音楽・文筆・俳優などをしているが、知っているのは聖おにいさんのブッダ役だ。細野さんの話は本当に和む。あの低い声が本から聞こえてくるようであった。音楽の話はもちろん、夢、入院、女色々あって面白い。お笑いの話でコシミハルが出てくるとは意外。越美晴は今まで私がアイドル的な歌手の中で唯一ファンになった人。後に細野さんと付き合うことになろうとは考えもしなかったが。
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TVブロス連載。
源ちゃんが細野さんに相談を持ちかける形の対談。
「声が出るほどおいしいもんを食べてりゃ
多少毒でもいいんじゃないかな」
群さんの漢方生活に共感した直後にこれを読んで
こっちはこっちで深く頷けてしまうあたり(苦笑)。
「自分が悪いことをしたと思ってることは思い出す」ってのも真理。
【図書館・初読・4/21読了】
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星野源と細野さんの人柄の良さがびしびし伝わってくるエッセイ。
細野晴臣氏ってこんな人だったんだ。親近感沸くわ。
隣の人のかばんがあたっても、自分が先に謝ってしまうという源ちゃんにそれは、江戸前だねって。
”うかつ謝り”といって、江戸っ子は足を踏まれたほうも、”自分がぼんやりしてて、うかつでした”って謝っちゃうらしい話し。自分もそういうタイプだって。
まさに私も。これって江戸前だったんだ!
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全体的にくだらないの中に愛が。
「嫌なことは人間忘れるようにできてる」という細野さんのことばに救われている日々。
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『地平線の階段』は読んだことある。
細野さんがインドへ行った経験とか、ドラッグでダウンしてしまった悪夢のような体験とか。
そして、いろんな民族音楽をゴッチャにしたエスニックな音作りから、イエロー・マジックへと向かう経緯が書かれていた。
横尾忠則との対談もあった。
全体的に神秘主義的で、イエロー・マジックがその後引き起こす社会現象を暗示しているような、細野さんの先見性が溢れてる本だった。
『地平線の相談』は、それに比べると、何もないなー。
コンビニで買ったオセンベイを食べてるとか。
そんなユルユルな話。
細野さんが、お酒飲めない、とは知らなかった。
お酒が飲めない人って、ドラッグに手を出しやすい?
岡村ちゃんとか?
星野源という人のことは知らなかったけど、オレは最近、ceroのyellow magって曲が好きでよく聞いてるんだけど、youtubeでその曲を見てたときに、カクバリズムという繋がりで、星野さんの曲が流れてきたんだよね。
表紙が良いな。
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二人とも「我が我が」ではなく、キツい物言いや誰かの悪口を言う事もなく、始終穏やかに話をしているので、安心して読めました。
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2015.12.13読了
ひとと対等におしゃべりをすること。おしゃべりを楽しむことを教えてもらった。「なるべくくだらない話をすること、対等に向き合う努力をすること」星野源がこの連載を始める前に決めた決め事柄がいいな~~と思った。
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星野さんの人柄を知りたくて読んだ対談式エッセイ(*´∀`*)面白い方だなあ!と好感度上がりましたwww2016.1.29読了。
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親子ほども歳の離れたミュージシャン二人による対談集。まぁ、程よく他愛もない話が続くので適度に読みやすい。
こういう他愛もないおしゃべりでこそけっこう人の大きさみたいなものは出ていて、ホソノ御大は御大だし、星野源はただのあんちゃんになってしまう。ただのあんちゃんががんばって露悪的になろうとしてても、やっぱりただのあんちゃんなんだなぁ。
その辺が人気の理由なのかもしれないけど。
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細野氏と星野氏の対談本。日常のささいな事から音楽・世の中等々の色々な事を語り合っておられます。お二人の間の空気がとてもいいなと思いました。
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細野 「でも、人を怒るときは自分を棚に上げないとできない」って、言ったの。誰だってそうだよ。キリストも「罪がない人はいない」って(笑)。
星野 怒らなきゃならないときは自分を棚に上げて怒れ、と。
細野 でも、怒る前に謝ったほうがいい。「どーも、スイマセン」って。それを林家三平師匠から学んだ。笑いが必要なの、謝るときは。(p.26)
細野 ストレスを発散できていないと思うんだよ。あのさ、猫が喉をゴロゴロさせるのって、人間には絶対真似できないんじゃない?
星野 あれ、いい音ですよね。
細野 あれを聴いてるだけで、伝わってくるものがあるじゃない。前に考えたことがあるんだけど、人間にとって猫のゴロゴロに匹敵するのは、貧乏ゆすりだなと。デートなんかのときも、貧乏ゆすりをすると、その振動が相手に伝わって、気持ちが伝わるんじゃないかって思うけど(笑)。
星野 貧乏ゆすりしながら「愛しているよ」って言うのは面白いですね(笑)。(p.111)
星野 時代の波がない中、いろいろともがきながらサケロックでやってきて思ったのは、さっき細野さんがおっしゃったように、面白いことというのは常に自分が考えないとダメなんだろうなって。もう、時代が協力してくれないという感じがあるんですよね。(p.191)
星野 幸せな人間にはロックは作れないみたいな言い方がよくされるじゃないですか。
細野 ハングリー主義ね。
星野 ええ。ダメにならないとロックなんて生まれない、みたいな。そういうのはちょっと違うような気がして、ただの自分のダメさへの言い訳だろうと。やっぱり、どんなときでもいいものができますよっていうのが一番かっこいいと思うんです。(pp.288-289)
星野 地獄は死んでから行くところではないですよね。
細野 今、目の前にある(笑)。
星野 俺、今回倒れて初めて実感したんです。手術の前ってもしかしたら死ぬかもしれない恐怖があるじゃないですか。でもそれよりも、手術が成功して「これから生きる」ってことのほうが辛かったんです。(中略)段違いに辛かった。生きるほうが辛いんだなって。だからそれはもう、地獄なんじゃないかって。つまり、生きる事自体が地獄だなって。そこに体験として気づかされました。だから逆に言うと、地獄から抜け出そうとか、抗うとか、そういうものでもなく、「既に地獄が側にいる」っていう。
細野 地獄はそこにあるんだよ。それが地獄だと思うこともあるし、天国だと思うこともある。日によって違うんだな。(p.322)
星野 以前、中村勘三郎さんはこんなことを話してくれたんです。「拍手喝采をもらってすごく幸せな気分になるけれど、家に帰って風呂場で髪の毛を洗ってると、ホントにひとりぼっちになるんだよ」って。あれだけ望まれる人ではあったけれど、同じぐらい孤独でもあった。孤独を抱えながらもお化粧して化けて舞台に出る。それがカッコいいし、それを歌にしたいなって。(p.323)
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相談の内容は、読者にとってあるあるな内容の相談から、音楽作りについての悩みとか独特なクセのある悩みとか、さすが才能のある二人にしか分かり得ないと言うような相談まで話題になっている。全体的に星野源が細野晴臣を慕ってるのが文面から伝わってくる一冊。
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2016.12月。
このふたりがいい。空気感がいい。こういう日常の何気ない話がちゃんとおもしろいって、すごいことだと思う。体調悪すぎてしんどくて本も読みたくなかったけど、これだけは読めた。どんなにグダクダでもめちゃくちゃでも、毎日を嘘をつかない自分自身で生きていくこと。それをドスンと自分の中に入れて。