紙の本
直木賞受賞も納得の面白さ
2016/12/20 17:19
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投稿者:katu - この投稿者のレビュー一覧を見る
活き活きとした筆致の青春物語であり、祖父殺しの犯人を捜す謎解きストーリーでもある。直木賞受賞も納得の面白さだった。台湾のことをよく知らなかったので、台湾の歴史や生活習慣に関する描写も興味深かった。
紙の本
直木賞って
2016/03/20 22:14
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投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
評価高すぎるかなぁ。台湾のことは、初めて詳しく知ったけど。ほめすぎなのではありませんか。かなり疲れました。それが、ねらいかもしれませんが。人には勧めませんよ。
紙の本
アジアンノワール
2015/10/23 18:56
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投稿者:つよし - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い。面白い、が、それ以上のものがない。アジア×青春×ノワールという既成のイメージを組み合わせた印象だ。台湾映画の「モンガに散る」の雰囲気。主人公の造形にも、もう少し深みが欲しかった。次回作に期待したい。
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読み終わった後、もうしばらくは小説読まなくていいや、と思った。いや、読まなくていい、じゃなくて読めないな、か。それくらい大きな物語でした。
なんというか、読むのに体力が必要だとでもいおうか。物語に負けない体力を必要とするほどの。
感動した、とか、圧倒された、とか、そういう言葉で語れない、語りたくない何かが自分の身体の細胞の一つ一つに組み込まれてしまった。
世界は血でつながっている。親から、親の親から、ずっとつながって身体の中に流れる血。けれどその血はいつもずっと流れ続け入れ替わり続けてもいる。
私が誰で、どこから来て、どこへ向かっていくのか。なぜここにいるのか、なんのためにいるのか。
答えなんて死ぬまでわからないし、正解なんてないのだろうけど、それでも一つだけあえていうなら、それは「誰かのために」ということだろう。誰か大切な人のために、自分は生まれそして生きている。
足元さえ見えない暗闇で自分を見失いさまよっているヒトがいたら、これを読むといいと思う。神さまじゃあるまいし、一人で生まれて一人で生きてるなんて思うなよ、って、そんな声が聞こえるかもしれない。
金城一紀や馳星周を初めて読んだ時と近い動悸に襲われました。
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直木賞受賞作
台湾人青年秋生の物語。筋は祖父を殺したのは誰か、恋人毛毛との出会と別れ、やくざな友人小戦との友情がメインとなる。戦後台湾の大陸や日本との関わり、想いなどは台湾人の著者だからこそ真実味がある。台湾青年の青春(恋・喧嘩・学校・徴兵)の悶々さが良く伝わってきて楽しい。日本にとって近くて遠い国台湾。そこが国として認められるのは何時になるのだろう。
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第153回直木賞受賞作。
ギュっと濃縮された台湾小説。
政治あり、歴史あり、任侠や恋愛までありつつも、兎に角読み手を飽きさせないスピード感に引き込まれる。
毛毛(マオマオ)との恋愛シーンはまるで、映画『恋する惑星』のサントラが流れているかのよう。(『恋する惑星』は香港映画だが)
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直木賞なので読んだけど、その前提でいえば、ちょっと残念。
過去の直木賞に肩を並べるかと言えば、全然物足りない。
これで審査員がすべて○を付けたというのだから、よくわからない。
「過去の直木賞作品を読み直してみたら!」と言いたくなる。
そのことを置いておけば、人の名前が分かりにくかったけど、まぁ面白かった。
「いちおう読みました」と言うために読んだとすれば「あたり」かも!
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うううう~ん…!
フツーに読む分に可もなく不可もなくって感じ。
でも
東山さんファンとしては物足りない気分。
主人公がね、「おとなしい」って言うか…
内部のエキセントリックさが控え目。
他の登場人物がそうだから目立たないだけやろか?
と、「もうちょっと!」をずっと抱いたまま読了。
敢えて言うなら最後のかっこつけ感だけが東山テイスト。
■ ■ ■ ■ ■
なんか、このまんまこの路線で行くのかなぁ?
もしそうなら残念。
キリキリ&GOGO!&「おぃおぃ!」がいっぱいの東山作品が好きなんやけどな。
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読みやすかったです。ただ、妙に全体に軽い?ので、話のもつ重さとアンバランスな感じがしました。面白いといえば面白い小説です。
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台湾を舞台に描かれる青春ミステリー。400ページの長編小説ですが、最初から最後まで飽きさせることなく読ませます。読了感もさわやか。
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壮大な叙事詩。読んだ後の余韻が重い。血は水よりも濃いということか。ミステリーの要素もあり、読み応え充分。
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第153回直木賞受賞作
初読みでした。東山さん。
ハードボイルド小説なだけでなく、1970年代の台湾を舞台に繰り広げるエンタメ小説。
面白いとかではなく、ほんと申し訳ないのですが単に苦手分野です。すごい読みづらかった。台湾にいったことあってもう少し知識があれば違った感想もつことができたかもしれませんが。
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2015/07/16 直木賞
台湾人の作者。作者のおじいさんがモデル?
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150716/k10010153641000.html
http://live.nicovideo.jp/watch/lv224868262
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2015年直木賞受賞作。
どこを見てもベタ褒めの本作ですが、読んでみたらその理由もわかるってもんです。笑
本格ミステリとしても素晴らしい出来ですが、特にその年代の中国、台湾に住まう人々の描写は脱帽の一言。
人の様々な繋がりと、それに伴う怨恨の連なり。
心理描写がよっぽど丁寧でないと、ここまでの面白さは出せなかったんじゃないかなと。
ネックは人名の読みがなかなか頭に入ってこなかったことぐらいです。笑
火花よりやや知名度は落ち込みますが、今年必読の一冊と言って良いでしょう。
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騒がれているし、エンタメを味わいたいから読んだけど
ちょっと男子向けかな。
乱暴な表現や暴力的なシーンが多いから
映画化されたら見ないだろうな。
でも、人の描写も上手だし
テンポもいいけど
静かな小説が私は好き。