紙の本
最後が…。
2015/08/08 21:38
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投稿者:焚き火料理人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
テーマは凄く面白いし、企業の隠蔽主義もよく描かれていると思います。
堂場作品は結構読みましたが、最後の駆け足的な結末は「どうしちゃったの」って感じです。あと50ページ分は続くと思うけど…。
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
急行電車の脱線事故の事故究明する老刑事とジャーナリストの物語。やや退屈でした。サスペンス性が少ないのか、逆に社会性が弱いのかもう一歩でした。
紙の本
あっさり逆転
2015/08/10 02:24
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投稿者:SeasideParadise - この投稿者のレビュー一覧を見る
本の真ん中くらいから、「この真相を突き止めねば」という話がずっとうろうろしているのに、最後の最後までなかなかとっかかりもなく、そして急にあっさり逆転という感じ。それと、その真相というのは「公表されている理由は偽りだ」ということを明らかにすることであり、じゃあ事故が起きた本当の理由は?というと最初から言われていたことが理由って・・・。その理由の本当の背景が求められていたはずなのに、そこについては偽りを暴くときにさらっとふれられただけで。話の展開としては面白かったけど、溜めた伏線のわりに”暗転”はころっと(^^;
堂場さんの作品は物語のネタとか展開とかけっこうおもしろいのに、ときどきツメが甘い(^^;
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主人公が誰か特定されるわけでもなく、ジャーナリスト、定年間近の警察官、時刻を起こした企業の広報担当者、自己で婚約者をなくした男、それぞれがつながりながら話が進んでいく。
堂場さんの刑事物はほぼすべて読んだけれど、いままでの作品の中にあった、記者が主人公の物語、刑事が主人公の物語がドッキングしたようだった。
今回も人間味のある話でよかった。
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なんともいえない感じですが、とりあえず長さが足りない気がしました。
初めの方は婚約者と父の場面に涙すらしましたが、終盤どうしたのか・・・
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満員電車の横転脱線事故。多数の死傷者が出る。巻き込まれた雑誌編集者辰巳は、膝の怪我と心のダメージを負いながら、事故原因追求へ。老刑事、看護婦、婚約者を失くした男、鉄道会社広報社員が絡み合い、やがて真相が。題名通り、日常が突然事故で暗転。話も暗転したような。
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実際にあった列車事故をテーマにその被害者、警察、マスコミなどかかわった人たちのそれぞれの様子を描いているのですが、前半は登場人物の身勝手さにいい気持ちがしないで読んだ。それでも展開が気になり読み進んだ。しかし本来ストーリーの核心部分であるはずの仕掛けが拍子抜け。よむづらい文章を頑張って最後まで読んだのに,がっかりでした
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主人公が電車横転の事故に遭うところから物語は始まり緊迫した雰囲気。話に入り込む。章により、記者、婚約者を亡くした男、警官、事故を起こした鉄道会社の社員と、目線が代わり物語は進む。
婚約者が死んでしまった男性の章では、悲しさ、もどかしさ、無力さが胸を打つ。
が、最後は駆け足と言うか、もっと深堀すれば重みのある話にできたのにと、著者のうっちゃり感は残念。本書者の中では好きな方な作品だが、こちらもしっくりこない感。
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本の真ん中くらいから、「この真相を突き止めねば」という話がずっとうろうろしているのに、最後の最後までなかなかとっかかりもなく、そして急にあっさり逆転という感じ。それと、その真相というのは「公表されている理由は偽りだ」ということを明らかにすることであり、じゃあ事故が起きた本当の理由は?というと最初から言われていたことが理由って・・・。その理由の本当の背景が求められていたはずなのに、そこについては偽りを暴くときにさらっとふれられただけで。話の展開としては面白かったけど、溜めた伏線のわりに”暗転”はころっと(^^;
堂場さんの作品は物語のネタとか展開とかけっこうおもしろいのに、ときどきツメが甘い(^^;
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さまざまな人の観点から列車脱線事故について語られていく。
そういう見方をすると登場人物は限定的ではあるが、それぞれの人の思いがはっきりとわかり共感できるところがある。
物語の方は続編があるのかと思わせるほど、最後の最後まで事故の真相には迫らず、あるきっかけで一瞬で終わってしまう。
もう少し突っ込みようがあったのではともったいない気がしました。
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列車事故に様々な立場で関わった人たちを描いた作品。
一瞬、本当にあった事故なのかと錯覚を起こす。
実際に事故にあった人、事故で身内、友人、恋人を亡くした人、事故に関わる警察、事故を起こした側の関係者。
それぞれが重たい傷を抱えて生きていくことになるのか。
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最初から引き込まれ、会社側とどんな戦いが待っているのかと期待しながらよみ進めるも、あまりにもありえない会社の対応にガッカリ。上場企業でこんなコンプライアンスの会社なんて実際に存在しないでしょう・・
個人相手の警察小説から企業分野へ挑戦はかいますが、堂場さんにしては勉強不足。
中盤までの展開や読ませる筆力は秀逸なので、残念です。
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物語を読み始めてすぐに思い出されたのは2005年4月25日に起きた「JR福知山線脱線事故」だった。
ブレーキをかけるタイミングの遅れからカーブに約時速116kmで進入し、1両目が脱線。
続いて後続車両も脱線した。
死者は107名にのぼり、負傷者は562名を出す大惨事で強烈な映像とともに記憶に刻まれている。
事故当初のJR西日本の発表では「踏切内での乗用車との衝突事故」となっていた。
2時間後に警察発表によりこの情報は否定される。
さらに事故から約6時間後の会見では「置石による事故」であることをJR西日本は示唆。
直後に国土交通省が調査が済んでいない段階での原因断定を否定した発言を受けて、JR西日本もまた発言を撤回する。
事故の当事者となった辰巳は、当初は事故のことを思い出すことも出来ないほど精神的にダメージを受ける。
しかし、自分の下敷きになっていた女性が死亡したことを知り、またその婚約者と話したことで徐々にジャーナリストとしてではなく人間として「真実を追究する」ことに心は向かっていく。
東広鉄道は会社を守るために、死亡した運転手にすべての責任を押しつけようとする。
真実を知らされないまま、結果的に隠蔽工作をやらされる社員たち。
一部の人間たちだけが決めた卑怯で姑息な隠蔽工作は、被害者たちへの裏切りでもあると思う。
原因がしっかりと解明されなければ再び同じような事故が起きる可能性が残ってしまう。
東広鉄道は何故気づかなかったのだろう。
鉄道は人間という物を運んでいるのではない。
人の命を乗せているのだと自ら気づいてほしかった。
終盤の物語が悪いわけではない。
ただ中盤までがよかっただけに少し惜しい気もする。
「逃げるより、正しいことをしなさい」
重いテーマの物語の最後にこの言葉が聞けてホッとした。
何か救われたような気持ちで読み終わることができた。
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12年前に起きた尼崎の脱線転覆事故を思い起こさせる。事故当時企業側の刑事責任がなしって、今は法律変わったのか??
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脱線事故により多くの人がなくなった。
事件の真相はどこにある??
実際、過去に国内でも脱線事故で多くの死亡者や被害者を出した。
「福知山」運転士1名、乗客106名死亡。負傷者562名。(2005)
これより負傷者や死亡者が少ない事故も沢山ある。
なぜ事故が起こったのか。それを伝えて、二度と同じことがないようにすることが、会社の仕事であり、報道するメディアの役割であると思う。
嘘の報道では、結局嘘のレールに乗って、嘘の改善方法しか生み出されない。
作られた事実ではなく、真実を伝えて、報道してもらいたい。
真実を伝えるという部分は、事件事故の大小に関わらない。小さくても巻き込まれて、不幸な目をしている人が世の中には沢山いる。
それを理解し、伝えられていることは報道のうち何%なんだろうか。
多様性が求められる昨今、さらに重要なことではないか?
この作品でも、会社を助けるのか、人を助けるのか。
大きな分岐点がある。
勿論、苦しい思いをするとは思うが、損得考えずに正しいことを行って欲しいと思う。
そして、私も恥のないように生きたい。