紙の本
伊坂さんの震災
2017/04/02 22:36
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊坂さんがあの震災の事を書いています。被害を受けた人に遠慮してか言葉は少な目。大きな災害の後で私は伊坂さんの本を読んで幸せを感じる事がありましたが 多くの人がそんな幸せを奪われてしまった。その事にどうにもならない悲しさを感じます。
電子書籍
レビュー
2015/12/27 15:29
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきで分かりましたが、実はエッセイではあるけれども一部創作、装飾した部分があるそうです。
どこが装飾されているかと考えながら読むのも楽しいと思います。
もし伊坂さんに道端でばったり出会ってしまったらどういうボケをかまそうかと思ってしまうそういうエッセイ集です。
最後は小説で締めくくられており、唐突に小説だったので、主人公が伊坂さん本人と勘違いしてしまいましたが、でも伊坂さんって本名だよなと思いながら読み進めていくと小説ということに気づくような場面がありました。
読書人生初の体験でしたので笑い話になりそうです(笑)
紙の本
震災関係の本としてではなく
2015/11/11 00:45
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投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
東日本大震災を経験したから
その場にいたものとして
仕事であれ、なんであれ
「震災に関連した物事について書いて欲しい」
という各方面からの様々な依頼を作家でありながら、
受けなかった、書けなかった伊坂氏。
そんな人としての在り方に共感を強く持ったエッセイでした。
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投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
独特の小説世界を持つ作家だが、エッセイもまた秀逸と舌を巻いた。笑わせ、読ませるテクニックは、どちらも健在。根強く支持されているのもうなずける。
電子書籍
伊坂幸太郎のエッセイ
2015/08/30 01:35
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投稿者:paguapgu - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊坂幸太郎ってスタイリッシュでモダンなイメージだったけど、このエッセイを読んでかなり印象が変わった。とても普通な感じの人なんだね。仙台愛に溢れていて、素敵だなと思わせてくれました。いつか仙台、行ってみたい。
紙の本
仙台に行きたくなる本
2015/08/22 05:33
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投稿者:ドリジャ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読むと仙台に行ってみたくなる。伊坂幸太郎が過ごしている街を見てみたいという思いもあるが、作品一つひとつに登場する舞台にも行ってみたくなる。
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エッセイと短編。
震災前と後のエッセイが入っており
仙台在住の作者の変化が読める。
番外のソンソン弁当箱の話は
嘘みたいで笑った。
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懐かしいかと思って読んだけど、エッセイで描かれている期間が、すでに仙台を離れて以降の期間なので、どちらかというと新鮮な感じがしました。
伊坂の本はこれが初めてですが、最後に載っていた短編とかの雰囲気は好きかも。
震災についてはこのくらいがまだいいかな。
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一番初めの「タクシーが多すぎる」は、フィクションのせいか伸び伸びとした文章が伊坂幸太郎さんらしくて読んでいて心地よかったです。その後は仙台という地での暮らしぶりがほんわかと伝わってきます。その愛着のある仙台で震災に遭い作家としての自分の立場と向き合います。そして最後の「ブックモビール」ではその震災を題材にしています。文庫版あとがきで書かれている偶然の出会いも楽しかったです。
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伊坂さんの仙台での日常エッセイ。伊坂さんの人柄がわかってとてもおもしろかったです。震災後の文章も、等身大の言葉、という感じがして、読めてよかったと思いました。
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普段エッセイ本は読まないのですが、好きな作家なため手に取った。
伊坂さんの温かい人柄が伝わり、小説とはまた違った面白さがあった。
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もともとは、仙台の出版社である荒蝦夷(あらえみし)が年二回発行している、「仙台学」という雑誌の創刊号から第10号までに連載していたエッセイに、やはり仙台の地元各メディアに寄稿した3.11の震災がらみのエッセイ、そして同じく3.11の震災をテーマにした書き下ろし短編小説一編を加えたのが、このエッセイ集です。
つい先日、同じく伊坂幸太郎さんのエッセイ集「3652」を読み終えたばかりですが、それとは全くちがった印象を受けましたので、そのことを中心にレビューを書いてみます。
まずは本書の大半を占める、「仙台学」連載の10本。これは伊坂さん自身が、「◯◯が多すぎる」とテーマを決めて書き綴ったものです。
「3652」が、デビューからの10年間にいろんなメディアに書かれたエッセイの、語弊はあるものの「寄せ集め」であったのに比べると、文体に統一感があり(単行本化の際に、初出時の話し言葉に近い砕けた感じが、あまりに軽薄に感じたために、文章はほぼ書き直したとあとがきでかたっておられます)、また文章も可笑しみが増して、伊坂さんの小説に近いような印象を受けます。
ただ、ご本人が、少々度が過ぎる心配症であることがどのエッセイにも描かれていて、可笑しみのある反面、後半はやや食傷気味になったのも否めないところです。
その点において、僕の伊坂さん作品に対する評価としては珍しく、☆一つを減点しています。
このエッセイ集のもう一つの側面である、3.11の震災に関するエッセイの数々は、それぞれは短いものですが、震災後の日々の中、伊坂さんが何を考え何をしていたか、あるいはしていなかったかが「淡々と」書かれています。
幸い、伊坂さんご自身はご家族も全員無事で、住む家も失わずには済んでおられますが、それでも「被災者」となった苦しみや、作家として何をしたらいいのかわからない無力感が静かな叫びのように胸を打ちます。
そして、書き下ろし短編の「ブックモビール a bookmobile」、実在するモデルがいるという、震災地を移動図書館で駆け回る主人公二人が、とても魅力的で、ストーリーも伊坂さんらしく、存分に楽しめます。
ボリュームは「3652」に比べると、明らかに落ちますが、いろんな伊坂さんを知ることができる、いいエッセイ集だと思いました。
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仙台、タクシーはともかく街の雰囲気はすごく良さそうだ。作家という仕事上、東京に住むことの必要性やメリットがそこまでないのが羨ましい。腹立ちも含め、作者の人間性が見えることで小説とはまた違った形で作者が好きになりそうだ。
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仙台在住の作家のエッセイと短編
「多すぎる」中心にエッセイが書かれている。猫の話やタクシーの話、伊坂さんの日々の出来事を切り取り書かれている。ブックモービルは本誌唯一の小説で、移動図書館の話。本誌では震災の事にも触れられている。震災時の足場の不安定な焦燥感などが感じさせる。
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エッセイは苦手だ、と何回も書いていた伊坂さんの貴重なエッセイ集だと思う。
震災後を、伊坂さんの視点で書いていることにも、ぐっときた。