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食通にお勧め
2017/05/21 21:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る
グルメに関心のあるエッセイスト平松洋子の食べ歩きに関する随筆である。全国各地のレストランやおいしいと評判の店を編集者とともに訪ね、実際に食した記録である。書店で手に取ってみた所、私自身も行ったことのある店が幾つかあったので、購入して読んでみた。本書は『サンドウィッチは銀座で』の続編のようだ。
帯広の駅前にある豚丼のぱんちょうがその一つである。平松のこの店の描写を読んでいると、訪れた当時の店の光景が目に浮かんだ。まったく書かれていた通りであった。これは楽しみだと思い、読み進む。
鹿児島の黒豚、津軽のイカメンチと進むが、平松はこの辺りから早くも目移りが激しく、ご当地の名物を前に目が定まらない。あちこちと移っていくので読んでいても何を描いているのかわからなくなってくる。次にはとうとう赤羽の居酒屋になってしまった。
グルメならグルメに徹しなければ駄目でしょう。居酒屋なんて下戸にはまったく興味がないのだから。居酒屋、スナック、いわゆる飲み屋のオンパレードである。読む気を喪失させる内容である。ここで止めようかと思っていたら、次がタイトルにある『ステーキを下町で』である。
ここも行ったことのあるカタヤマである。たしかに間違いのない店である。混雑しており、一見してレストランと見まごうところがあるが、そこは席が空くのを待っている人々が待機する場所であった。しかし、待つ価値はあるし、そこの描写はさすが平松であった。これでまた読む気が回復し、さらに読み進めた。
しかし、またしても脱線が続く。沖縄に行ったり、餃子の王将の支店巡りをしてみたりで、かっこうが定まらない。続いて韓国料理、青森の鮟鱇、東京駅のエキナカ巡りと店やレストランの形式や料理の種類などはまとまりがない。
しかし、それが良いのかもしれない。気に入らない料理が取り上げられていたとしても、平松の書き方や描写の仕方は、やはり食べた者でなければ分からない粋が的確に書かれているからだ。食通と自称している方は是非ご一読をお勧めする。
食欲倍増
2019/10/23 13:57
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
サンドウィッチは銀座で の第二弾。第一弾と同じく谷口ジローさんがイラストを描いている。帯広や三陸など、各地を食べ歩き、読めば食欲倍増間違いなし。
美味
2016/11/07 12:21
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投稿者:東行 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもながら平松さんの著作を読む毎に、せっかくの減量が台無しになってしまいます。(本当においしそうなので)特に、本誌のタイトルとなっているステーキを食して(赤味だからでしょうか?)しかも 1ポンド以上の肉を食べた翌日に、体重が減っていたという事に、勇気付けられたのですが、実際は重量過多です!
女性視点を感じない面白さ
2015/09/01 04:36
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投稿者:金吾庄左ェ門 - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性である作者と担当編集者が美味しい物を求めて日本全国津々浦々を訪ねまわりますが、あまり女性視点を感じないのが面白かったですね。かといって、おじさんくささもありませんが(笑)
お店や場所そして食べ物を紹介する際に、ただそのまま書くのではなく、それついて相手の話をよく聞いて、それを話の中にキチンと盛り込んでいるのが良かったと思います。
個人的には、朝から酒を飲める店を回る「朝は大衆酒場、夜はスナック」。台風前の沖縄で定食を食べる「てぃーあんだの味」。京都で文学的取材とカレーうどんを食べる「赤目四十八瀧、運命のうどん」がオススメです。
旨そう
2020/03/21 15:11
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投稿者:やましお - この投稿者のレビュー一覧を見る
どれもこれも旨そうですごいなあとおもう。旨い、にこんなに表現のバリエーションがあったのかとおどろく。飯の描写が豊かで、時間、空間がたちあらわれる。