投稿元:
レビューを見る
才能は周りに言われて初めて自覚するもの。人間の才能は客観と主観の間を常に行き来する。「好きこそものの上手なれ」はなんて贅沢な言葉なんだろう。大半の人間は妥協点を見つけて、やりたいことを抑えながら生きている。著者はその妥協点を乗り越えるどころか、苦しみながら、楽しみながら、笑いながら、怒りながらそれをぶち壊してる。妥協点を受け入れられず鬱屈な日々を送る人に読んで欲しい。
投稿元:
レビューを見る
2012年、クモ膜下出血で倒れる直前までの執筆・音楽・演技活動の記録。
タイトルの「働く男」はユニコーンの曲名から。
書く男は雑誌ポパイで連載されていた映画コラム「ひざの上の映画館」を掲載。
星野源ならではの”批評”ではないコラムは嫉妬を覚える。
原稿の半分は直接映画とは関係ない個人的なエピソードだったりする。なのに、ちゃんと映画の感想と繋がっていて、結果「なんだかこの映画、観てみたい」と思わされる。悔しい!(笑)
巻末に園子温監督とハマオカモトの”星野源について”のインタビューと、星野源×又吉直樹の対談が。
”才能がないからやる、という選択肢があってもいいじゃないか”という文章には力をもらえる。
才能のない自分がいつかやりたい事でお金をもらえるような日がきたら”俺の勝ち”だ!
そのためには兎に角やらねば。
投稿元:
レビューを見る
雑誌の連載、音楽、舞台や映画ドラマでの俳優など、多方面で活躍する著者の仕事ぶりをまとめた本です。人の考え方を聞く(読む)のは面白いですね。鬱屈した気持ちから、様々な手段で、表現を紡ぎだす様子が、彼独自の表現であらわされています。テレビっ子で、ポピュラーソングしかわからない僕としては、舞台や様々な方面の音楽に触れる機会って面白そうだなと、思わされました。前半は映画の感想が書かれています。おそらく雑誌の連載でしょう。まず、それを参考に映画を見てみるかな。人の感想って、映画や本や漫画などを読むきっかけになりますね。
投稿元:
レビューを見る
「文章が書きたくて書いてみたけれど、読んでみて才能が無いのが分かった。でも書きたいので、知り合いのツテで編集者に頼んで200文字のコラムの仕事をもらった。その後400字になり、6年後には2000字のエッセイ連載が始まった。才能が無くてもやる。いつか才能の無い俺が面白いものを作り出せたら、俺の勝ちだ。」
そんな前書きを読んで、ほとんどその一文のためだけに買った本。
「才能が無くても続ける」宮藤官九郎が「あまちゃん」の中でも薬師丸ひろ子演じる大女優に言わせていました。才能があるからやるんじゃなく、やりたいならやってしまえばいい。続ける事は誰にも止められない。
それだ。自分は漠然と「書くこと」への憧れだけがあって、実際に書かねばならない状況に自分を置いてこなかった。どこかに頼み込んで書かせて貰おう、と決心した矢先に、知り合いの会社がWebマガジンのライターを募集しているとの話が持ち上がったので早速応募したところ、すんなり参加を要請されて書くことができた。1500字以上書いて2000円。4時間くらいかかって書いたので時給は500円。格安だが、たまにはこんなのも悪くないな。ライティング技術を向上させたい
投稿元:
レビューを見る
星野「〜でも、今は人見知りって気のせいじゃないかって思うんですよね。「人見知りです」と言うのって、「コミュニケーションをとる努力をしない人間なので、気を遣ってください」と言うのと一緒なんじゃないかって気づいてから恥ずかしくなって、5年くらい前から言わなくなりました」
投稿元:
レビューを見る
「そして生活はつづく」と続けて読みました。
あちらの方がエッセイって感じです。こっちはアーティストやら俳優やら、源さんのいろんな顔が見られる。けど人柄がよく出ていたのは「そして生活はつづく」の方な気がするので、個人的にはあちらが好きです。
小説まで書いてたとは知らず。超短編だけど、普通にいいじゃないか!もっと小説も書いて欲しいなぁ。
彼がこんなにマルチなのは、天が二物を与えたと言うより、本人が言う通り、才能がないと言われても突き通した努力の結果な気がする。
映画の紹介やら小説やらギターのコードやら、読んでるこっちもいろんなことやりたくなっちゃうような本。
投稿元:
レビューを見る
大人しそうだけど、倒れるまで働く熱い人なんだな〜と思った。
映画の紹介文がとても上手だと思う。私もこんな風に映画レビューを書けるようになりたい。
『モニカ病』ツボです。
投稿元:
レビューを見る
私が星野源を知ったのは
「LIFE」というコント番組であった。
「この人、誰?」という感じであったけれど、
不思議な存在感だった。
そうしたら実にいろんなことをする人だったのね。
本は息子が星野源のファンで自宅にあった。
「最後に又吉くんとの対談がのってるよー」というので
手にとってみた。
これまでの星野源の仕事を集めたような内容だった。
又吉くんとの対談は、
真逆に見える二人が対局で同じことをしているような面白さがあった。
いろんな肩書を持つ二人の大人の男の人の会話は
熱くないのに熱を持っている働く男の会話だった。
くだらないを一生懸命やり続ける、
星野源、なかなか興味深いと思います。
愚息はまた、ライヴにいくみたいだよ
投稿元:
レビューを見る
テレビで見ているのとはだいぶ印象が違うなあと感じながら読みました
内にあるエネルギーが物凄いある人なんだなあと
『才能があるからやるのではなく、才能がないからやる、という選択肢があってもいいのでは』
という考え方素敵です
投稿元:
レビューを見る
又吉との対談で「世の中に対する不満や腹の立つことを歌詞に書いて、それを人に聴かせるにあたって、直して世に出した」っていう話があるけど、なるほど、そうやって音楽ができてくるんやなぁとなんだか納得。
映画のレビューが秀逸。
予想外のところから話が始まり、最後にうまくつながる。
どんな辛い現実にもユーモアがかくされていて、どれだけ自分がそれを見つけるかどうか、という考え方がいい。
音楽は世界を変えられないけど、一人の人の心の支えになることはできるっていう考え方も。
自分の仕事や生活にもつながってくる話だと思う。
投稿元:
レビューを見る
単行本の方も買ってるけどほとんど読めてないまま時は過ぎて、文庫化されたので持ち運びもしやすく、読むに至ったよ。
対談のやつも読めてないままだなー。いかんいかん。
何を読んでも見ても聞いても、やっぱり源さん好きだなーと改めて思う。
投稿元:
レビューを見る
源さんのマルチな才能は、こうやって培われていったのかとすごく勉強になった。何事も自分から諦めずに挑戦し続けるのって、大事なんだね。もちろん才能もあるんだろうけど、謙虚に頑張る。とりあえず頑張る。
映画のレビュー読んで、いっぱい見たい映画リストが増えたけど、なかなか紹介できなーい。絶対に源さんの方が多忙だ。忙しいとか言ってないで、頑張ろう!と鼓舞してみるけど、そんなに誰でもできる訳ではない。さすがだ、源さん。
投稿元:
レビューを見る
#読書開始
・2016/2/8
#読了日
・2016/2/13
#経緯・目的
・友人がfacebookに本書を投稿していたことで知り、星野さんの雰囲気はなんとなく惹かれるところがあり興味があったので購入
#達成、感想
・星野さんの等身大の思いが詰まっており、ますます好きになった。
・引用だがこの言葉に感動した。「才能があるからやるのではなく、才能がないからやる、という選択肢があってもいいじゃないか。」
・ビジネス書の方が好みなので評価は3つ星だが、新鮮で読みやすく、観たい映画が増えたことが良かった。
#オススメ
・星野さんファン。
・映画でもみたいなーという方には良いコラムがある。
・働くということに関してを求めるならば、ビジネス書の方が良いと思う。
投稿元:
レビューを見る
ショートショートで短時間で読める本を…と思い、手に取りました。星野源さんに興味持つことになった。しかし、本の内容がもともとファンでないと楽しめない内容になっていると思う。又吉さんはおもしろかったです。星野さんがつまらないわけではないです。
投稿元:
レビューを見る
最後の又吉さんとの対談で、人見知りについて話しているところがお気入り。
人見知りですっていうのは、コミュニケーションをとる努力をしない人間なので、気を遣ってくださいというのと一緒。
すごくわかる、大人になってワタシも人見知りしなくなったのはこれに気づいたからではないかと思う。