紙の本
絵画だったのか
2017/03/28 21:51
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジェーン・グレイを描いた作品 最初見た際には舞台を撮影した写真だと思ってしまった。西洋絵画のリアルさへのこだわりに呆れ半分、敬意半分。東洋の絵画と違い比較するのも楽しいかも。
紙の本
吸い込まれそうな作品たちとの出会い
2020/07/26 22:13
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投稿者:hanna - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めてこのような美術本を買いました。
絵がカラーで、作品ごとに解説が付いているため美術館に行ったような気分になれてとても面白かったです!
『怖い絵』というシンプルな題名でありながらも少しゾッとする数々の作品にきっと会いたくなります♪
紙の本
怖いだけじゃない。
2015/09/21 23:27
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投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨーロッパの古今の絵画を二十数点取り上げ、独自の視点から解釈を加えた本。といっても所謂トンデモ説の類ではなく、ちゃんとした根拠(画家の人生とか、絵画の主題とか、時代背景とか、絵の中のモチーフとか)があっての物なので、良識ある人でも十分楽しめる。有名な画家の作品が「そんな解釈ができるのか!!!」と見方が180度変わる本なので、絵画の初心者はぜひ読んで欲しい。絵もきれいに印刷されている。
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うわあそうだったのかそれはおそろしい!と思えたのはわずか2点。
分析や歴史的観点からの解説に著者の思い入れが勝って説得力がいまひとつでした。
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フェルメール好きの私にとっては、メーヘレンの『エマオの晩餐』がいちばん印象に残りました。
果たして我々は絵それ自体を見ているのか、それとも有名画家の名前に納得しているだけなのか…。(p236より引用)
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「怖い絵」は何冊か読んだけど、これは泣く女篇となっているだけで、今までの物に新たに2作書き加えたものでした。でもやはり中野京子さんの解説は面白い。自分の目で見ただけなら見逃してしまう細部や、絵の描かれた背景が分かりやすく語られて毎回楽しめる。ここに載っている実物の絵をじっくり見比べながら、解説文を読んでみたいものです
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良い。美術品は好きなんだけど、それを見る目がないので、どうしても解説が必要になってしまう。特に「死の島」の絵は今まで知らなくて、とてもきれいだったから印象に残った。何より、書いた人の気持ちを理解しようとしたいとか どういう事伝えたかったのか知りたいっていう気持ちがちょっと満たされて満足。「怖い絵 泣く女編」の名の通りシリーズ本らしいので、他のもちょこちょこ読んでみようかな。
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「怖い絵2」を文庫化とのこと。2じゃなくて「怖い絵」は文庫化されてないのかなと疑問に思った。
掲載されている絵に関しては、不鮮明だった。ファン・エイク『アルノルフェニ夫妻の肖像』を、図書館の別の本で見たら、鏡の中まできちんと描かれているのがよくわかった。
しかし、大きくて綺麗であることを文庫に求めるのは酷だろうなと。内容自体は、すごい面白い。中野京子氏の他の本も読んでみたい。
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絵をみるときに、となりでこの内容をしゃべってくれる
クレバーな人がお友だちに欲しいわ。
面白いですが、確かに肝心な絵が見えにくいのが難点か。
でも、いいです。うんちく王になれるから
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これは・・・怖い絵とか、その他諸々の著書の抜粋?
殆ど読んだことがあった気がする。
でも何度読んでもいいのよね。
絵画から紡がれる物語が。
わたしはそれを元に、もっと大きな枠組みで美術史の流れをとらえられるようにならねばと思っているので(なかなかうまくできないんだこれが)
読み返すことができたという点で、忘れかけていた内容を思い出すことができた。
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立ち読み:2011/9/18
単行本より安くなっていて良いかなー、と思ったのだけど…画像が圧縮されすぎていて見づらい!!(サイズの問題ではない。画像ファイルを圧縮するときの圧縮率の問題)
「名画で読み解く~」シリーズではサイズは小さくとも画質はよかった(ダヴィッドのナポレオン戴冠など、縮小率はかなりのものだが、実にきれいな画像)。
だからおそらく、文庫や新書サイズでも質の高い画像にすることは可能であり、編集者やデザイナーの問題だと思う。
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まつくろけの猫が二疋、
なやましいよるの家根のうへで、
ぴんとたてた尻尾のさきから、
糸のやうなみかづきがかすんでゐる。
『おわあ、こんばんは』
『おわあ、こんばんは』
『おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ』
『おわああ、ここの家の主人は病気です』
怖い絵を紹介するだけの本なら沢山あるんだけど、この著者さんの紹介の仕方が秀逸すぎる。「カルロス二世」に萩原朔太郎の「猫」をぶつけてくるとは…素晴らしすぎる。
いやそれよりも、「何なんだ、これは、この、『突然召喚された魔術師』みたいな男は」という一文がツボに入った。いまだかつてこんなにピッタリな形容をした人がいたでしょうか。アルノルフィニ氏のあの独特なお姿を。
あと、「大量大量フフフンフ~♩おっと失礼樵さんちょっと通るよー。あ、ちょうどいいからついでに君の魂も貰ってくわー。」みたいなミレーの「死と樵」確かに怖い。こんな通りすがり感溢れる死神見たことない。
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「怖い絵」1・2・3 から、チョイスされた22編。
文庫化のタイトルにつけられた「泣く女」篇は、最後に紹介されたピカソの作品から。
文庫なので、せっかくの作品がどうしても小さくなってしまい、たいへん鑑賞しずらい。シリーズ全3巻でも、小さいと思えたし・・・
文庫化よりも、シリーズで新刊を出してもらいたいなぁ~と思う次第。
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怖いという印象はあまり受けませんでした。
それぞれの絵画に対する解説が面白かったです。
実際に見たことのある絵画も何点かあったので、それらの解説は余計にわくわくしました。
本の大きさの問題なのか、載っている絵画にやや不鮮明な点があったのが残念でした。
あまり深く考えて絵画鑑賞をしないので、解説は興味深く読めました。
加えて、どんどん読みたくなる文章だったのも魅力的でした。
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「怖い」シリーズ第2弾が文庫化されたもの。表紙のジェーン・グレイの絵からして恐ろしい。その他にミレーの「晩鐘」、ビアズリーの「サロメ」、タイトルにもなったピカソの「泣く女」など、全22作品に秘められた、背筋が寒くなるような憎悪、嫉妬、絶望、狂気、陰謀などが読み解かれる。歴史、文化、当時の社会情勢や常識など、目からウロコのエピソード満載。美術館のお供にしたい本。