紙の本
御吉兆!
2017/11/03 20:05
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鶉の佐久良が一番キャラとしては立っている。
かつて同じ道場に通っていた面々は共通点が強いためにキャラクターとしては映えづらいのかもしれない。
しかし、だからこそ一味発覚と場面と、ラストの落涙シーンがひきたつのだろう。
紙の本
魅力はあるが
2017/02/27 10:22
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物にはそれぞれ個性があって見るべきものがある。だけどそれがきちんと生かされないまま話が進んでしまった。今ひとつです。
紙の本
ゴキッチョー
2018/09/30 12:08
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投稿者:ROVA - この投稿者のレビュー一覧を見る
畠中恵さんの本は雑誌連載ではよく読むものの、単行本では初めてだったと気付く。
本作初回特典のうずらお守りを頂く機会があり
何これ可愛い、と本編も読んでみたくなり、読んでみた、と。
連載で読んでた作品(妖怪もの)は面白かったが
これは・・・うーん、つまらなくはないし佐久夜は可愛いけど、いまひとつ・・・
具無しの薄味スープみたいな作品。作品世界にも入り込みにくかった。
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登場人物の設定は面白いのだが、引退した大名と豪農を結びつけるためか、話の展開が無理やりでピンとこない。
巾着鶉の佐久夜が鳴く「御吉兆」の声が全体を締めている気がした。
有月や左源太、清心院などに絞った話も欲しかった。シリーズ化して、今後展開されるのだろうか?
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有月さん、素敵~。
ま、性格に若干の難ありだけど(笑)
美しいお顔でってのがしびれる(笑)
でも、三十路にして泣虫の吉之助さんは
かなり、残念すぎるよ~。
人の言葉が分かっているかのような朔家の
活躍に、笑わずにいられない。
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若き日に同じ道場に通った貧乏武家の部屋住み・有月と百姓の三男・吉也。
金もなく、家にも町にも居場所がなく、この先どうやって生きていけばいいのかと
悩む日々を共に過ごしてきた。
時は流れ、吉也は東豊島村の村名主となり吉之助と改名。
ある日、大名家へ向かう途中に辻斬りに襲われるが、
「御吉兆ーっ」という鳴き声とともに飛び込んできた白い鶉とその飼い主であるお武家によって命を救われる。
お武家の正体は、十数年ぶりに再会した有月だった。
涼やかな面で切れ者、剣の腕も確かな有月は大名を自称するが、どう見ても怪しく謎めいている。
そんな有月と勇猛果敢な鶉の佐久夜に振り回されながら、吉之助は江戸近隣で相次ぐ豪農不審死事件に巻きこまれていく。
一つ一つの事件を解決するうちに、その背景に蠢く、江戸城を揺るがす恐ろしい陰謀が明らかになり――。
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佐久夜(うずら)が超かわいい♪
それはさておき、閉塞感から刹那的な犯罪に至ってしまう若者(中年)というのは、現代にも通じるテーマだよなあ。
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うずらが飼いたくなる本。
読み始めて、うずらを卵しか見た事がない事に気付きました。
途中で画像検索をしたら、すごく楽しく読めました。
どうやったら飼えるのかとか、孵化の仕方とか調べてしまいました。
しかし、我が家にはお猫さまが踏んぞっているので、調べるだけ。
ああ、うずら飼いたい。
そうだよね、あんなに卵小さいもんね。
巾着に入る姿も可愛いんだろうなあ。
ああ、うずら飼いたい。
佐久夜かわいい。
もう一羽の子もかわいい。
ああ、うずら飼いたい。
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2018.05 fin.
きっかけ:畠中さん作品であることと、うずら大名とはどういうこと?と気になったので。
しゃばけシリーズ同様、個性あふれる登場人物が魅力的だが、いまいち感情移入が出来なかった。
長男ではない故の明日への不安感や、大名の地位が売られることへの危機感など、当時の時代感についていけなかったかな。
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内容紹介
正体不明の“大名"と泣き虫の村名主が江戸を揺るがす難事件に挑む!
若き日に同じ道場に通った貧乏武家の部屋住み・有月と百姓の三男・吉也。
金もなく、家にも町にも居場所がなく、この先どうやって生きていけばいいのかと
悩む日々を共に過ごしてきた。
時は流れ、吉也は東豊島村の村名主となり吉之助と改名。
ある日、大名家へ向かう途中に辻斬りに襲われるが、
「御吉兆ーっ」という鳴き声とともに飛び込んできた白い鶉とその飼い主であるお武家によって命を救われる。
お武家の正体は、十数年ぶりに再会した有月だった。
涼やかな面で切れ者、剣の腕も確かな有月は大名を自称するが、どう見ても怪しく謎めいている。
そんな有月と勇猛果敢な鶉の佐久夜に振り回されながら、吉之助は江戸近隣で相次ぐ豪農不審死事件に巻きこまれていく。
一つ一つの事件を解決するうちに、その背景に蠢く、江戸城を揺るがす恐ろしい陰謀が明らかになり――。
新しい畠中ワールドの幕開けとなる、痛快時代小説の誕生です!
内容(「BOOK」データベースより)
金なし、剣の才なし、家にも村にも居場所なし。百姓の三男だった吉之助が持っていたのは見えない明日への不安だけ。「この世を、ひっくり返せますかね」道場の同門、貧乏武家の有月にそう問いかけてから十数年。見えない明日は守るべき今日となり、運命はふたたび二人を結びつける。この出会いは吉と出るか?凶と出るか?正体不明の自称“大名”有月と泣き虫の村名主・吉之助。そして、勇猛果敢な鶉の佐久夜。二人と一羽が幕府を揺るがす陰謀に挑む。太平の世か、戦国か。今、江戸は天下分け目の合戦の時!
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若き日、将来に不安を感じる若者として道場で出会った武家の有月と百姓の三男の泣き虫吉也。数十年の時を経て大名の隠居と名主として再開する。
巾着ウズラやキャラクターの設定は面白く、話しが大きくなるのかと思ったら小さなコミュニティに収束してしまった残念なお話し。
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EDは『時には昔の話を』がとてもよく似合う
最初は設定の無理に驚いたけど、さすがは、「時代小説はファンタジー」
なるほど、そういうふうに身分が変わるのか、と頷けた。
端からは運が良いと思われていたって、ままならいことはある。ままならないことのなかで、どうやって生きていくのか。幸せってなんなんだろう……と、そういう余韻が残る作品だった。
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闇の面ばかり…~高田吉之助は東豊島村の名主で日暮屋という商店も営んで大名家にも出入りしているが,三男の立場で兄が急死したため,家を継ぐことになった者だ。それまでは嫁も貰えない武家や百姓の小倅たちと不動下道場でやっとうを習っていたが,芽が出ずにやめていた。仲間には有月や佐源太という侍もいた。姪の結婚話で村が揉めている中,店に行こうとして襲われ,九死に一生を得たのは,播磨の多々良木藩の大殿となった有月が投げた白い羽根を持つ鶉・佐久夜の助太刀のお陰だった。だれが襲ったのかは分からない。有月はこれを解決するから,金を貸せという。いわゆる大名貸しで,出入りが叶うと,屋敷から出る下肥が貰えたり,家臣の下に加えられ,禄が貰えるのだ。姪が隣村に嫁ぐのが気に入らない村の独り者の百姓が吉之助を襲ったのだが,隣村から年頃の娘を連れ出して事なきを得た。巾着に鶉を入れている大名の隠居所へ通うようになったが,今度は有月と佐源太が狙われる。誘き出すと,道場の師範代に収まっていた榎本だったが,腹を切って果てた。豪農や旗本や大名になったのが羨ましく思う者もいるのだ。武家の地位や大名の地位までも売り買いされると噂が広まり,娘を武家奉公させ,側室にでもなった男子をなしたら…と考える豪農もいて,死んだ榎本の名を騙る者が噂を流している。高田吉之助なら…という噂も広がり,見知らぬ豪農や武家からも問い合わせが来る始末。有月の所には老中が出入りして,この噂を知り,何とかしろと行ってくる。罠を仕掛けても嵌らず,吉之助は攫われるが,その際は腰に佐久夜が入った巾着があった。捕まって解き放った鶉は攫った相手を突き廻していたのだ。名主の屋敷に集まった一同の内,突かれた疵を持つのは…~自分や仲間のことを豪農だとか豪商だとかは言わないよなぁ。「おおびゃくしょう」とか「おおだな」とかは言うだろうけど。まあ,大名や大百姓になった者の苦労は,庶民の知るところではなく,羨ましい気持ちを持つのは当然じゃないか?苦労をしてみたいとね…。畠中先生の嫌な面は,鶉の佐久夜の活躍でも消えない!ハイ…面白くありませんでした!
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(15-86) 若い頃同じ道場に通っていた仲間が今は色々な立場になり、協力したり敵対したり・・・。これは畠中さんの作品に頻繁に出てくるお馴染みの設定だわ。まだ若いのだがほろ苦い思いを抱え、何とか世を渡っていく彼らの物語がとても良かった。
巾着鶉って初めて知った。丸っこい身体をしてるし、確かに懐いたら可愛いだろうなあ。今でもそうやって飼ってる人はいるんだろうか。
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大名?と村名主のコンビが活躍する時代ミステリ。なんといっても勇敢なうずらが可愛くってほっこりしてしまいます。「御吉兆」って鳴くのかー。それは知らなかったなあ。
だけど。作品の雰囲気としてはほっこりばかりではなくて。むしろ辛辣でした。少しずつ明らかになってくるとある陰謀と、それに付随して起こる数々の事件。人々のそれぞれの立場のつらさも、こういうのは案外と知らないことでした。大名が金持ちでないというのも意外。
読後感はなんとも哀切な印象が残ります。彼らの望みは、理解しがたいのだけれど。人それぞれの価値観の違いがこれほど悲しく思えることもありませんでした。