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紙の本

翻訳者の方々に感謝。内容は、民族誌批判と存在論的転回の結節点?

2017/09/24 19:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:勉強中 - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容自体は非常に複雑なので簡単にレビューが書けませんが、とりあえず訳が良いということだけは書かせていただきたいと思います。
本書の原文と突き合わせたわけではありませんが、The Gender of the Giftの原文を読んだことがある経験に照らせば、ここまで分かりやすい日本語訳になっていることは驚きでした。また訳注も非常に丁寧で、読者のためのガイドのようになっています。訳者の方々に感謝したいと思います。

あえて内容について触れるとすれば…。
原文が書かれたのは1991年で、「文化を書く」を中心とした民族誌批判の直後です。本書は、「文化を書く」への直接の応答といえます。事実、タイトルの「部分的つながり」は、「文化を書く」の序章である「部分的真実」という言葉への応答であり、本書の途中でセクション名として2回登場する「人類学を書く」という言葉は「文化を書く」という言葉への応答です。もちろん、単に言葉の対応関係だけでなく本書全体が応答になっています(が、その具体的内容は複雑なのでここでは触れません)。
一方で、その後に人類学の中で広まった「存在論的転回」を念頭に置けば、本書は存在論的転回の一つの理論的支柱になるものです。ものすごくざっくり言えば、ヴィヴェイロス=デ=カストロやラトゥールが描くような存在論的世界を、複数の世界として並置(対置)した場合にどうなるか、ということを考えているのだと思います。
つまり本書は、80年代の民族誌批判を批判的に継承しながら、今日の存在論的転回を準備した一冊、と言えるのではないでしょうか。民族誌批判はしばしば、「一時おおいに盛り上がり、具体的な形で深化することなく過去のものとなった」という形で語られますが、本書は対照的に、民族誌批判を今日の人類学に継承する継ぎ目のような位置付けになっていると感じました。

複雑で難解な内容のため、レビューの正確性は全く保証できません。あくまで一見解としてご容赦いただければ幸いです。(翻訳の良さは保証できます)

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2016/03/28 17:49

投稿元:ブクログ

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