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人魚の眠る家 みんなのレビュー

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みんなのレビュー490件

みんなの評価4.0

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/11/30 08:47

東野圭吾版『人魚姫』

投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

アンデルセンの人魚姫はかわいそうだったけど、東野圭吾の人魚姫は幸せで、良かった。

この小説には、臓器移植法が、本人の事前の書面による意思表示を必須の要件としていた元の法律から、家族の同意だけで臓器提供できるように改正されたがゆえの、家族の苦悩が出てくる。小児の長期脳死や、脳死判定のむずかしさ、日本以外の国では脳死を死とする法的要件がもっと簡単なのにという医師の不満、ドナーが少なくて海外渡航移植に頼らざるを得ない移植待機患者の苦しみ、海外渡航移植のための募金活動、その募金活動への誹謗中傷、世界各国に海外渡航移植の自粛を呼びかけたイスタンブール宣言など、脳死と臓器移植に関するほとんどの問題が網羅されている。

しかし、それらは、危機に遭遇した親子の辿る心理サスペンスを描くための、素材である。あまりにうまく料理されているので、以前、臓器移植法改正の問題に強い関心を持っていた私としては、こういうテーマで、あまりうますぎる話を書いてくれるな、小説としてのおもしろみのせいで、テーマがぼやける、とさえ、思った。それは不当な不満であろう。作者は一つの奇跡を物語ったのだ。

水の事故で「脳死」となった少女瑞穂は、父親の播磨和昌が、身体の機能を補う機器の開発に携わる会社の社長だった御蔭で、最先端の技術を利用し、人工呼吸器をはずせるようになった。母親の薫子と祖母の千鶴子とが、瑞穂の介護を自宅でおこなう。機器の開発者のひとり、星野裕也も、訪問して筋肉の訓練をする。瑞穂は、筋肉が鍛えられて、薬剤の投与も少なく、肌つやも良く、車椅子にすわらせて貰って本を読み聞かせられたり、散歩に連れ出されたりするようになる。ある意味で、健康に、すくすくと育つ。

ところが、薫子が、口先ではともかく内心では星野裕也に、会社や恋人との関係を顧みることなく瑞穂に専念するように望むようになり、星野裕也も、瑞穂のために尽くせば薫子から神のように頼られることを心地良く感じて、耽溺していく。病的な事態だ。

そうなるのも無理もない状況もあるのだ。電気仕掛けで動かされる脳死の子供なんて死体を動かしているのと同じだ、グロテスクだ、親の自己満足だ、と言ったり考えたりする人々が、親族親戚にも知人隣人友人にも、いる。それに対して、理論武装もし、身構えもし、孤立感も高まらざるを得ない。

『人魚の眠る家』の後半は、どんどんサスペンスが盛り上がっていく。

第四章「本を読みにくる人」では、読み進むほどに、そんな気持ちで脳死の子供に本を読み聞かせに来ないで、こわいわ、人殺し、と叫びたくなる。ところが、最後までこの章を読むと、そんな単純なことではなかったとわかる。

第五章「この胸に刃をたてれば」では、途中まで、もう、薫子、やりすぎだ、異常だ、瑞穂の弟の生人(いくと)だって、いとこの若葉だって、かわいそうじゃないか、と思っていたのが、途中から、大逆転する。

娘の胸を包丁で刺せば私は殺人罪になりますか、なりませんか、殺人になるなら喜んでなります、今まで娘が生きていたことになるんですから、という薫子の叫びに、そうだ、そうだ!と、心から応援してしまう。

この章は子供たちが主役になって、一気にカタルシスを得る。

薫子も星野裕也も、最先端の科学技術という、現代の魔法の呪縛から解放された。

その後だ、瑞穂が<王子様>に出逢うのは。

瑞穂が薫子にわかれを告げに来た。薫子も、静かに受け入れることができた。それは、瑞穂を人魚のイメージでとらえた少年が、命の危機にさらされた時だったことは、瑞穂以外の誰も知らない。

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低い評価の役に立ったレビュー

8人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/11/05 15:38

人魚

投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る

大好きな東野圭吾先生の作品です。美しい家族に起きる悲劇。読んでいて、とてもハラハラして衝撃のラストに驚きです。

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490 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

難しい話

2019/03/17 13:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る

薫子の気持ちをわかろう思いながら読み進めようとしたが、あまりにも自分とはかけ離れていて、自分がその状況にならないと、想像もできないということを痛感した。法と、現実の患者とその家族が苦しむ姿は、読んでいて辛かったが、プロローグとエピローグの話、最後の決断は、よかった。

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紙の本

子を思う深く哀しい母の愛

2018/12/03 16:31

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投稿者:tamaron - この投稿者のレビュー一覧を見る

離婚間際の夫婦の娘の小学校受験、という導入を新聞広告で見て、初めて東野圭吾さんの小説読みました。

脳死判定を親としてどう受け止めるか、臓器提供を親族が請け負う苦しさ。そんな深刻な状況を、最新のITを駆使して、想像できなかった生命維持を行なう。
現実にあり得るのか?今はないとしても、ほんの数年後には起こり得るかも知れない。複雑な環境設定で目が離せない。
実際に自分だったらどうだろうか?その場その時の状況によって、答えが変わるかも知れない。難しい問題だと思う。
そんな難しい問題提起を小説の中で行い、母の立場、父の立場、医師の立場、IT専門技師の立場、さまざまなシーン転換により、実にリアルに話が進んで行く。
2年3年と看護(?)した母=薫子が娘に刃を向けた時の叫び。胸に迫る訴えは、まるで映像が頭の中に浮かぶようで、屋外でありながら心を揺さぶられ涙が止まらなかった。

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紙の本

「あなたは、家族の脳死を死として受け入れられますか?」著者が読者に問いかけています。

2018/11/16 13:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:よっち - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、推理小説ではありません。

わが子が、事故により脳死状態になる。
肉体はまったく損傷していない、でも脳波は反応しない。

あなたは、家族の脳死を死として受け入れられますか?
この状態で、わが子の臓器提供について承諾できますか?
もしかしたら、3日後には目を覚ますかもしれないのに、いえ、覚ましてほしいと願っているのに。

現代の日本の臓器提供の現状、わが子の脳死を受け入れらない親の心情、逆に臓器提供を待つ側の心情などを描きながら、著者は読者に問いかけています。

題材がとっても重いけれど、避けてはいけない問題だと思います。
本書は、そのことについてじっくり考えさせられる小説です。

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紙の本

人魚の眠る家

2017/12/17 09:09

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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

「生きる」とは、どういう事なのか、命の大切さを感じながら一気に読みました。思いも寄らないような展開に戸惑いながらも、そのミステリー感覚に感動しました。母親の子どもを思う気持ちは、本能だと言うしかないのかもしれません。とにかく感動しました。

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紙の本

考えさせられる

2017/10/20 20:54

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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る

脳死とは、臓器移植とは、ということを考えさせられる一冊。しかもそれがわが子に起こったのならなおさら。

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生と死について考えさせられる話

2017/07/23 17:58

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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る

突然わが子が、脳が機能しなくなるような事故に遭遇してしまったら、親はどのように感じるだろうか。逆に移植を待つ子供を抱える親は、移植という治療法に対してどのような想いを抱くだろうか。脳死は人の死といわれているが、果たしてそれは正しい制度なのであろうか。

薫子も和昌も、瑞穂がプールでの水難事故によって脳の機能が停止した事態を始めは受け入れられなかった。和昌は自身の仕事柄、脳や医療については詳しく、そのような状態の瑞穂に、気管切開による呼吸ではなく、呼吸を司る筋肉を電気的に刺激して呼吸をさせる機器を取り付ける。さらに部下の星野を使って瑞穂の様々な筋肉を動かす研究をさせる。星野は薫子に恋愛感情を抱き、薫子に気に入られるよう研究に励む。
4章「本を読みに来る人」では薫子の揺れる想いが絶妙に描かれている。特別支援学校から派遣されている教師の様子から、自身の行動について疑念を感じた薫子は、移植手術を実現するための募金を募っている団体に入って活動をし、その親の意見を聞き、自身の考えを深めていった。
5章「この胸に刃を立てれば」でいよいよこの物語は最大の盛り上がりを見せる。和昌はこれが不毛であることを徐々に感じ取っていったのであろう。しかし薫子の行動に合わせていた。その他の人間も薫子の前では瑞穂を生者として扱っていたものの、君の悪さを感じる人も多くいた。そして瑞穂は薫子以外の者にとって、腫れ物のような存在だったのだ。そんななかいよいよ事件が起こる。
最後の薫子は、潔い態度であった。事故直後と同じように脳死判定の話となるが、こんな冷静な状態で脳死の話をする例など未だかつて、そしてこれからもないはずである。薫子は冷静な読者からは狂気のような存在に感じられるが、読み終わって改めて考えて見ると、薫子の立場と性格からは、むしろ正常であるように思われる。

プロローグは何の意味があるのかと疑問に思って読んでいましたが、エピローグでその意味が明かされます。脳死や移植について考えさせられると同時に、出来事や登場人物の心情などについてエンタメ性も十分にあり、面白い作品であると思います。

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東野圭吾さんの問題提起は視野が広くて好き

2017/07/22 19:10

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投稿者:はいね - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回も小説久しぶり・・・と読み始めないうちに1週間経ってた!!
今日返却なのに半分しか読んでないと思ったけど東野圭吾さんなので読み始めると進むよね。
ただ今回の脳死や「虚ろな十字架」死刑のように明確な答えのないお話はモヤモヤ辛い。
自分的には義父と同じ考えだけど、やはり子供が温かいうちに死を受け入れ移植を決断するかは本当に分からないな。
でも「虚ろな十字架」読後の様なウツっぽくはならなかった。

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紙の本

倫理的にどうであろうとも、家族なら

2016/11/18 11:21

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投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ネタバレ!』

医者が治る見込みがないと言った患者はそれなりの理由がある訳で、
奇跡なんてめったなことで起きるものではない。
東野さんは、そんな奇跡を描いたりしなかった!
我が家の人魚は脳波は波をうち、自発呼吸もある。
寝たきりで意識はないが。 筋力を鍛えるすべがあるなら、試してみたいと思う。
倫理的にどうであろうとも。
医学の進歩や臓器移植のありかたなど、問題提起の1冊ではあるが、
個人としてはもう1度読みたいとは思えない作品となるのは
致し方の無い事であろう。
薫子のナイフのくだりは衝撃的でも的を得ていてすごすぎた!

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読み続けられず・・。

2016/09/06 07:06

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投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

P250辺りまで読み続けたが限界です。
図書館の予約で280人待ちのやっと届いた人気作家東野圭吾の小説。
いつか物語に入り込め夢中になって読めるのを期待していたが・・。
少し前に読んだ「ラプラス・・」でもがっかりさせられたが、どんなに偉大な作家でも過去は過去、今何を書けるのかが全てなんでしょう。
プロ野球の投手が、どんなに素晴らしい実績があってもバッターを抑えられる裏付けにはならないと言っていたのを思い出しました。
新しい作家がどんどん読んで欲しいと、思いを込めて世に送り出される小説がたくさんある。
そんな小説の中には、物語の楽しさ、悲しさ、辛さ、勇気などたくさんの感情が生み出されるほどの素晴らしさがたくさんある。
小説家には、過去の実績はなんの評価にならないと理解した。

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やっぱり凄い

2016/08/01 22:04

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆきは - この投稿者のレビュー一覧を見る

東野作品はほとんど読破していますが、さすがにもうネタがないだろうって思っても、また次に凄い作品が。どれだけ引き出しを持っておられるのか…。
愛する我が子の不慮の事故、残酷な選択を迫られる夫婦の葛藤。そして狂気とも言えなくもない母親の行動。裕福だから出来ることとはいえ気持ちは痛いほどわかります。
私自身、愛する人に延命措置を行うのか…心臓マッサージは?と決断を迫られました。
悩みに悩んだ結果、出した答えは無理な延命はしないということでした。
きっと一生、これで本当に良かったのか…悩み続けるでしょう。
愛する人にはたとえどんな形であれ、生きていて欲しいと思うのも真実なら、楽にしてあげたいと思うのもやはり真実です。

私はずっと前から臓器提供の意志カードを持っています。自分の脳死後に誰かを救えるならと思うからです。けれども、主人は反対し続けていました。耐えられないと。

考え方は様々ですが、ラストは少し穏やかに読み終えることが出来ました。
さすが、です。

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ラストがよかったです。

2016/06/01 13:05

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まこと - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタばれありです。
東野さんなので、てっきりミステリーだと思ったら、ミステリーではなかったです。
いつになったら事件が起こるのか、と思いながら読みましたが、事件は最初に瑞穂がプールでおぼれた事故だけで、あとは何も起きません。ミステリーではなくSFっぽい家族物だと思いました。
内容は、脳死は人の死であるか、脳死かもしれない子供の延命措置をするべきか否か。そして子供の臓器移植の問題です。
研究員の星野を恋人の真緒が尾行するところや、瑞穂の担任教師の新章房子の名をかたる人物が臓器移植のための募金活動団体にかかわるあたりのところでは、ここから何か事件が起こるのかと思いましたが、事件はなかったです。
後半、母親の薫子のやっていることが、確かにおかしいと思い、感情移入できないと思いましたが、最後はこれ以外ないすてきなラストでよかったです。
薫子は確かに瑞穂の母親だったんだと思いました。
東野さんの作品はいつも安心して読めるから好きです。

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子どものために狂えるのは

2016/04/15 00:32

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投稿者:westtribe - この投稿者のレビュー一覧を見る

脳死と臓器移植。法律の成立時と改正時にそれなりに勉強したつもりだったけど、自分の理解は全然足りていなかったことを思い知らされた。丹念な取材と問題意識を伺わせる1作。

ぐいぐい読ませるリーダビリティはさすが。
基本的には長編だが、一部には連作短編的な味わいもある。新章先生が後半に登場しなかったのはちょっと残念。
プロローグの少年、星野や進藤のその後も、ちょっとあっさりしていた、というのは欲張り過ぎかな。

「子どものために狂えるのは母親だけ」という言葉が刺さりました。

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難しい

2016/03/31 20:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:東野ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る

何とも重たい話なんだろう。何が正しい結論なのか未だに導き出せない。
子どもがいる立場として、もし我が子が本書のような悲惨な事故に遭ってしまったら、と思うとなかなか読み進めることが出来なかった。

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紙の本

親として考えさせられます

2016/03/15 21:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヤマダ - この投稿者のレビュー一覧を見る

私自身、小さい子供がいるので、「もし、自分だったら・・・」と想像せずにはいられない内容でした。
自分の子供が脳死状態になったとき、親はどうしたら良いのか、考えさせられます。
読みやすく、一気に読んでしまいました。

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自分なら…

2016/02/18 18:56

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投稿者:おおちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

題名から想像して、どんな内容なのかとおもいましたが、いろんな複雑な問題提起があり考えさせられました。脳死を人の死とするのか否か…永遠のテーマですが、これは自分の大切なひとが脳死状態にならない限り絶対に軽々しく発言出来る問題ではないな、と…。そんな状態で生かされていて本人は幸せじゃない、とも思うし、もしかしたら意識があるかも…とか、考えだすとキリがない。東野圭吾作品の真骨頂だな、と思いました。

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