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アトランティスへの旅 失われた大陸を求めて みんなのレビュー
- マーク・アダムス (著), 森 夏樹 (訳)
- 税込価格:2,860円(26pt)
- 出版社:青土社
- 発売日:2015/11/26
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紙の本
妖精が残した金の壺を探しに、虹の片隅へ(※本書p9を参考に)
2016/05/04 22:33
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
副題は「失われた大陸を求めて」。
失われた大陸、アトランティス、ムー、レムリアのうち、アトランティスを取り上げています。
非常に「濃い」本です。
アトランティスにまつわること、原点たるプラトンの著述、アトランティスは何処にあったのか、また存在した年代は?などの様々な疑問について丁寧に取り上げているとともに、「アトランティスに魅了された “ひと”」について綿密に記述しています。つまり、インタビューをした人物の容姿・動作・性格等について細かく書き込んでいます。そのあたりが気になると、読みづらいかもしれません。
しかし、興味深い記載が多々ありました。
数点ご紹介します。
〇「アトランティスについては、それが実際にどのような名前で呼ばれていたのかわからない」、ということ(p33)。余談となりますが「邪馬台国」もそうだと思います。(古代の中国語で「やまと」あるいは「やまど」と読むという説もあるようですが)
〇NASAの科学者だったコンタラトスによる「アトランティスの永眠の地」を発見するために役立つ基準(p46)
〇アトランティスの都市の特徴たる円形(環状)についての考察(p264~)。さらに「アトランティスの石壁は白・黒・赤の三色であった」という記述に当てはまるかもしれない地質の紹介。別途その場所をwebで見てみたところ(アトランティスかどうかは別としても)確かに興味をひかれる。
など。
また、古代ギリシャの彫刻家がヘルメスの像をつくり、そのサンダル部分についてサンダル職人に不具合な点がないか確認したときのやりとり(p219)は、他の様々な議論にも当てはまる話だと思いました。
少々読みづらいかもしれませんし、アトランティスに関する議論の決定打となるわけではありませんが、知的エンターテインメントの一つとして楽しむことのできる本です。
紙の本
面白そう。でも翻訳ひどい
2016/03/28 14:06
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしおくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「マチュピチュ探検記」が面白かったので、同じ著者の2作目。内容はきちんと取材もされているし、ロマンにもあふれ、かつ知的で、読む価値は十分にあった。しかし、とても読みにくい。「マチュピチュ」も時間がかかったことを思い出したので、よくよく注意して読んでみた。問題はあきらかだった。翻訳の日本語がひどすぎる。仕事で原稿も読んできたが、この翻訳は他人に読ませるレベルに達していない。せっかくの良い本が台無しだ。
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