世界の半分 みんなのレビュー

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投稿者：蛍　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

静かに淡々と進みます。他レビューで、序盤に比べ後半が駆け足で…とあったのは、なるほどな、と読後思いました。確かに「知っている」と答えてからがあっという間で、もう少し二人の未来を描いてくれても…とは思いましたが、ある程度行き着く先が予想される以上、仕方ない面もあるのかも。
葛西さんのイラストがさらに雰囲気を盛り上げgoodでした。

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投稿者：てひう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

淡々とした導入部にしびれてくるころ、一気に物語の核へひきずりこまれた。
あまりにも静かな夜の情景とひそやかな語らい、小さな鈴の音、衣擦れの音、ふたりの呼吸と熱・・・。
思わずレーベルを確認しちゃったｗ
このシーンの意義は読み進めていくごとに変わっていき、より鮮やかになると思う。
5人の王とかすきならすき。・・・かも。
ただ、序章だけ読んだ気分なので、せめてふたりの悲願達成まで読みたいなあ。
葛西リカコさんのイラストすてきだった！

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投稿者：さなにょろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

良かったです。かわい先生のファンタジーって綺麗。

自国を滅ぼされたカイだけでなくエルヴァンもまた苦悩していて、そんな二人の心が通じ合い障害に立ち向かう様子が丁寧に綴られていました。
読了までに自分の喜怒哀楽すべて引き出された気がします。

そして、読み始めるまでピンと来ないのに読後はピタリと来るタイトル。
いつもかわい先生にはしてやられます。

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投稿者：A　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

とても美しく綴られている物語でした。
エルヴァンに国を滅ぼされ、亡くなった姉に扮して脱出したところを捕らわれ、エルヴァンの宮へ寵姫として入るカイ。
あらすじだけ読むと荒々しいお話かと思いましたが、カイ自身は乱暴されることもなく、静かに読み進めることができました。
カイもエルヴァンも悲しい境遇にあり、そんな2人が少しずつ心を通わせる物語だったように思います。
地の文章がしっかりしていて、美しい物語でした。

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投稿者：柊　猫　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

とても美しくて切ない世界観です。
主人公2人がともに悲しい過去があり、でもとても優しくて。少し物足りないと感じたのは、本当に2人がこのままでいれるのか？という、不安定さがあったからだと思います。イラストも美しく、ストーリーにぴったりでイメージが膨らむ美しさでした。

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投稿者：そら　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

切なくて甘いお話でした。国を滅ぼされたカイが敵国の皇子に囲われて……。って感じでしたが全体的にかわいさん独特のゆったりした感じで話は進み、攻めのエルヴァンもとても出来た人なのでなんだかんだ甘々な二人でした。アラブ風だっみたいだけどあんまり感じませんでした（そういえば皇帝や兄皇子達はダーバンまいてたなぁ）。エルヴァンも辛い立場で兄皇子が即位した時にはまた一波乱ありそうなのにそこまでは書かれておらず、一応ハピエンだけど今後の二人の行く末が心配になりました。

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投稿者：ma　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

これぞ王道BL…という作品でした。しっとりと、ゆっくりと、攻めも受けも魅力的な部分が丁寧に描かれていました。心情や関係の変化の機微を楽しむことができました。何より美しい世界観と、それだけじゃない切なさや辛さもあります。トントン拍子な展開は、ここまで貫かれてしまえば気持ちいいです。ラストにかけてが駆け足で物足りないところが残念。ラブラブなふたりをもっと見たかった！しかしながら、久しぶりに素直に萌えた作品です。

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投稿者：るう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

このところ かわいさんの作品はキャラに個性が足りない気がする。特に攻めキャラが優等生過ぎて面白味に欠ける。設定は魅力的なので 人物に立体感があれば文句無しなんだが。

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投稿者：冬みかん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

話の雰囲気と葛西先生のイラストはとっても合っていて評価が高いです。ただお話は物足りないというか、後半あれよあれよという間にハッピーエンドなのがデキ過ぎな感じでもしかして続編があるのかな、というくらい中途半端なエンディングでした。

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投稿者：hike　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

攻めと受け、二人が立たされている苦境から脱出する描写があっさりしすぎていて物足りない。女装をやめて男の愛人として攻めのそばにいられるようになったから受けはハッピーという展開は疑問が残る。結局この世界の半分を占める女性がつらい立場であることには変わりが無いわけだ。ベテラン作家で、女性の人権への感覚が古いのは仕方がないのかな。