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オーソモレキュラー療法から見たグルテンフリー。
2016/02/15 15:26
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:M マサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、グルテンフリーが流行り出している、著者の専門分野、分子整合栄養学(オーソモレキュラー療法)の観点から見たグルテンフリーを中心にした栄養学が解りやすく書かれている。
アレルギーと密接にかかわっているのが、腸の状態で、消化がつまり、大きな分子から小さな分子に、分解が出来ずに大きな分子が残ると抗原となりアレルギー反応が起きてしまう。
健康な腸粘膜は、目の細かいザルと同じで小さな分子だけを通すが、粘膜機能が低下すると、網の目が粗くなり、十分に分解されない大きな分子を通してしまう、これがリーキーガット症候群は腸粘膜の疾患であり、アレルギーの他にも、精神症状を引き起こし、ADHDの多動性、発達障害とのかかわりが指摘されている。
抗原になりやすい食材の代表に、「小麦」「乳製品」で、腸の粘膜を荒らしてしまう。
小麦に含まれている、たんぱく質、グルテンには、腸の炎症を引き起こす、脳内で麻薬物質に変化する、老化や疲労感に関係、肥満、メタボ、これらに影響している事を、また、小麦の問題点は、グルテンだけではなく、栄養の吸収阻害が起きている事等を解説している。
乳に含まれているたんぱく質でカゼインがアレルギーと関係し、乳製品を抜く事で、幾つかの改善例を、取り上げなから、牛乳を飲むことで、脳への葉酸の取り込みを阻害する可能性がある。妊婦がカルシウムを摂取するために、頻繁に牛乳を飲むのは、お勧め出来ないと指摘し、腸の炎症は脳のトラブルに繋がっている事を指摘している。
あらゆる病気には、炎症が関わっていて、炎症を起こす箇所により、病気の種類になり、炎症を小さいうちに鎮静化すれば、病気になることはない。
炎症を抑える脂肪酸はオメガ3系、促進する脂肪酸はオメガ6、これらの油を1対1になることを薦め現代人はオメガ6を取りすぎている。
栄養療法では、発達障害の子供に、オメガ3の摂取が常識になっている、どんな油をとるかで細胞の質が変わり、油は本来体にとって重要になる。
但し、トランス脂肪酸は、避ける。
低コレステロールの人は油の吸収が悪い。
グルテンフリーとカゼインフリーを合わせておこなうことのメリットは大きが、小麦の代わりに米に変えるとデメリットがある。
また、食事の食べる順番を意識すれば、血糖値の上げ方をゆるやかに出来る、最初にサラダや、汁物を、次に、メインのおかずを肉や、魚、最後に、少な目のご飯を、たんぱく質は同じたんぱく質を取らずに、日により種類を変える事を薦めている。
また、大豆の重症なアレルギーは少なく、発酵が抗原を抑えているのではないかと、しかし、おからは抗原性が強いので注意が必要になる。
ただ、肉を食べずに大豆製品ばかりとることは、鉄分不足になる。
以上が、大まかな内容だが、非常に勉強になる、著者の本は、殆ど読んでいるが、今回は牛乳(乳製品)と小麦をメインに書かれ、著者以外の他のグルテンフリー本より、説得力がある、例えば、小麦を避けお米を薦めたり、アメリカの遺伝子組換小麦が良くないから、国産品を選ぶ、ヨーグルトや、人工甘味料を薦めたり、これらの内容が多いが、個人的には疑問を持っていたが、溝口氏は、その辺もしっかりと言及している、
全体の内容は腸をいかに、整えるかが重要で、その基本が、牛乳を含めた、糖質制限になる、個人的には、千島学説と考え方が類似(動物性たんぱく質論の違いはある)しているように感じるが、森下敬一先生等と是非、交流し
今後の栄養学を深めて頂きたい。
今後の溝口先生の発言、行動には注目したいです。非常にいい著書です。お勧めです。
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グルテンフリー
2022/10/31 11:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:せいたろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
小麦に含まれるグルテンや、乳製品に含まれるカゼインが腸内環境を悪化させるということは知らなかったので、できるだけグルテンとカゼインを摂らないようにしたいと思いました。
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小麦抜き
2020/12/27 04:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
グルテンが体質に合わないという人も一定数いるということなんでしょうね。体質改善を目指す方にいいと思います。
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おもしろかった。
グルテンフリーのことが半分くらいで、他には何をどの様に摂ると身体に良いのかが書かれている。
自分が気になったところは、
・大きな魚ほど寿命が長く水銀が蓄積しやすく、小さい魚ほど寿命が短く水銀が蓄積しにくいことから、なるべく小さい魚を食べたほうがいい。
・昔からバランス良く食べることが良いと言われているけど、それは同じものを食べ続けることによってアレルギーを発症させてしまうリスクも減らせることにもなる。
・油は本来どこの身体の機関も通らず全身に吸収されるらしいんだけど、ココナッツオイルは門脈から直接肝臓に運ばれるので、エネルギーに変わりやすく、脂肪になりにくい。
そしてココナッツオイルは脂肪も燃焼しやすくする作用も持っている。
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ジョコビッチのグルテンフリーの本を読み、実践もしてみて、グルテンフリーには興味がありました。
アスリート目線でなく、医師目線でグルテンフリーの見解を知りたいと思って読みました。
内容は、ジョコビッチのより少し難しい単語を出したくらいであまり大差ないと思いました。
気になるのは論理です。一見まともそうな文章だけど、根拠不明なことの断言とか推論の多さが目立つとか…
説得力には欠けます。
やっぱりグルテンフリーは謎の健康法か…
ただ、ジョコビッチに感化されてグルテンフリーを3ヶ月やった私は、グルテンフリー推奨します(←え)。
睡眠が深くなったこと、間食を欲しなくなったことなど、いろいろ良いことがありました。
でもこれはグルテンじゃなくて糖分が減ったからかも?と思ったりしてます。
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最近流行りのグルテンフリーがどういうものか詳しく分かりました。
「分子整合栄養学」というのははじめて聞きましたがこれもちょっと興味があります。
グルテンの害や摂取の仕方も書かれていますが、腸内環境を整えることの大切さが何度も説かれています。
やはり腸は大事ですねー。
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オメガ3を積極的に摂ろう。
たんぱく質であるお肉、魚類も日替わりに。
小麦、乳製品は摂りすぎに気をつけたい。
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要約
小麦がアレルギーになる体質の人がいる。
小麦アレルギーの症状…疲れ・だるさ、頭痛、肩こり、腹痛、下痢・便秘、食べすぎ、胃もたれ、アトピー・喘息・花粉症、肌荒れ・乾燥肌、集中できない、イライラ、生理不順・重い生理痛
腸の目が粗くなってよくないものも通してしまう状態、腸の粘膜が荒れてる状態になるのがよくない。
アレルギーかの判断、2週間小麦と乳製品を抜く。
バランスよく食べることでアレルギーにかかりにくくなる。タンパク質は日替わりで摂る。糖質は少なめに。
グルテンのアミノ酸は麻薬のように食べたくなる。
炎症を抑えるために摂りたい油…オメガ3系(亜麻仁油、シソ油、魚油)
感想
具体的に食べられる献立もあるとうれしかった。
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小麦粉と乳製品を控える生活を実践しているところなので、実感が伴う部分が多く、面白く、どんどん読み進めることができました。
身体でどんなことが起きているかわかったので、より一層理解した状態でグルテンフリー、カゼインフリーを続けられそうです!
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★また読みたい!!
不調の原因は、すべて腸にあるということが、いろいろな実例を挙げて説明されている。
グルテンフリーやカゼインフリーを実践することで、腸内環境を整える必要性をわかりやすく説明している。
アレルギーの事や、腸内環境の事など、とてもよくわかる。
食品アレルギーにも、即時性と遅延性があり、即時性の場合を除き、遅延性などはアレルギーの食材を抜けば良いと言うことではなく、頻繁に食べないようにすること、たくさん食べているからアレルギーとして食材にあがってきていることなどわかった。
最近話題のオメガ3やオメガ6の必要性、米なら小麦の代わりにいいというわけではなく、糖質過多になることの危険性もわかりやすい。
腸をあらす、小麦や牛乳をやめ、アレルギーが出にくい食材といっても毎日食べ続けず、間隔をあけ、いろいろな食材をバランスよく食べる事が大事だとわかる。
とても参考になった。
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小麦と乳製品が腸を荒らすという意味がわかりやすく説明されている。ただグルテンフリーというだけでなく、乳製品(カゼイン)も合わせて断つというところが、日本人向けなのかなと思う。
かといって、一生食べたらダメという訳ではなく、体の調子を見ながらたまには食べも構わない。それならば実践できそうな気もする。ちょうど今小麦と乳製品を2週間お試しで断っているけど、醤油も小麦が入っていてダメだそう。醤油は使っていたよ…始める前に読めば良かった。また期間を開けて再挑戦することにする。それまでに小麦の入っていない醤油を探す。
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実際に小麦断ちしてみて、肌がすべすべしてきたこと、ある程度続けてみたところ、あるときから頭が冴えるようになったというか霧が晴れたというか、明らかに疲れにくくなったように感じている。小麦断ち以外にも、乳製品や「ばっかり食べ」に関する注意もあって、なかなか参考になる一冊。アレルギーやうつ症状、アトピーやADHDの傾向がある方は実践してみて損はないはず。私の場合、肝心のアトピーはまだ完治していないけれど、小麦断ちをはじめてすぐに症状が軽くなったので驚いた。いまリバウンドなのか症状が悪化してぶり返しているので、ここから完治を目指したい。
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全粒粉も駄目だったとは・・・
オメガ3を取る為に魚を食す事は知っていたけど、マグロ等の大型は重金属の蓄積とかであまり良くないんだとか
あとはビタミンDや中鎖脂肪酸が腸内環境改善にも役立つなんてね
色々と勉強になりました
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完全には難しいけれど、主食としてのパンは1週間に一回程度にした
昔の小麦は悪さをしなかったのに現在の品種改良された、害虫に強い小麦になって、腸の粘膜に炎症を起こすようになってしまったとは。
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グルテンだけではなく乳製品に含まれるカゼインも腸に良くないとのことで、少し時期はずらしたもののそれぞれ抜く生活を試してみた。大きな変化は感じなかったものの、胃腸の調子は良くなったかもしれない。自分にとっては、完全に小麦粉や乳製品を断つほどではない気はするけれど、毎朝パンを食べる生活はやめてみている。