紙の本
やさいの花の美しきこと
2016/07/10 07:43
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
スーパーや八百屋さんで売っている野菜に花が咲くというのはなかなか想像しにくいかもしれません。というのも、野菜によっては花が咲く前に収穫して食べてしまうことも多いからです。
子どもたちが知らなくても恥ずかしくはありません。私なんかは還暦を過ぎても知らなかったのですから。菜園で野菜づくりを始めたのがきっかけでようやく知ったことがたくさんあります。
例えば、ハクサイ。
ハクサイの花は見たことがなかったのですが、ナノハナとそっくりの黄色い花をつけます。もっとも野菜づくりという点では花が咲くのは収穫の時期を逃したハクサイということになります。
春になって菜園が黄色一色の花畑できれいにみえますが、本当はあまり感心しません。
この絵本にはたくさんの野菜の花の写真が載っています。
キャベツ、ハクサイ、ダイコン、オクラ、ニンジン、タマネギ、ナス、トマト、ピーマン、インゲン、キュウリなど、普段食べている野菜の花たちです。
ここにあげたのは私が菜園で作ったことのある野菜たちだけです。
だから、その花も自分の目でちゃんと見たものばかりです。
そのほかにも、ゴマだとかカボチャだとかジャガイモなんかも、絵本では載っています。
小玉スイカを今年の夏に栽培したのですが、残念ながらこの絵本ではその花の写真は載っていませんでした。でも、大丈夫。
同じウリ科のカボチャとそっくりなのです。そういえば、キュウリもそうです。
どうそっくりかというと、めばなの下に実そっくりのものがあります。おばなとうまく受粉すれば、それが膨らんで実になります。
小玉スイカやカボチャは丸いふくらみ、キュウリは細長いふくらみです。
オクラのきれいな花も載っています。
オクラの花は朝に咲いて、昼にはもうしぼんでしまいます。なにしろ、オクラはフヨウとかハイビスカスとおなじ仲間ですから、花がきれいなのも納得できます。
食卓に野菜が並んだら、一度どんな花が咲くのだろうかと想像してみて下さい。
思った以上に野菜の花たちは美しいですよ。
紙の本
野菜たちの違う一面
2019/04/05 10:37
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投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
野菜の花が鑑賞にも耐えるとは、知りませんでした。
野菜畑に行っても、すぐに摘み取られてしまう野菜の花も、収録されていて興味深い。
紙の本
「見たことがあるもの」の「見たことのない」顔。
2016/08/09 17:27
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さなベランダですが、わたしも野菜を育てています。ここに載っている、ジャガイモの花も咲いたことがあります。食べ終わった後のキャベツの芯を植木鉢に植えてみたら、黄色い菜の花のような花が咲いたこともありました。好きなのはソラマメの花。パンダウサギみたいで笑みを誘います。うっすら爽やかな香りもします。花の形と、香りと最後にはおいしい豆と。三つも楽しませてくれる野菜です。
良く見て知っている野菜でも花は見たことがないものも多い。本書はそんな野菜の花ばかりの写真集です。
ゴボウの花はアザミに似ているとは聞いていましたが、3メートルぐらい大きくなって咲くと書いてあって、育てるのはあきらめました。
実際に栽培してみたことのある花は、それぞれの思い出も蘇らせてくれます。見たことのない花も「どんな香りかしら」などと想像を膨らませてくれます。
どの花も、一生懸命咲いている。「見たことがあるもの」の「見たことのない」顔。生き物の力を秘めた美しさを捉えつづけている埴さんの写真はもちろん、文章も易しい言葉でちゃんと特徴を説明し、写真に寄り添っていて素敵です。
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キャベツ、ニンジン、ブロッコリー…。
いつもたべてる やさいにどんな花が咲くか しってる?
まるでお花畑のような やさいのお花が写真で紹介されています。
新しい発見がいっぱい!やさいを見る眼がかわりますよ。
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サツマイモがおいしい季節ですね。
ところでみなさんは、サツマイモの「実」を見たことはありますか?
ついついお芋の部分を思い浮かべてしまうかもしれませんが、そこじゃありません。花が咲いた後にできる種の入った部分のことです。
なんとサツマイモの花や実はアサガオにそっくりなんです。
同じお芋でも、白い花を咲かせるジャガイモの実は熟していないトマトによく似ています。
それでは、いつも種の部分を食べるゴマは、どんなふうに実るのか…想像できますか?
この本は、いつもよく見る野菜たちの、見たことのない部分…花や実についてくわしく紹介してくれます。
当たり前のことながら、野菜も植物なんだなあ、と改めて実感できる一冊です。
ちなみに、いつも食べているピーマンやゴーヤは苦いですが、実はその苦さはまだ食べないでというサインだそうです。
熟すと赤くなって甘くなるのです。種が熟す前に食べられてしまわないよう、若い実を苦くしているのに、人はその苦さがおいしいと食べてしまいます。…苦いのが苦手な私としては、なぜせっかくのサインを無視してしまうのか、解せない気持ちでいっぱいです。
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花だけを見てなんの野菜なのかわかりますか? ふだんなかなかみることのできない野菜の花。ゴボウやとまと、オクラにニンジン。野菜の名前を隠して、あてっこしてもたのしい写真絵本。(約15分)
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野菜が植物の一面でしか無いことは、つい忘れがち。
綺麗だったり、愛らしかったりする花々を見ていると、そのことを思い出させてくれる。
ゴボウの花、アスパラの実には驚いた。
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あの野菜とあの植物って親戚だったの!?あの野菜の花ってこんな風なんだ!
いつも料理している身近な野菜の、いつもと違った一面を見られる絵本。
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「やさいの花を見たことがありますか?ゴボウやレタスはきくのなかまで、キャベツはなの花のなかま。さつまいもは花も実もアサガオそっくり。大きな写真で、花のひみつを見ることができます。」
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なすやきゅうりの花は知っているけど、そだてたことがない野さいの花をみたいなと思って、ぼくはこの本を読みたいと思いました。
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「やさいはもともと野の草花でした。」から始まる。とても身近な野菜だけれど、そう思うと、急に見方が変わる。人間が手を加えて、畑で育てる野菜だけではなく、野や山に自生しているものもあると思うと、面白い。ゴボウの花とか、知らずに見てるのかもしれない。
この野菜は〇〇の仲間との紹介がある。
うそ!?っと思いながら、花を見ると納得する。
“知らなかった“がいっぱいあった。
ふせんなどでやさいの名前を隠して、あってこしながら読むのも楽しそう。早速我が子にしてみよう。
そして、何より写真がステキだ。
表紙の写真がとても綺麗。
やさいの花に対する概念が変わるくらい。
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普段食べている野菜の花って知られていないものも少なくない。
この本に出てくる野菜の花の写真はどれもきれいで花の図鑑かと思うほど。
説明文も難しくないので、読み聞かせなら幼児から。低学年なら一人読みできると思います。
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写真が綺麗。
野菜を通して身近な自然に目を向けるきっかけになる一冊。
子どもも野原のギシギシを見て、コレはホウレンソウっぽいねーと話してきたり、ねぎ坊主を見つけて楽しんだり。
冷蔵庫のブロッコリーに花が咲いた時は、残念感より、発見の喜びに。笑
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7歳娘の寝る前の絵本。
やさいの花が美しい写真とともに紹介されています。
身近なやさいでも、案外花は知らないもの。
花が咲く前に食べたり、収穫したりしてしまうから。
育てたことがある野菜でさえ、花は知りません。
例えばニンジンやサツマイモ。
サツマイモに花が咲くことを全く考えたことがなかったです。
ネギの花は知っているつもりだったけれど、ネギとタマネギの花の違いはわかりませんでした。
ひとつひとつ「へ~!」と思いながら読みました。
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「毎日食べている野菜に花がさくって 知ってた?
花屋さんにある花に負けないほど 美しい花をさかせる野菜。よく見ないとわからないような 地味な花を咲かせる野菜。とても個性的です。収穫しないではたけにやさいを残しておくと、花ばたけになります。ほらね。」
ニンジン、ゴボウ、レタス、ブロッコリー、ハクサイ、カブとダイコン、オクラ、ミツバ、ネギ、タマネギ、アスパラガス、ナス、ジャガイモ、トマト、ピーマン、エンドウ、インゲン、ソラマメ、ダイズ、キュウリ、ゴーヤ、カボチャ、ユウガオ(かんぴょう)、ホウレンソウ、サツマイモ、サトイモ、ゴマ、
写真でわかりやすく。情報いっぱいだが言葉はやさしい。4歳から大人まで楽しめる。調べ学習にも◎