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フシギちゃんな、愛すべきハリネズミ。
これは哲学書?なんだろうな。
さらさら読める割に深い。深すぎる。
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誰かに訪ねてきてほしい,でも。
ハリネズミが,どうぶつたちを招待しようと手紙を書こうとする。いざ招待する相手を考えて色々思いめぐらすと,怖くなってやはり止めてしまう,でも……という話の繰り返し。
最初はどうとらえていいのか戸惑ったし,延々と悩み続けるハリネズミにイライラも感じた。でも,次第にハリネズミは自分のことかもしれないと考え始めた。ハリがあるから,みんなに嫌われるかもしれない,でも自分が自分なのはハリがあるからで,ハリのない自分は考えられない。一人はさびしいけれど,誰かといると気を使ってしまうし,相手がいるということは想像通りに進むはずがないということ。そう思えば不安になって,楽しいはずの招待も恐怖だけしか感じられない。ハリネズミは私なのかもしれない。
最後に予期せぬリスの訪問を受けたハリネズミが,その訪問を楽しめたことに救いを感じた。色々考えてしまうけど,きっと世の中はうまくいくのだ,と。
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図書館本である。
何やら結構話題になっているのと図書館でも予約がいっぱいだったのでどんだけ面白い本なのかと思って借りた。
コレだけ人気の本なので正直言ってよいかどうか迷いますが言っちゃう。
尋常じゃないくらいつまらない。
なんだこのつまらなさは。
もう3行読んでわかったよ、つまらないって。
よく最後まで頑張って読んだと自分を褒めてあげたいくらい。
コレが世界中でベストセラーなの?
何だろう?このつまらなさは。
訳のせいなのかな?
それとも元からか?
とにかくビックリするくらいつまらなかった。
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誰かを自分の家に招待したいけど、実際に誰かがやってきたら楽しんでもらえるだろうか、といろいろ不安にかられるハリネズミ。招待する前からあれこれ妄想が膨らみ悶々とする姿が可愛らしい。とことんネガティブだけど親しみがもてる。そんなハリネズミにも、最後には素敵な訪問者が訪れる。ほっこり温かい話だった。
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話題になっていた本で、わかるかも共感できるかも…と手に取る。
考え過ぎな点、防衛的、心配性なところ、わかる。…が、冗長すぎないか?
読み物としては、退屈になってくる。
もっと短く絵本並みにシンプルにした方がグッとくるかも。
友達の定義や範囲、付き合い方は人それぞれ。
ハリネズミは考え過ぎだからこそ、幸せを人一倍かみしめられるのかもしれない。
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まぁクスリと笑える短編が沢山集められた様な感じで話題ほど自分には合わなかった
カメとカタツムリの話が間間に入るのがクスリと来る
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ちょっとまわりくどいというか、冗長な感じがする内容ですが。
昔、訪問しあえるような友達がいない自分のことを
考えていたときを思い出しました。
最後のリスとの話は本当にあったかくなる内容です。
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閉じこもりがちがハリネズミが、皆に招待状を書くことを思いついた。手紙を書くが、引出にしまってしまう。そして、誰かが来たときのことをいろいろ想像して、思い悩む。
人と交流したいが、付き合いの煩わしさや、自身のコンプレックスなどから、外に出るのを二の足を踏む姿を描いているようです。哲学的な分かりにくい内面を描いていますが、理解しにくい部分が多かったです。
最初に方に、手紙を出すのを思いとどまったときに、「いまはまだ」という言葉が出てきて、「いまは」は時々不安げに周りを見回していた。「まだ」は規則正しいステップを踏んでまわっていた。突然、ドアが開き、「当分が」入ってきた。などの表現があります。こういうのが好きな人は、楽しく読めそうです。
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子どもの童話として読むなら普通に悪くないが、大人の読み物としては物足りなさを感じる。
カモメのジョナサンのように読者に考えさせる訳でもなく、モモ(ミヒャエル•エンデ)にように何らかのテーマを掲げている訳でもない(少なくても私は読み取れなかった)。
唯一カメとカタツムリだけは印象的だったが、あとは似たような話の繰り返し…。
なので結局、30章以降は読み飛ばし、エピローグだけ読んではみたものの…
これで本屋大賞!?
※すべての見えない光(アンソニー•ドーア)より得票数が多いのが私には理解できない。
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この(著者の)想像力には感服しました。
きっとあれこれイソップなり、多くの童話や西洋文学が根底にあるので、それらの理解があると、もっと面白く読めるんでしょうね。
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考えすぎる人ほど人生はハードモード。そんなことを思わせられた。
浮かんできた言葉は、常識、こだわり、予防線、マニュアル社会、思い込み、全てに意味を求める
ハリネズミは招待状を出そうとする、だけどそれによって引き起こされるであろうさまざまな事態はハリネズミにとって喜ばしいものではない。
招待状は引き出しを行ったり来たり。
招待する側は、ゲストの趣味嗜好を全て把握すべきもの
複数人のゲストの場合は、各々に都合がいいものを提供するべき。だってあなたが招待したんだから、あなたに責任があるから。そんな押し付けばかり。
人それぞれの常識、こだわり、価値観でがんじがらめになっている現代。「普通に考えればわかる」なんて言葉で人を傷つけていい訳ないことは普通に考えればわかる。それもまた押し付け。意味なんてなくてよくて、そこで生まれるものに価値はあるのではないかと思いたい。
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共感できるところはあるが…。とにかく、私には長かった。
1話ずつ毎日読み聞かせするように読むのならいいけど、一気に読むにはしんどい。
最後に光が見えたから、少し救われた気持ちにはなったが。
自分を構成するものの多くは、自分自身で選んできたものではない。そのすべてを愛おしんだり上手く使い切ることはなかなか難しい。
そこで自分を認められずに、他者からも拒まれるかもしれないという気持ちになるのはわかる気がする。
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作者はオランダの国民的作家。
本屋大賞の翻訳小説部門で1位ということで、読んでみました。
森の中に住む一匹のハリネズミ。
自分の針が大嫌いで、自信がなく、友達がいません。
ある日、森のみんなを招待しようと思い付きますが‥
「‥だれも来なくてもだいじょうぶです」という招待状が傑作。
しかし、それを出すことも出来ない?
もしも誰かが来たら。
クマが? フクロウが? ゾウが‥?
えんえんと取り越し苦労で悩み続けるハリネズミくん。
そういう気持ちは、わからないでもないですよ。
想像がおかしくて、けっこうありえそう。
前もって考えておくのも、必ずしも悪いことじゃないでしょう。
ただ、長すぎる‥
カタツムリとカメが面白いんだけど~え、これもまだハリネズミが妄想しただけ、実際には起きていないの?と思うとシュゥ~‥と、しまいには気持ちがしぼんじゃう。
カタツムリとカメは、他の話にも登場している人気キャラクターだそうです。
元々は子供向けに、ひとつずつ話して聞かせたものらしく、子供にとっては、こんなふうに長く続くお話って面白いのかも。
大人が一気に読むには‥と気づいて、ちょっと一息入れつつ読みました。
リス君と会えて、良かったねえ‥
でも、この下りが短すぎるわ! なので星一つ減らしました(笑)
わざとそうした意図はわかりますけどね☆
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針ねずみの題名から、自己の存在を考えさせる伏線が入った逸話話を想像して読んでしまったが、そんな考え自体が浅はかで、もっと素直に出てくる動物の個性を楽しんで読むべき作品でした。 次回読む際は素直に読みたいです。
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かわいい挿絵にまどわされぬよう。これは心あたたまる感動の物語ではなく、言葉あそび、ひとりあそびを楽しむ本。