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長く続いてきて、読み続けているシリーズだから、新刊が出たら借りて読む。
段々とマンネリ化が気になっていた本作。
切ない人情描写においては堪能。
表題『おおあたり』と言うのは内容とちらほら無理くりかしら、と思う部分もあったかな?
良くも悪くも、本シリーズはキャラクター小説だと思っているので、登場人物がイキイキしていれば成り立ってしまうんですが。
横恋慕、岡惚れ、心変わり辺り書きたいテーマだったんですかね?それに対する不安?
前作まで随分と若旦那が己の将来、甲斐性について悩み、鬱々とする描写が目立ちましたが、今作ではちょっと、前を向きます。若旦那って今幾つだ?毎回思うんだけど。脳内ではずっと17くらいでイメージ止まってます。
『長崎屋の怪談』は、作中で語られる怪談が怖くなくて。そこが一番今作で残念だった点かな。怖いのは苦手なんですけど、どうせ読むならもう少しひんやりしたい。どこが怖いの?となってしまったので……
結末は好きです。切なくて。
つまり。だから。
つまり。その。
からの台詞、多用も相変わらず。
個性ですかね。その人の文だってわかりますし。
読んでいてやたら上菓子食べたくなるから困った。
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若旦那が成長している。少年から青年になってまだまだ病弱だが舞い込む問題もより難しくなる。頼むよ 若旦那
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安定した人気の「しゃばけ」シリーズも15作目。
今回は、いろいろな「おおあたり」の話が5つ。
長崎屋の若だんな、わけある生まれゆえに病弱な一太郎は、妖たちと仲良く離れで暮らし、ゆっくり大人になってきています。
少しは役に立ちたいという思いは強く、出来る時にはちょこっとだけ、頑張ります。
まあすぐ寝込んじゃうんですが、その合間に(笑)
幼馴染の栄吉は、和菓子屋の跡取りなのですが、あんこを作るのが異常に下手という。
どっちかというと、お笑いキャラでしたが~
辛あられを作ってみたら、これが大当たり!
ところが? 意外な展開に。
獏の場久が離れで一席設けての怪談話でおおあたり。
貧乏神の金次が富くじで、おおあたり。
絡む事件は、けっこう深刻ですね。根っから悪いやつばかりではないものの‥
さまざまな味が楽しめます。
仁吉と佐助の出会いの話では、5歳の若だんなの可愛らしい姿に出会えます。
若だんなラブの兄や達の一途さにほっこり。
人間には真似ができない?
いたって気のいい若だんなは、病弱なまんまでも、これほど取り柄がなかったとしても、存在価値はあるんだよと言ってあげたい。
実際には、頭も切れて、心が広く、ちゃんと役に立ってますよね。
終わって欲しくないシリーズ。
ちょっとは新味も欲しいけど、いつもの楽しさも欲しい~読者の贅沢な望みにこたえるのも大変でしょうね。
今回は、栄吉のあんこの物凄さで~大笑いの幕引き☆
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15作目。
ここまで書き続けるってすごいことですね。
もう時代劇かサザエさんを見ている気分になります。
こんなに一途に若旦那を大事にするって、
どれだけ妖たちって一途なんだろう。
寿命の短い人間には無理ですな。
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しゃべけシリーズ。やっぱり病弱な一太郎と一太郎思いの妖たち。一太郎思いというか、一太郎が思っているから、貧乏神の金次だって憑りつこうなんて思わない。一太郎が喜んでくれることが嬉しいし、何より怖い兄やん達にも褒められることが嬉しい。
才蔵と岡安氏の話は、相手に褒められたくてしたことが、逆に双方を苦しめてしまった。珍しく後味の悪い話。
そして、一太郎と兄やん達の出会いの話。第一印象は大事。特にその人に仕えるのなら尚更。幼い一太郎君はやっぱり一太郎で、その後の兄やん達の使命感が分かるお話。
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しゃばけシリーズ第15弾。一太郎の幼なじみ栄吉の恋模様が切な過ぎました。菓子職人としてまだまだ未熟な栄吉…最終章読んでたら、まだまだ不安になりました。口にした妖たちの気を失わせる程の饅頭とは…(表紙イラストのぶっ倒れた家鳴、屏風のぞきは滑稽に思えるんだけど)不味いと言うよりも食べ物として如何なものかと。それ言い出したら物語がつまらなくなるから、突っ込んじゃだめですよね。
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しゃばけシリーズ。さまざまな「大当たり」をテーマに、事件あり笑いあり感動ありの物語。いつもながら非常に楽しく読めます。妖たちの活躍にはわくわくさせられますが、それよりなにより最強なの……栄吉の菓子はいったいどこまで進化してしまうんだ(笑)。いっそ別の用途として売り出せないものでしょうか。
お気に入りは「あいしょう」。なんと仁吉と佐助が長崎屋に来たばかりの物語。まだ「相棒」になりきれない二人の活躍と、幼いながらに活躍しすぎる若だんなにはらはらさせられました。事件自体はとても物騒なのだけれど、妖たちのほっこり加減がいいなあ。人間の方がよほど悪辣かも。
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様々な『おおあたり』をテーマにした五編。
マンネリ感はここずっと感じていたが、それでもそこそこ楽しめるのは、やはり作家さんの上手さか。
このシリーズの楽しいところは、人間と妖との価値観の違い。兄やたちにとっては、日の本が引っくり返ろうが一太郎が無事であれば問題なしだし、河童にとっては人の子の行方より胡瓜や西瓜の方が大事だし、屏風のぞきや鳴家は何故人が泣くのか分からないし、一太郎の母おたえは嫉妬というのは感情に疎すぎる。
それでも皆、一太郎が好きだし一生懸命に協力しているから嬉しい。
それにしても栄吉の餡の破壊力はどうしたものか。やっぱりあられ屋としてやって行くのが良いのでは?
そして一太郎の体調はいつになれば良くなるのか。精神的にも追い詰められそうになっているところを兄やたちがそっと守るところはさすが。
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一旦完結して、明治時代の話がスタートしたんだっけ?
と思ったけど、いつも通りのしゃばけシリーズ。
特に盛り上がりも無く、安定した読み応え。
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シリーズの最初の頃はとても面白かったのだけど、最近は登場人物が名前だけ貸して実際には登場していないと感じるのは私だけ?
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大当たりに関する5話(あいしょうは関係ないかな?)。
個人的には「暁を覚えず」が好き。薬頼みとは言え仕事ができるようになった若旦那の今後が楽しみ。
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おおあたり、にもいろいろある。
お金のこと、色恋のこと、予想があたっておおあたりなんてのも。
いい事のように思うけど、それだけじゃない。
栄吉のおおあたりとにいやたちのおおあたりの物語が心に残りました。
栄吉にいいご縁がありますように。
美味しいあんこが作れるようになりますように。
若だんなとにいやたちができるだけ長く共に入られますように。
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しゃばけシリーズ
今回はいろんな「おおあたり」のお話し
栄吉の辛あられ
獏の怪談
富くじ
仁吉と佐助の仲
そして最後もやっぱり栄吉のアンコ
栄吉すごすぎる(笑)
5歳の若旦那の活躍や
金次のピンチに、麺棒とお盆を持って暴漢に立ち向かう若旦那。
成長して欲しいような、してほしくないような・・・
ものすごく面白いわけじゃないけど
もはや自分も仲間になってる気がしちゃう
そんなシリーズです
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しゃばけシリーズ、15作目。
今回は「おおあたり」に関するお話5編。本文でも描かれる通り、おおあたりって良い方にも悪い方にも捉えることが出来て、ある意味怖い言葉なのかも。ほのぼのとしたお話の中に、怪談話のような薄ら寒い怖さのあるお話も入っていて、全体を通して楽しめた。おおあたり的には最後の破壊力満点な栄吉の饅頭が一番かな。仁吉たちの並々ならぬ一太郎への心配りも泣けるけど、数多いる妖たちを一網打尽にする栄吉饅頭には誰も勝てないかもしれない(笑)
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しゃばけシリーズ第15弾
やっと読めました。
若旦那も妖達も相変わらずで、でも若旦那はちょっとずつ成長してるのかな?
「あいしょう」が中でも楽しめた。