紙の本
いいところに目を付けたものです
2016/11/10 21:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロープウェイとは、いいところに目を付けたものですね。観光地のロープウェイって、絶対に乗って上に行きたくなります。
巻末にロープウェイ資料室として、懐かしい絵葉書、チケット、パンフ、土産などコレクションの一部が紹介されていますが、次は、こっちをメインに、現在の営業情報をサブにしてまとめれば、もう一冊面白い本が出来るのではないでしょうか。
著者の父親は、ホンジャマーの帽子の早野凡平氏とのこと(懐かしいです)。
紙の本
新旧ロープウェイ
2019/10/14 01:47
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投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る
新旧の搬器(ゴンドラ)やロープウェイ駅、そして周辺の観光地を写真を詳細なデータと共にオールカラーで紹介します。
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松本晋一 著「ロープウェイ探訪」、2016.7発行。昭和の希望を運んだ夢の乗り物、ロープウェイ、国内145路線が紹介されています。私の場合、全国異動もあって、ロープウェイが動いてるのを見る機会は随分ありましたが、実際乗ってるのは「尾道の千光寺山ロープウェイ」だけですw。ここだけ2~3回乗ってます。
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<目次>
第1章 昭和を感じるロープウェイ
第2章 全国ロープウェイガイド
<内容>
現在(2016年)現在、日本で稼働しているロープウェイは76基。乗っているのはだいたい半分くらいだろうか?高所恐怖症の自分は、移動目的や山頂部への観光以外に、ただ乗るという目的はないが、故早野凡平氏のご子息は、早くから好きだったようだ。景色もいいし、写真映えもするので、もっとロープウェイは活用されてもいいし、開発されるべきだと思う。
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僕は高いところが苦手である(高所恐怖症、というものが実在するのか知らないし、それに該当するのかわからないが)。飛行機も相当苦手だが、東京タワーなどの足元がガラスになっているものとか、くらくらするし、ましてやロープウェイなどは、拠り所の少なさとか、昭和っぽさというか老朽化というか、まったく怖い。だが乗りたい! だから出先でロープウェイがあって時間が許せば結構乗っている。乗ると必ずといっていいほど後悔する。でも、(無事)降りたら、その瞬間から素敵な思い出になる。
そういうわけで、本書に紹介されているロープウェイも見覚えのあるものがいくつか。
ロープウェイは自走式の乗り物ではないし(引っ張られているだけ)、鉄道マニアに比べればおそらくマニアも少ない。だが、「この時が止まった感」というか、一抹の不安と、眼下に広がる風景によるインパクトの掛け算が、なんともいいではないか。
そうして各所のロープウェイを紹介していく。ギミックの話もある。だが物足りないのは偏愛だ。巻末には資料集があって、ロープウェイのおもちゃとかチケットとか絵葉書とか、まあ言ってみれば懐かし系(現役もあるけど)。
いや僕が求めているのはそれではない。毎度いうようだけど、偏愛本で面白いのは、研究対象よりも、研究している本人である。本書にもその面影はほとんど見られない。
だがそのかわり、ロープウェイの今をつかむにはバッチリだ。昭和の希望を運んだ夢の乗り物、という、もう終わってしまったかのようなサブタイトルがついているが、どうしてどうして、近未来的筐体で現役運行しているロープウェイも多い。そんなロープウェイでも、やっぱり乗れば後悔と絶景だ。昭和に惑わされすぎず、ロープウェイを楽しもうぜ。