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長期的に考えてどこに住むかという選択がますます大切になってきますね。所有から利用という選択も進んでいくように思います。
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「15年後には3戸に1戸が空き家に!」「再自然化」する空き家、スラム化する分譲マンション、漏水・破裂する水道管???日本が都市部も周辺部も壊れていく・・・。何とかしなければ!
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自分の問題意識にピタッとはまった本でした。
自分が今住んでいる町は、たぶん僕が死ぬまで、今と同規模の町としてきちんと機能すると思うんですが、自分の実家がある市は、このままいくと、僕が死ぬ頃には、市としての機能が相当衰えていると思うのです。
都市が都市として機能するために、住宅から考えることは、とても意味があることですし、考えやすいと思います。
より多くの人に、この本のような視点をもってもらいたいものです。
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2025年以降、東京圏は高齢者が激増し生産年齢人口が減少していくため、地方圏より相対的に貧しくなっていく。
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メモ
・湾岸エリアは眺望の陣取り合戦。
・公共施設、教育、医療、福祉系施設などの施設も、人口減少、財政難により、統廃合され、現在より広域エリアを対象とせざるを得なくなるなるでしょう。
・「週間東洋経済」によれば、首都圏の鉄道網を持つJR東日本ですら、黒字なのは全70路線のうち18路線しなかく、52路線が赤字。赤字ばかりの地方都市では、自治体が税金で路線維持のために支援している場合が多いですが、このまま支援を続けられるかは疑問であり、近い将来、路線の廃止が相次ぐ危険性が懸念される。
・長期的に見ると、低蜜に拡大した郊外の住宅は、住宅単体としての話はさておき、周辺のまちを含めた住環境として見た場合に、今のように暮らしやすいままであるかは極めて未知数。
・「30年一括借り上げ」サブリースは、サブリース会社が損をしない仕組み、ビジネスモデル。羽生ショック。
・都市計画の規制緩和のあり方の抜本的な見直し
・大都市のまちのスポンジ化。中心部は古く、その周辺は新しい。日本の都市計画や住宅政策が、住宅供給を市場原理に任せたままで、これまで作ってきたまちの新陳代謝を生み出そうという意識や意欲が不足していた。
・難問だから無理だと言って思考停止するのではなく、やらない理由ばかりを見つけるのではなく、将来世代に今よりさらに良い遺産として引き継いでいけるように、知恵を出し合うことが真に求められているのです。(いいこと言うなあ!)
・ドラマ金曜日の妻たちへ、の舞台ともなった町田市は、高度経済成長期に開発された郊外のおしゃれな新興住宅地として注目を浴びました。その時代のあこがれとなるような良好な住宅地であっても、現在の居住者の寿命が尽きる時期から一気に空き地が増える危険性がある。
・2025ねん頃、団塊世代が75歳以上の後期高齢者となる。2035年頃には、団塊世代の死亡数が一気に増えると予想される。この時期に放置されるケースが多いのでは…
・住宅地の行く末は、団塊世代の死後、相続する子ども世代(団塊世代ジュニア)がどのように取り扱うかにかかっているといっても過言ではない。(なるほどー。)
・住宅の終末期にババ抜きが始まる。空き家の維持管理費、解体費用を誰が負担するのか。自治体が行政代執行を行う場合というのは、よほどのケースのみ。
・分譲マンションの居住者が亡くなった後、相続人は相続したマンション住戸に住まなくても、固定資産税や管理費等を支払う義務が生じる。そのため、マンションを相続しても自分は住まずに賃貸にする場合も多い。…相続人全員が相続放棄した場合、管理組合は相続人財産管理人の選任を家庭裁判所に申し立てる必要があり、最終的には相続財産管理人が、その住戸の処分をすることになります。しかし、この申し立てには、数十万もの予納金に加えて、司法書士などの申請代行費も必要となり、たとえ物件を売却しても、管理費滞納分すら回収できない可能性もある。高齢化した管理組合にこのような難しい対応ができるのかという問題もある。今後、相続放棄される住戸が急増していくと、仮に相続財産管理人の選任という難しい手続きや対応ができない場合、管理費が徴収できない相続放棄された住戸が増加ひ、マンション全体の費用が不足するなど、維持管理に影響を与えかねない。
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「人口減少社会」なのに「住宅過剰社会」というのは確かに不思議である。今後、空き家は増えて、住環境もおいていく。その現実を突きつけられる。このような社会の中で、いかに生きていくべきか、を考えさせられる。
そのためには、自分たちの無関心もやめるべきだし、行政の都市計画・住宅政策も転換して行かねばならない。いずれにせよ、最近、この「住」という話題には関心があり、もっと学ぶ必要性を感じている。
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都市計画と住宅政策の不整合。近隣自治体間の人口の奪い合い。やはり、人口減社会に向けてもっとしっかりしたグランドデザインを作り、強い規制を行うべきだと思う。
タワマンが50年後にどうなるのか、非常に心配だ。宅地価格の下落が駅近隣まで及べば、住宅の再生が行われるようになるのではないか。
やはり歳をとったら、駅近の中古マンションに住むことにしよう!
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高齢化社会になり、家余りと言われているこの頃、それでも何故に住宅は増えているのか?そこには、個人の欲望だけでなはく、社会全体の問題も含んでいる事実が。内容は少し専門的な部分もありますが、疑問だったことが細かく書かれている点は、読むだけでも大きな価値があると思います。住宅問題は今始まった事ではありませんが、これからもっと考えなければならない一つなのでは。
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後のことを考えない行政,儲け主義のデベロッパー,未来を棚上げにした都市計画に興味のない私達.特に老朽化したインフラのことを考えると,読んでいるだけで寒々しい気分になった.
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TVやチラシ広告をみて「いいなあ」とため息をつくタワーマンション
でも恐ろしいことになるかも
「空き家」と不動産屋さんの看板がかかる家がものすごく増えた
でも新しいマンション一戸建てはどんどん増える
おかしいよね
住宅過剰社会
数値とか具体的に書かれていてかなり難しかったけれどなるほどと思うことが多かった
自分の住む地域に関心を持つことなんだね
大事なことは
≪ 人が減り 空き家ばかりの 町になり ≫
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超高層マンションは不良ストック化する
人口市場主義で、市街化調整区域の規制緩和が進んだ
サブリース会社は指定のリフォーム会社でリフォームをしなければ契約解除される
羽生市
神戸市亀鶴団地
群馬県みどり市
駅に近いほど空き家が多い
実家の相続放棄でも相続財産管理人が必要
住宅誘導区域を決める
今ある住宅の更新を優先する
空き家の優良賃貸化
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空家の数が増加しているのに、さらに新築住宅が過剰に提供されるという、日本の社会事情も解説している。
・インフラが整備されていない区域に野放図に新築住宅がつくり続けられていること。
・東京湾岸で立ち続ける超高層マンションを転売する空中族。
・人口増を目的に調整区域での焼畑的都市計画をすすめる人口至上主義、結果アパート建築業者の過剰営業で羽生(はにゅう)ショック。
・増え続ける限界分譲マンションのスラム化
・非線引き区域での住宅バラ建ち
・立地は問われない長期優良住宅政策
・市街地が無計画、無秩序に拡大するスプロール現象
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都市計画・スプロール現象の話。住宅を無法図に建てると街を維持できなくなるよという内容。住宅の量、質、立地について問題点をまとめている。最終章には改善策も述べられていて問題だけを提起している本でない点が素晴らしい。
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近所にも、空き家が以前より確実に増えているのに、なぜ貸し出しにならないのか...。
地方都市ですが、なぜ近隣には高層マンションが、次々と建つのか...。
そして出身の過疎地域へ帰省のたびに感じる、年々荒廃していく印象と、新たな道の駅などで、人の流れが生まれ、試行錯誤の自治体の奮闘ぶり...。
いろんな事を考えさせられました。
他の本の言葉になりますが「計画的に縮む」ことを、行政が主導で、少し強制的に行う必要があるのではないか、と感じます。
今後、水道網や送電、道路等、公共インフラの更新・維持に、莫大な時間と金額、労働力が必要になるのは目に見えていて、子どもたちの代に、莫大な負債を残すように感じます。
そこまでして、本当にその場所で暮らす必要があるのか、新たに住宅を建設して良いのか...。
最終章、7つの方策にまとまっています。
昨日のニュースで、所有者不明の不動産(土地)について、新たに有識者会議で検討され、来年度には方向性...とのこと。
人口減社会へ向けて、国も自治体も主導となり、上手くまとまり感のある街づくりに誘導しながら、計画的に縮む方向への誘導、今後も注目していきたいです。
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不動産は負動産とか、かなりしみじみと身につまされるワードが山盛り。
人口の奪い合いにならない地域活性化が求められているのですねぇ。
ーーーーーここから2022年の感想ーーーーー
5年経って全く新鮮な気持ちで再読した。家を買うという選択肢に常々躊躇いを覚えていたのはこの本を読んだからだったのかもしれない。読んだこと自体を忘れていたのにはびっくり…