紙の本
昔の日本人を外国人の目で見た衝撃のコミック
2017/11/23 10:20
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投稿者:ひろとけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
当時の日本を、新鮮な目で見た自然の風景や日本人の心情を良く表したコミックだ。
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伊藤の優秀さ
2017/03/12 19:15
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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
探検家の成功はガイド次第?伊藤がいないとバードさん、蝦夷までいくの難しいよね。伊東自身が探検家になって紀行文でも書いたら収入になるだろうに、雇われガイド。探検って資金がいるからな。伊東はお金のために前の雇い主からバードさんに鞍替え。だけど、前の雇い主が日本に戻ってきて契約は継続中と主張。何としても伊藤を取り戻すと意欲満々。旅行どころじゃなくなって来たよ。伊東は何で雇い主をバードさんに変えたのか?気になる。
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優秀なガイドは引く手あまた
2016/12/30 23:11
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投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊藤の優秀さが目立った。語学だけでなく、料理や交渉の巧みなのも、うさんくささを補ってあまりある。本人はもっと愛想の良い人だったと思うが、これくらい愛想がなくて有能な方が漫画的で良いかも。この後の旅の行方も気になるので、楽しみに待ちます。
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日本の地方の特色と歴史
2024/04/11 14:10
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
会津道で戊辰戦争の爪痕を知るバード。通訳や従者の役割以外にも料理を作って振る舞ってくれる伊藤は有能。伊藤の前の雇い主がまだ契約は切れていないと、後を追いかけてくるのか?
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イトの甘いもの好きが大爆発しているシーンが面白かったです(笑)
食べたいがために滞在することを提案するキリッ顔が好きですww
その反面、ルースちゃんが悲しかったです。
当時は本当にそういうことがありそうです。
群馬の富岡製糸について調べていたときにも「西洋人は生き血を飲んでいる」と噂されていたみたいなことを知りましたし。
ルースちゃん頑張って!
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イイ漫画ってのは、読み手を複雑な気分にさせるもんだ
これほど面白い漫画ならば、もっと注目されるべきだ、と思う一方で、『ダ・ヴィンチ』などで特集され、俄かファンが増えるのは困る、とも
そんな葛藤で、私を苦しめてくれる作品の一つが、この『ふしぎの国のバード』だ
(2)の感想にも書いたが、ほんと、佐々先生は綿密な取材をしているんだろうな。しかも、得たモノを全て、漫画に還元しよう、と更なる努力を惜しんでいない。これで面白くならない方が、ふしぎって話だ
私ら現代人が知らない、かつての時代の細部を、当時には相当、珍しい異国の女性が自分の目で視て、自分の耳で聴いて、生きた知識と感情を得て、それを後世に伝え残す努力をし、今、それが漫画となって、私らに繋がっている
人間が紡いできた歴史の重みを感じる、と言っても大袈裟じゃない
この(3)では、改めて、この『ふしぎの国のバード』の面白さを高めているのが、バードだけでなく、伊藤鶴吉って男である、と実感できる
先に書いてしまうが、私的に、この(3)でお勧めしたい、印象に残った回は第11話「津川」だ
これまでも、伊藤の言動にはインパクトが強いモノが多かったが、この「津川」では彼の知られざる一面が、これでもかってくらい表現されており、佐々先生の気概を感じる
この(3)でも、バードと伊藤の絆は強まっている、もちろん、主従としての。恋愛方面に偏って、読み手に媚びるようなストーリーになっていたなら、私は即読むのを止める
そんな二人の旅は苦難の連続だが、これから、更に過酷さを増すだろう、道のりだけでなく、妨害者の暗躍により
このタイミングで、チャールズ・マリーズって強烈な新キャラを登場させるなんて、佐々先生、まだ、この作品を面白くする気満々だな
果たして、バードと伊藤は無事に蝦夷へ辿り着けるんだろうか
この台詞を引用に選んだのは、時代がどれほど変わろうとも、プロはプロだな、と痺れたので。自分のすべき仕事を、最高のレベルでこなす、しかも、自然体で。不器用、出世しない、地味、色んな意見はあるだろうけど、このカッコ良さは女性より男の心を打つなぁ
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2016年に「ハルク」誌に掲載された5話を単行本化した第3巻
明治11年に、イギリス人女性冒険家(当時40代)が通常のルートと違う道を踏査して、東、北日本の各地を見聞した記録のコミック化。
第10話会津道③、第11話津川、第12話阿賀野川、第13話マリーズとパークス、第14話新潟
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日本での旅行もだいぶん慣れてきて、英国からの手紙が受け取れる新潟へ。マリーズが登場、今後の展開に波乱か?
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イトの料理の腕前に感服!何でもできちゃうんだこの青年は…
無類のお菓子好きなところも、妙なギャップがあって可愛い(笑)
バードが先入観なしで日本人と接する様子は、読んでいてとても気持ちが良い。
異なる文化を排除しようとするのは、当時の日本人の知識からは仕方のない事。
(今でもそういう風潮はありますしね)
…でも、ルースちゃんの一件は悲しくなるなぁ。
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「100年先の人々がこの国の滅び去った文明の記録を読んだ時
彼らはイザベラバードという旅行家に感謝し
イギリスという国を偉大だと感じてくれるのではないか」
ここまでの理念があったかはわからないが、そう考えている人がいたなら、いいな。
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ずっと気になっていた「日本奥地紀行」で知られるイザベラ・バードのコミック化作品。
....これは面白いっ!既巻3冊イッキ読みでした!
「日本奥地紀行」を読んでいるわけではないのでどこまでその内容に忠実なのかはわかりませんが、虫や当時の豊かでない村の様子がはきっりと描かれていてちょっと引きますw(わたしは虫が苦手w)
が、その辺りを真っすぐに描いている作家さんの情熱に打たれる、そんな作品になっていると思います。
にしても....流石ハルタですよね....他の雑誌なら編集がこうは書かせてくれないような気がします。
連載が続く限り読ませていただきます。佐々木河先生!がんばれ!
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第一部が完結となる3巻である。ここでは会津を抜け、川下りを経て新潟へと到着するバード女史と伊藤の姿が描かれている。
この作品については、本当に語るべきことが逆にないほどに素晴らしい。異文化との衝突をコミカルにもシニカルにも描きながら、その描写のベースには温かなバード女史のまなざしがある。
ディテールまできめ細かな描写は優れたものであるし、一つ一つの話が濃く、ダイナミックでもある。川下りにおけるダイナミズムなどは絵としても楽しい逸品だ。
文句なしに星五つである。
最後に収録された新潟に住まう英国人宣教師のファイソン氏の娘ルースの心優しき姿は癒されるものがある一方、不穏を感じさせる伊藤の元雇い主チャールズ・マリーズの伊藤へと宛てた手紙は物語を次なるものへと導いている。
次巻にも期待したい引きである。
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冒険家・イザベラバードが歩いた日本
会津道・津川・阿賀野川・マリーズとパークス・新潟編
戊辰戦争の話がしみた~
そして伊藤のかつての雇い主が登場
4巻へ続く!
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また見てきたやうな明治期のアレを、
ここのタブーってあれだ、柳田國男大先生が収録してたやつの!!
うんうん。
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屎尿を肥料とするシステムは現代よりまして当時の欧米より合理的/新潟着、買い物/美化するが天童よしみをブスにしたような姿態。筆を失って謝りもせず/マルクスが労働者の絶対窮乏化を見て『資本論』を書いた頃、英会話など職業訓練をしたと言っても継続雇用でもないのに「必要なとき、月7ドルで働くこと」という契約が本国でもありうるのか?それとも土人は下僕となるのが当然で職業選択の自由はないというのか?/米欧との不平等条約により数十兆円のAu流出でインフレとなり庶民は苦しんでいたが、伊藤が金銭に貪欲になるのには訳がありそう