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ロシア革命 破局の8か月 みんなのレビュー

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13 件中 1 件~ 13 件を表示

紙の本

わかりやすい

2022/10/01 21:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロシア革命の真相が、分かりやすく解説されていてよかったです。今から100年以上前のことに、興味を持つことができました。

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紙の本

新たなロシア革命像

2019/10/03 13:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:燕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る

1960~70年代頃に語られていたロシア革命像は、帝政崩壊と臨時政府の成立をもたらした二月革命は中途半端な革命に過ぎず、ボリシェヴィキが民衆を率いて権力を獲得した十月革命こそが、真の革命であったというものだった。ボリシェヴィキが革命の勝者であったため、彼らを中心とす
る史観になったとは思うが、この史観の根底にあるのは、社会主義という理想は正しく、革命を進歩を促す肯定的な出来事ととらえる考え方だった。
しかしながら、こういった「歴史は進歩する、その原動力は民衆である」という歴史観は、現代の我々の目でみると、余りに単純過ぎ、余りに楽観的過ぎる気がする。構造主義人類学を少しでも
齧ったことのある者には、個々の社会・時代は、それぞれが固有のシステムなのであって、必ずしもより新しい時期にあるものの方が進んでいるとは言えないことは自明だ。
革命とはシステムの崩壊であり、とりわけ1917年のロシア革命は、社会秩序全体が崩壊するような破局に他ならない。二月革命により、システム全体の軸であった専制君主が消滅することで始まり、それとともに、地主や工場長や将校といった指導層が、専制君主に源を発する家父長的な権威を振るうことで、民衆を服従させるというシステム全体の解体が生じた。その結果、民衆は統御されることなく街頭に溢れ、自分たちの要求を実力で実現し始めた。この民衆の波に乗ったのがボリシェヴィキであり、逆に臨時政府は民衆の波を、西欧流の法規範の枠にはめようとした。二月革命に始まる臨時政府のそうした8か月の苦闘を、これまで顧みられなかった自由主義者や穏健社会主義者(メンシェヴィキ・エスエル)などに焦点を当てて描いたのが、本書である。
臨時政府を主導した自由主義者は、政府や官僚団と対峙して社会改革を目指す勢力である「公衆」と強く結び付いていた。彼らは、社会の上層にいる改革志向のエリート層だった。臨時政府が穏健社会主義者の政府参加を求めたのも、社会主義者によって代表される「人民」の支持が必須だったからだ。
自由主義者と穏健社会主義者の連合を通した「公衆」と「人民」架橋の試みも、二者の懸隔・亀裂が埋めようもなく大きく、臨時政府挫折の答えは「二月革命の最初から出ていたと言ってよい」。
 また、臨時政府はあまりに深く西欧諸国と結びつき、あまりにも柔和であったとした上で、これに対するボリシェヴィキは「いざ政権を獲得してからは、躊躇なく民衆に銃口を向けることができるだけの苛酷さをもっていた」。要するに柔和に過ぎて民衆に対して苛酷になれない勢力は政権を維持できず、とことん苛酷になれる勢力の方が成功したということになる。
 しかしながら、十月革命によって打ち立てられた社会主義が民衆の要望と全く異なるものだったと主張されているわけではない。むしろ、私的所有権や市場経済を否定する新しい経済秩序は「民衆の規範に適うものものであった」。実際問題として、二月革命の時点ではソヴィエト内少数派だったボリシェヴィキは夏から秋にかけて急速に大衆的支持を広げていた。「十月革命は、形式上は軍事クーデタのようであったが、首都をはじめ各地の労働者と兵士はそれを歓迎した。その意味では、それは革命の名にふさわしかった」。
 問題は、民衆の要望に応え、民衆の支持をある程度確保する形で政権を握った勢力の政策が、その後、民衆に銃口を向けざるを得なくなるというパラドクスにある。民衆の要求をそのまま支持することが民衆のためになるわけでもなければ、経済や文明を進歩させることにも貢献しないのではないかという深刻な問いをはらんでいる。

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いろんなifを考えてしまう

2019/01/28 14:10

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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロシア革命については、あまり知識がないものだからロマノフ王朝最後の皇帝、ニコライ2世がロシア革命が始まったとたんにボルシェビキの連中に銃殺されてしまったとばかり思っていた。この革命についての私の知識は、イングリットバーグマンがアナスタシア皇女を演じた「追想」やオマーシャリフの主演の「ドクトルジバゴ」から強く影響されているので単純にインプットされてしまっているのだが、じつは4月革命で王政が廃止され自由主義者と社会主義者による連立政権が樹立されたあとに、10月革命によちボルシェビキが政権を奪取してしまったという過程があったことを初めて知った。ifというのは、もちろんありえないことだけど共産党独裁政権にならずにすんだ場面というのは何度かあったのだと考えさせられた

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ロシア革命100年

2017/01/30 17:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロシア革命から今年で100年になります。それもあって本書が世に出たのでしょう。考えて見れば、何巻もある世界の歴史の1冊としてロシア革命は出てきますが、新書や文庫の単体でロシア革命についての本は、少ないです。本書は、ロシア革命の経過が生き生きと描かれています。お勧めです。

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2017/01/26 14:13

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2017/02/06 18:31

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2017/09/05 20:57

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2022/05/25 21:50

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