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高い評価の役に立ったレビュー
11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2017/12/13 16:07
恩人
投稿者:かぐや - この投稿者のレビュー一覧を見る
ああ、また救われてしまった。
辻村さんは、この本の子供たちだけでなく読者までをも助ける力を持っているんだな、と。
まさに心が震える小説でした。
私はいじめにはあっていませんでしたが、体調不良をなかなか理解してもらえない時期があったので、気づいたらその時を重ねて読んでいました。当時の自分を迎えにきてくれた、と本当に本当に救われたと思います。
辻村さんにはたくさん助けられたので、心から"恩人"だと、そう思います。
最後の勢いがすごかったです。からだじゅうがビリビリしました!
低い評価の役に立ったレビュー
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2017/07/21 12:45
伝えたい
投稿者:ねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほんとうに、しんどい時って、「助けて」といえない。
普段、なんとはなしに過ごしてる人だって、本当はいろいろ抱えていて、見えてる姿が全てじゃない。
思ってることなんて、目に見えるわけじゃない。
でも言葉にしなければ、相手に伝わらない。
しんどくて、しんどくて、立っていられないとき。
「誰か」が、自分のことを見てくれてるなら。それに気づくことができたなら。
人はまた、前に進めるんじゃないかと思わせてくれる本です。
紙の本
中学生時代を救われた
2022/05/22 23:43
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投稿者:おさる - この投稿者のレビュー一覧を見る
本当に素晴らしい作品でした
紙の本
感動の大作
2022/02/22 22:55
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投稿者:岸谷 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋大賞に選ばれていたのを見て、ずっと読んでみたいと思っていた作品。
電車の中でラストを読んでいたのですが、涙が止まらず大変でした…
あちらこちらに伏線が張り巡らされ、2回読んでも楽しめそうな話でした。
紙の本
本当に良かった!
2021/11/15 13:27
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題になったので気になっていたのに読み逃していた本。やっと購入し、ぶあついので、ゆっくり読もうとよみはじめたら・・・、本をおろすことなく、最後まで一気読みでした。こころの心情が痛いほど伝わってきて、つらい場面もありますが、ページをめくる手がとまりません。そして、希望がわいてくるような結末に、感動。本当によかった! 今、心にたすけが必要な人に届いてほしい、と思える本でした。
紙の本
夢中で読めます
2021/08/24 09:23
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投稿者:ユウ - この投稿者のレビュー一覧を見る
少し厚い本ですが、一気に引き込まれて、あっというまに読めました。
登場人物に感情移入しやすく、夢中で読めます。
鏡の城は何か、おおかみさまの正体は、願いを叶える1人は誰か、、、など予想がいい意味で裏切られました。
何度も読み返して全てが繋がる。
ファンタジーだけどミステリー要素もあり、はまること間違いなし!
大好きな1冊です!
紙の本
何度でも読みたい
2021/06/22 18:21
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投稿者:あんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これを読むことで生きる勇気をもらえた方はたくさんいるのではないかなと思います。もう少し早くこの本に出逢いたかった。
紙の本
読了感がいい
2021/04/09 15:59
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投稿者:ななな - この投稿者のレビュー一覧を見る
人によっては序盤は少し退屈に感じるかもしれないが、至る所に伏線が隠されているので、しっかり読めば読むほど終盤の伏線回収が気持ちいい。
自分も最初は主人公こころのかかえる問題とその描写のリアルさが重く感じ、ファンタジーっぽい表紙の印象との差から少しページを捲る手が重くなってしまった。
しかし読み進めていくごとに心理描写の巧みさやキャラクターの背景、城の謎など、どんどん物語に引き込まれていき、
こころや他の6人の成長の描写と伏線回収がすごく気持ちよかった。
序盤を読んで合わないと感じた人も諦めずに中盤くらいまで読んでみてほしい。
紙の本
さすが辻村深月
2021/03/13 23:09
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投稿者:くろうさぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めは諸々の思いが交錯してちょっと気重。二日ほど空けて再開してからは一気読み。最後の伏線回収連発に、読み終わりはじっとり汗ばんでました。さすが辻村深月。でもきっとこれは再読しない。気に入った本は大抵ヘビロテするのだけど、これは初読の印象を大切にしたい。記憶の中で反芻する。それにしてもさすが辻村深月 ← 大事なことなので繰り返してみた
紙の本
面白い
2021/01/12 18:30
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投稿者:ポムポムプリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生の話で、比較的読みやすかった。結末を知ってから最初から読み直してみると、話が繋がってくる。1番オオカミさんが好きかな。
電子書籍
くりかえし
2020/08/30 22:05
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投稿者:ぱあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何度読み返しても、新しい発見がある話です。ファンタジー要素もありながら、現実的な内容も含まれていてとても面白いです。
紙の本
未来のために
2020/04/06 12:39
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういう人間いるよなあ、そのあたりが印象に残る。
自分の恋愛をさもドラマチックなものだと思い込んで邪魔なこころを悪役ライバルに当て嵌めて攻撃する真田美織のような女。
自分は公正・公平なつもりの伊田先生タイプの教師も。
最後に一歩踏み出したみんな。
共に孤城で過ごした彼らの道がいつか繋がる日が来る。
その日が来る事をわたは信じる。
紙の本
予想の展開!
2019/09/28 17:52
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投稿者:いんこ同盟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中までは予想どうりで、うーんちょっとなぁ…ってかんじだったけど、最後の最後でそんな展開!?ってなりました。
紙の本
火垂るの墓でも泣けなかったのに、。
2019/06/28 19:18
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投稿者:雪月花 - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは涙腺崩壊されました。
かの泣ける名作、『火垂るの墓』でも泣けなくて、巷じゃ冷血動物と揶揄された、
この私が!?何故なんでしょうか。
本書での登場人物の面々全てに共感を持ちました。虐待に遭ってる不遇な女の子、壮絶な苛めに苦しむ主人公、両親から亡き姉と比べられてる悲痛な少年・・・、。
彼らは何故このような不可解な城に集合されたのか?
そして、衝撃のラストシーン!?
ファンタジーのようで、社会派ヒューマニズムにも溢れる、
中学高校ぐらいのお子さんや、その保護者の方々にも
ぜひ今度の夏休みにでもお薦めしたい良書です。
それなのに、お堅くもなく、
ワクワクほろりと来ちゃいそうな。
いじめや虐待などの重いテーマを扱ってる割には、一縷の望みと
元気をもらえる、
老若男女問わず楽しめるエンターテイメントです。
電子書籍
映画化・ドラマ化・アニメ化・とか希望
2019/04/13 12:44
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投稿者:進撃の新参者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説や物語を読むことが少なくなった年代でしたが(現実の方が大変で凄い展開が多い…)、ちょっと時間に余裕があり何か読みたくなり最新刊もすっと入れて、一気に濃密な世界観を脳内に構築させる魅力があった辻村深月作品で、一番読まれているだろうと思われた本作を読むことにしました。
「かがみの弧城」のタイトルからして、童話的なものを想い描いていたのですが、全然違いました。
リアルでした。
いちいちこころは(自分のハートの方)、登場人物の感情と思考に共鳴する。
僕自身の生きてきた経験や体験も全く同じではないけれど、わかる、わかる、そうだったのか!と、深く想い馳せる。
これだけ感情や思考や自分の体験と照らし合わせて読んでいると、かがみの世界がリアル感が増してきて、夜寝る前に読んでいたのですが、今日もあの子達に会いに行くか!!嫌な目にあってなければいいけど…っていう気持ちになっていました。
そう、夢中で小説を読んでいた頃の忘れていた、
読書している時にだけにある、特別でとても有意義なものと思える時間。
あの子達も確かにあったであろう愛のある時間。
忘れても、それはきっと忘れているだけで、こころは覚えていた素晴らしき記憶。
それを思い出させてくれた作品。愛すべき人に届いて欲しい物語です。
終盤はあの子はたぶん…だとわかっていても涙が止まらなくて、文字が読めない涙腺崩壊虹色飽和状態…。
電子書籍
子供のころを思い出して胸が苦しくなりました
2019/03/17 21:42
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投稿者:Russian - この投稿者のレビュー一覧を見る
私も当時田舎の学校で、ハーフであったのでずいぶんいじめられたり、嫉妬されたり
してつらい思いをして低学年の時はほとんど保健室で過ごしていました。なので、最初の方を読みすごく胸が締め付けられてしばらく続きを読む事ができませんでしたが、心が収まった頃に、また本を開いて読んでみました。本当にかがみの中の世界があったらいいのに。と思ってしまいました。どんどん引き込まれていく物語でした。
もう一回読んでみたいですが、また最初の方で胸が苦しくなりそうなので読めないですが、人にはオススメしたい一冊です。
電子書籍
多くの人を救う力を秘めている
2019/02/02 01:08
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初の章だけでも、「こころ」の置かれている現実や状況はとてもよく理解できますし、
もっと言えばお母さんのことも理解できます。
それというのも私自身に似たような過去があったからなのです。
(いじめではなく、虐待や暴力が横行する非常識な校風での自己防衛に
疲れ果てました。その後進学して、中学に染まらずに済んだことが
不幸中の幸いと気付いたため、一切の後悔はありません。)
今となっては子供時代のひとつの経験ですし、その後進学した環境で思った以上に
不登校経験のある同級生がいたので、自分が特別変じゃなかったんだ、と思えました。
その只中に少数派ではないことに気づくことはできないんですよね。
中学生になってから、というのは不登校になりやすい時期です。
生活が大きく変わりますし、服装や拘束時間も段違いに変わりますから、
疲れてしまって当然ではと親の年代に近づいた今、思うのです。
冒頭に書かれているこころの理想ですが、これもよくわかりますね。
何もかも疲れてしまっていて、こういう妄想をしたものでしたから(苦笑)
ファンタジー設定ではありますが、現実にたくさんいる心たちを丁寧に描き出されていると感じます。