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自分の考えを過信せず、様々な視点から冷静に判断することが重要であり、今の時間を大切にすることが良いことだと思いました。
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初版は25年前。その後、2017年に書き下ろしを含めた作品集という形で出版されるにあたって書かれたあとがきがすごくよかった。この本はすべての人を救うものではないかもしれないけど、私や他のたくさんの人の支えになるんだろうと思う。届くべき人に届いてほしいな。西の魔女の家は、私のなかのもうひとつの居場所になったような気がする。
【読んだ目的・理由】以前から気になっていたから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.4
【一番好きな表現】そういう動作がすべて、途切れることなく、流れるように続くのを、私はいつも、飽かず眺めていた。今でも目の前に浮かぶ。いつでも実況中継できるほどに。(本文から引用)
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何度助けられた事だろう。
心が疲れてしまったときこの本を読み返したことで、問題が解決したわけではないけれど心がふっと軽くなり、また前を向くことができた。
特にシンプルに自分というものをもちつつ生活するのが難しい今の世の中に必要な本ではないだろうか。
私にとってこの本は宝物の一つ、まだまだ魔女修行頑張ろう。
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吸い込まれるように読みました。
ストレスの多いコロナ禍の今こういう本を求めていたのかも・・
私も魔女修行!
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最後暖かさで胸がいっぱいになり声を出して泣いた。
殻に閉じこもってるなーつらいなーと思ったら読むことにする。
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薦められて、読み始めた筆者の作品群。確かに、ファンがいいいだけあり、ものすごく読みやすい。難解なフレーズは一切なく、PHが低い方には、じゅわーっと染み込んでいきそう。
残念ながら、シニア世代、しかももともと「自分で考え、行動する」のが身に付いている私には、恐ろしき合わない。
山歩き、花が好きな私。仲間に確認したことはないが、筆者ファンが多そう。
使う言葉が似てくるものだ。北欧、英国、ナチュラル思考。upperミドルの母娘。
父と息子は違うと思う。
アンデルセンは、好きだが筆者の児童文学は地位を確立しているだろうが私は体質的に無理
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大好きな本。
中学生の頃に初めて読んでから今までに何度も読み返した。
夢は西の魔女のように自然に囲まれて暮らすこと
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中高生におすすめの本を探しているときにたまたまみつけて、なつかしくて買ってしまった。こんなすてきな愛蔵版が出てるなんて。子どもは大人が思うよりも、ずっとかしこい。そしていつ読んでもおばあちゃんの眼差しがあたたかくて、またこの物語に帰ってきたくなる。
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娘が中学生のときに書評か何かで目にして勧めた本。それで読んだ気になっていたけど違っていたようで、初めてきちんと読んだ。
中学校に入ってすぐ、「もう学校へは行かない」と言ったまい。
その夜、母親が単身赴任中の父親に電話で「感受性が強すぎる」「昔から扱いにくい子だった」「生きていきにくいタイプの子」と話しているのを聞いてしまった。
普通なら母親不信になりそうなものだと思うけれど、まいはそれは本当のことだと知っていて「認めざるをえない」と呟き、学校に行くことに比べたらこんなことまだ我慢ができる、と自分に言い聞かせる。
そしてまいは、イギリスから日本に来た、田舎に住んでるママのおばあちゃんのところで過ごすことになり、超能力を持った魔女の血が流れていることに興味を持ち、超能力が持てたらスムーズに生きていけるのではないかと思い、おばあちゃんのもとで精神を鍛え始める。それは「早寝早起き。食事をしっかりとり、よく運動し、規則正しい生活をする」というもの。そしておばあちゃんは、「いちばん大切なのは、意志の力。自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力です」とも。
小学生でも読める子はいるだろうけど、難しい語彙をきちんと理解してほしいからやはり中学生以上におすすめ。
自分の娘が不登校になったときに読んだというお母さんもいたが、大人も含め、折々に読み返すといい本ではないだろうか。
この本は、梨木香歩作品集ということで、「犬のブラッキーの話」「冬の午後」そしておばあちゃんのモノローグ、「かまどに小枝を」も収録されているので、私にとっては「西の魔女が死んだ 完全版」と呼びたい一冊。
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森に住むおばあさんの考え方や暮らしぶりがとても素敵。
おとぎ話のようで現実的でもある。
ずっと読み続けていたかった。
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難しい言葉や難解な表現を使わなくても、ここまで人の心を打つ話が書けるものかと驚いた。
平易で優しい言葉で淡々と紡がれる物語は静かで、子供の頃に部屋にこもって一日中本を読んでいた頃を思い起こさせる。
と同時に、思春期の激しく揺れ動く子供の心をなんて上手く描写しているのだろうと、大人が書いたとは思えなかった。
自分が子供の頃の、エネルギーがあって怒りや喜び、憧れや焦りなど、いくつもの感情が常に渦巻いて爆発しそうで、それを理解しないように見える大人をちょっと斜めに見ていたこととか、いろんなことを思い出した。
読書というのは、過ぎ去った年月や今はもう手元にないものを僅かでも思い出し取り戻させてくれるものだと思う。
著者梨木香歩は、そういう意味で魔女みたいな人だ。
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装丁あとがき含めて良い本でした。繊細だね、とかいう言葉でまとめられ、悲しい思いをさせられる人に、著者とこの本を愛する読者はそっと寄り添っていると思います。
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これまで何度となく読み返し、そのたびに新しい発見がある物語。私は人生の苦しいとき、この物語に本当に救われた。今日もまた。
魔女になるために大切なことは、自分で決めたことをやり遂げる意思の力だと、おばあちゃんはまいに教える。そして、まいはそれを実行する。西の魔女から東の魔女へ、そのメッセージは、おばあちゃんがまいを魔女として認めた証でもある。アイ・ノウ。最後のページをめくるとき、涙がこぼれそうになる。
文庫は「渡りの一日」というまいの後日譚が併載されているが、この作品集はそれとは別の2篇と、書き下ろしのおばあちゃんのモノローグが収載されている。すでに単行本、文庫本を手にしている方も、もう一度手を伸ばしても損はない。
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まいとおばあちゃんの自然の中での暮らし、こんな風に人生を歩んでいきたいと思う。
あとがきにある、「ただシンプルに真摯に生きていく、それがこんなに難しい時代。大きな声をあげるものがリーダーとなり、異質なものが排除され…。大きな声を持たずとも小さな声で語り合い伝えていくことができる。」
この部分に、いたく共感しています。
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おばあちゃんの優しさと温かさに包み込まれるような心が穏やかになる本。生きる智恵とヒントがたくさん詰め込まれており、またいつか読み返したい。