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風雲児たち 幕末編29 (SPコミックス) みんなのレビュー
- みなもと太郎 (イラスト)
- 税込価格:607円(5pt)
- 出版社:リイド社
- 発売日:2017/05/29
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紙の本
丸ごと「寺田屋事件」
2017/06/04 15:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
本巻は、丸ごと「寺田屋事件」。
有馬新七らが寺田屋に入る1862年4月下旬から5月下旬の久光一行の江戸下向までの約1ヶ月間を描いています。首謀者の清河八郎はたまたま難を逃れる一方、たまたま便所に行って巻き込まれた森山新五左衛門の悲運。司馬遼太郎風に言うと、歴史は必要な人物とそうでない人物を仕分けしているということでしょうか。
学校では重要事件の割には、その背景や経緯は度外視して、名前だけ覚える授業でした。あの日本史の授業に一体何の意味があったのでしょうか。それに比べ、本書を読めば寺田屋事件の詳細が分かります。
ところで、みなもと先生は、参考のため伏見の寺田屋に宿泊したとのこと。ただ、寺田屋は鳥羽伏見の戦(1868年)で焼失し、現在の建物は焼失した寺田屋の敷地の西隣に、その後再建されたもので、当時の寺田屋の間取りとは随分違うらしく、あまり参考にはならなかった模様。
個人的には、現在の寺田屋も建物の佇まい等の雰囲気はありますので、一度は訪れる価値はあると思います。
紙の本
ほぼ全編寺田屋事件
2018/05/13 18:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
「幕末編」も29巻とあいなりました。
この巻は何と言っても寺田屋事件にほぼ1巻費やしています。それだけ幕末史の中でも重要な事件ということになりますし、著者も重要視しているというか思い入れのある出来事のようです。もっとも、ここまでの数巻にわたる話の流れからみると、著者にある種薩摩藩への関心の持って行き方もあるように思われます。
江戸時代末に薩摩藩が、斉彬のように藩主自らという点からも、精忠組のように下級武士からも活躍したのは確かでしょうし、それが徳川幕府を終わらせる力になったのもあるのでしょうが、それはあくまでも徳川家と島津家の覇権争いといった面があったようにも思われます。自分たちの正当性を強調したいがために後の明治維新がさも日本の一大事であったかのように語られているのではないかとも思えたりします。
江戸時代末にごく一部の人物を除いて日本をひとまとまりの国家として考えていた人がどれだけいたのか、多くの人たちにとって「国」とは自分の所属していた「藩」だったのではないか、といったことまで、このマンガを読み続けていて思うようになってきました。
そんなことまで考えさせてくれるようにする、その点をとってもこのマンガは何度読んでも飽きることがないのだと思います。
紙の本
寺田屋騒動だけで一巻
2017/06/21 18:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わびすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
みなもと先生は終わらせる気はなさそうですね。まあじっくり幕末を勉強できるのでいいが、先行きが心配。
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