心温まる家族の物語です!
2019/01/04 10:34
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ベストセラー『ツバキ文具店』の著者、小川糸氏による作品です。内容は、別居中の夫との関係に悩んでいた主人公の高橋泉は、仕事の帰り道で偶然、命を絶とうとしていた高校生の島原千代子と出会います。こうして二人の交流が始まりますが、その交流の中で、自分自身はかけがえのない存在だということが分ってきて、ある日、星のきれいな山里へ移住し、そこで新しい生活を始めることになります。さて、どのような生活がまっているのでしょうか。特別なようで、実はどこにでもいる家庭の心温まる物語です。
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投稿者:しゅうろう - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は古い人間で、偏見に固められている。
この本を読み、自省。他人の人生を、他人が凝り固まった視野で見るものではないし、各人が幸せに感じるように生きればよい。生き方は強制されるものではないし、してはならない。この家族の生き方に共感し、自らの心を改めました。
私の書庫に残る一冊
2017/06/09 08:36
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投稿者:TetsuJin - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに大好きな作家小川糸さんの本を読みました。
レズビアンというテーマにもかかわらず、家族の物語が語り紡がれ、読後はほのぼのとした暖かい気持ちに包まれました。
何度も何度も読み返したいと私が思う本のみが並んでいる、私の書庫の1冊となりました。
綺麗なハッピーエンドではないが
2024/03/19 19:20
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投稿者:1914 - この投稿者のレビュー一覧を見る
周りにどうみられようと、
自分たちなりの幸せな生活を送り
自分たちの色の家族を作る
少し現実味のないところもあるけど
最後は涙が止まらず目がパンパンで 3-3状態
恋愛ものは苦手かつレズビアン
どういう感覚で読めばいいんだろうと
一瞬思ってしまったけど
あっという間に
タカシマ家の4人のストーリーに
引き込まれる
素敵なお話でした
にじいろガーデン
2019/09/16 07:36
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投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、新聞やTVでも特集が組まれるLGBTに関して少し勉強してみようと思っていたところ、友だちがこの本を勧めてくれました
小川糸さんの本で以前読んだ「食堂かたつむり」最初の数ページが衝撃的でしたが
「にじいろガーデン」は最後に・・・
優しい登場人物と美しい景色の中に自分も溶け込んで読んでいたので、いきなりガーンとやられました
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投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どんどん語り手が変わり、視点が変わっていく。いろいろと悲しいことも起こるけど、あたたかいストーリー。本当に、とてもあたたかい、家族の物語。
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この作品では、つるかめ助産院の時ほどの作者の共感を読み取れなかった。
当然、読んでいる側も設定に入り込めず。
展開も急すぎて非現実的に感じたし
遠慮せずに物を言えば「作り話」感が強かった。
それでも性的マイノリティの課題には正面から向き合いたいと思っているし、勉強になったところもある。
のめりこむような楽しさの読後感は得られませんでした。
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章が変わるごとに泉、千代子、草介、宝の視点で描かれています。
本のカバーを見た時には普通の家族の物語だと思っていましたが、
読み始めたら全然違い同性同士の結婚、
その他の家族についての物語でした。
こうゆうタイプのものは初めてだったのでとても不思議な感覚でした。
今まで男性と結婚していたのに、突然表れた女の子によって
自分がそうゆう人だったのかと思うのは
どうゆう感覚なのだろうかと思ってしまいました。
けれどこの二人、そして家族を見ていると
性別とかそうゆう物を通り越して
人として自由に生きている感じがしました。
ここまでに至るには現代の日本でもまだまだ差別や偏見、
色眼鏡などで見てしまうので難しいなと思います。
心に響いた言葉
どんな人でも拒まずにありのままを受け入れる、開かれた場所。
この場所を、ほんのひと時でも自分らしさを取り戻す、
安らぎの場にしたかった。
はじっこでもちゃんと根を張って生きていけることを、
わたしは自分のこの体で証明したかった。
泉ちゃんの夢を、一日でも長く更新したかった。
楽しかった思い出を瓶に保存しておいて、
それをちびちびと出してはさ、
残りの人生を食いつないでいかなくちゃいけないんだもの
幸せな記憶が腐らないよう、
塩漬けとか味噌漬けとかにしておいて、
なくならないように配分しながら人生のおかずにして生きていく。
前半は割と温かく明るいイメージでしたが、
後半になって今までのとは違うテイストになり
想像もしていなかった展開になりとても悲しく胸の詰まる思いで
一気に読んでしまいました。
けれど暗い場面では暗くなり過ぎないように
文に色彩がついているかのように丁寧書かれていたので
あまり暗くならずにはすみました。
この物語の場合は親同士も世間ではあまり見かけないタイプで
周囲に受け入れられるまではそれなりに苦労を重ねてきています。
けれどそれ以上に息子や娘は本当は本人達の前では言えない
苦労していることなどが切実に語られて、
特に息子の草介の場合は 娘の宝とは違ストレートに表現することもなく、
また違う想いも重ねていたこともあり
とても辛い立場だったなと思いました。
家族、結婚という形について改めて考えさせられました。
そして生きるということについてまた深く考えさえられた作品でした。
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LGBTの当事者としては夢物語でしかなかった。
偶然出逢って、一目惚れして、両想いになって、駆け落ちして、子どもを育てて、周りの人に認められて受け入れられて、そして最期まで一緒にいられる。
そんな上手く進むはずない。
そう思うのに、なんだか自分自身もタカシマ家の一員になったような気持ちで読み終えてしまった。
泉の気持ち、千代子の気持ち、草介の気持ち、宝の気持ち、どの人の気持ちも理解できて、切ない気持ちになってしまったな。
これを読んでムーンボーを見たくなった。
読み終えた後、もう一度全員が揃っているタカシマ家に戻りたくなって読み返したくなった。
千代子の椅子を戻した泉。
コーヒーを飲もうと言った泉。
草介と宝と、これからも生きていってほしい。
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気軽に読み始めたら、テーマが重くてびっくり。
でも、逆境や苦難をものともせず突き進んでいく「愛の力」に引っ張られるように、読み進めた。
家族になるのに、理屈も常識もいらない。
でも、法的に認められている関係というのも確かに大事で。
幸せの形は本当に人それぞれだけれど、茨の道であっても笑って乗り越えていけるような、そんな強さを持ちたいと感じた。
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離婚を夫から迫られている泉さんと
女性が好きだということを親に理解されない千代子さん
泉さんの息子と、千代子さんの娘と
4人が家族として生きていく数十年の物語
人の優しさが、ビシバシと感じて涙が出る
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もう少し物語を丁寧に書いてほしかったかな。淡々と進むので重くなり過ぎないのだが、時間がポンポン進んで、逸話と逸話の間の主人公たちの気持ちの変化が解らず、置き去りにされたような感じです。それと、4人の主人公の一人が死んでしまうし、一人が事故で植物状態になるのは、物語としては有りなのかもしれないが、私としては無しですね。ガッカリしてしまいました。
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世間のはじっこでしっかりと根を張って生きる家族
重いテーマ
でも視点を変えて淡々と語られる
ついていけない所も分からない所も多かったけれど
虹を求めて生きていくんだね
草君の展開には不満ですが
「つるかめ助産院」「かたつむり食堂」の方が好きですが
≪ オハナって 家族の意味よ ちがう色 ≫
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ふわっとやさしい、癒される。それがこの作家の持ち味。今回結末少し悲しいけど前を向いて終わるところで救われる。
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女性同士の家庭を築くことが自分ではあり得ないことだな~と思ったけど、家族とは何か?とか、いろいろ考えさせられた本だった。