紙の本
親族間の殺人が上昇中
2022/12/21 20:19
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投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近話題の「拡大自殺」の言葉。一時閉店が告知された八重洲ブックセンターで見つけました。
大量殺人を引き起こす六つの要因
1.長期間にわたる欲求不満
2.他責的傾向
3.破滅的な喪失
4.外部のきっかけ
5.社会的、心理的な孤立
6.大量破壊のための武器の入手
紙の本
.物々しいタイトルですが・・・
2018/08/31 23:27
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
物々しいタイトルです。しかし、読みやすい本です。
国内外で実際に起こった大量殺人事件が多数取り上げられ、当時の報道を思い出せば、難しい文章でないからです。
選書なので、新書より大きくかさばるのが残念です。
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今の世とは、もしかしたら物凄く寂しさが酷いのかも。
2017/11/20 03:34
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投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今の世とは、物凄く寂しさが酷いのかも知れない。 だから「超おお甘え」に成り『誰か、私と一緒に死んで、ちょうだいッ!!!!』と成ってしまってて、ひとり静かに死ねなくなっているンじぁないだろうか???と思ってた所に、この本が目に飛び込んで来た。 決して「軽い」題材ではないので、じっくり、ゆっくり読んで行く事にして居る。 「アワてるコジキはモライが少ない」だから。
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拡大自殺の根底にあるものは復讐心であるという事は、今までにも言われてきた事だろう。他責的傾向が大量殺人を引き起こす要因の一つ。自己処罰(自殺)という回り道をとおって、もとの対象に復讐する。被害者意識を生む背景には個人的要因だけでなく社会的要因もある。
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大量殺人や自爆テロなどの事例を調査する中で,犯人の心理的な側面を詳しく考察している好著だ.第5章で議論されている「介護心中」はこれからますます増えるものと予測されるが,巻き添えにする心理を考察した部分(p184)は重要だと感じた."なぜおとなしく一人で自殺しないのか" 怒りや攻撃性を他者に向けた場合は殺人になり,自己に向けたら自殺になる.そうなっていくには強い動機が必要となる.どこかでそのラインを断ち切れば良いのだが.
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拡大自殺 大量殺人・自爆テロ・無理心中。片田珠美先生の著書。絶望感と復讐心で他人を巻き込みながら社会を震撼させるような拡大自殺事件の発生が日本で増えている。相模原障害者施設での事件、秋葉原事件、古くは土浦連続殺傷事件も一種の拡大自殺型の大量殺人・自爆テロ・無理心中。絶望感と復讐心でこのような拡大自殺を考える人がこれ以上増えないように、日本社会全体として改善すべき点を真剣に考えなくてはいけない時期にきていると思います。
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「どうして一人で逝かずに周りを巻き込むんだろう」という不謹慎かもしれない疑問に答えてもらった気がした。
平成29年発刊で景気や雇用が上向きになってた年だと思っていたけど、自己責任で他人を助けてる場合じゃない国にもなっていて、孤立や絶望感が事件のきっかけの一つになってるってことなんだろう。
本にも社会の構造と書いてあるとおり、個人でどうこうできるレベルではないってわかったけど、この問題を解決する方法について本が出されたら是非読みたい。そして個人でも何か実践できればと思う。
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著者、片田珠美さん、どのような方かというと、ウィキペディアには次のように書かれています。
片田 珠美(かただ たまみ、1961年 - )は、日本の精神科医。広島県出身。大阪大学医学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。パリ第8大学精神分析学部に学ぶ。
で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)
2016年7月に起こった相模原障害者施設殺傷事件は日本社会に大きな衝撃を与えた。自分勝手な言い分によって引き起こされた事件は、死者19名、負傷者27名という、戦後最悪の大量殺人事件となった。世界を見渡しても、欧州や中東などで自爆テロが繰り返されているが、こうした不特定多数の人々を巻き込む大量殺人や自爆テロだけでなく、親子心中や介護心中などの無理心中にも通じるのが絶望感と復讐心だ。強い自殺願望に突き動かされ、誰かを道連れにせずにはいられない拡大自殺の根底に潜む病理を分析する。
第一章 大量殺人と拡大自殺
第二章 自爆テロと自殺願望
第三章 警官による自殺
第四章 親子心中
第五章 介護心中
終 章 拡大自殺の根底に潜む病理
「拡大自殺」という用語は最近になって聞いたが、以前よりあるものだという。英語では、extended suicideというようである。