景気良くなったのは一握りの大金持ちだけ。私ら実感できないもんねアベノミクスの成果
2017/10/18 08:16
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投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
安倍首相、突然衆院解散しましたね。
街頭演説で強調しているのが、アベノミクスの成果。
景気が良くなったと言っているのだが、何とも実感がないんですよ。庶民は。年金積立金の利益がたんまり出ていると言っているが、じゃあなんで保険料が毎年上がっているのか、年金給付が削られているのか、いま、政府筋では年金保険料を25%ぐらいにしなきゃならない、75歳支給にしなきゃならないとか言っているらしいし。
消費税あげて子どもにお金を使います。と言っているが、保育所が増えている実感ないし。
いったいどうなってんの、そんなにできるならどうして、みんな困っているのに、政権取ってるときにできないんだろう。不思議だらけだ。
それにこたえるのが本書だろう。安倍さんのウソが暴かれている。
もっと早く出版してよ。選挙終わってから読んでんじゃ遅いんだよ。
本書はアベノミクスは失敗と断罪。
景気は「国内消費は戦後最悪の下落」「年金積立金は外国の投資家の食い物になっている」GDPは「かさ上げされた」儲かっているのは株などバンバン買える大金持ち、要するに大企業と資本化だけが空前の好景気で、庶民はひーひー言っているということだ。これなら実感できるよね。
さらに怖いのは、選挙後、ブラック企業合法化、残業代ゼロの労働法の改悪、非正規と正規の格差を固定化する法律の成立を狙っている安倍さん。さらに、庶民を絞り上げて、大企業や大金持ちを儲けさせようとしているんだとか。
みんなアベノミクスについて真剣に考えた方がいいよ。
アベノミクスの失敗を徹底的なデータで検証!
2017/11/11 11:51
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、アベノミクスにおける経済失策を、豊富なデータで徹底的に検証したものです。実は、アベノミクス以降のGDPは、民主主義政権時代のわずか3分の1程度にしか伸びていないという事実。また、2014年の国内実質消費は、戦後最大の下落率を示したという事実。こうした事実は、もう否定することはできません。アベノミクスがまさに幻影であることを論理的に説いた書です。
暗澹とした気分になるが、誰もが知っておかなければならない現実
2021/05/25 18:50
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
コロナ禍に突入してしまったからかどうか、とにかく、その後の総括など無視しまくりの安倍政権の経済政策。あれって結局どうだったの?と興味が湧いて、紐解いた一冊。そして、まあ、なんと、ダメすぎる政策だったことか...がよくわかる。
論じられてるすべては、政府や国際機関などが公式に出しているデータをもとに分析された結果。なんとなくな感情論でも、肝心なところをぼかすような書き方もまったくない。だからこそ、非常に信じられるが、逆に暗澹とする。
そこに加えて、このコロナ禍。日本の未来に対して、選挙でだれを選ぶかを含め、自らもどうすべきかをしっかり考え実行しなければと強く思った。
アベノミクスの失敗
2017/10/31 22:12
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
好調な経済指標と実感のない好景気。この乖離を、具体的にわかりやすく説明しています。本当に、アベノミクスは成功するのか。
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読みやすいが、グラフを頻繁に参照しなくてはならなかったので、読むのはちょっと面倒に感じた。しかし、アベノミクスが世上言われているような成功を納めているわけではなく、破壊的方向に進んでいるということは確認できたように思う。
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アベノミクスの現状分析については力作なのだが、それが続いたらどうなるのか、という分析が不十分。若い世代に読ませたいという意図からマンガの画を入れたのかもしれないが、今の若者に内容が十分に理解できるか疑問だ。キリギリス生活が行き詰まって、将来割りを食うのは若い世代なのだということをもっと強調すべきだったのではないだろうか。
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気になることがあったら、知ろうとする努力をすることが大事だと思った。とはいえ、経済関係は苦手意識があるので、こうして腰を据えて調べてくれる人がいてよかった。
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分かりやすい。このまま、覚醒剤漬けのようなアベノミクスを続ければ、金融破綻しか待っていないことは分かる。余程の神風が吹かない限り。要は、消費や投資といった資金需要をどう喚起するかであって、マーケットに湯水のようなお金をどう循環させるかなのだ。早急にそのアイディアを突き詰める必要がある。
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アベノミクスについて、そのからくり統計と分析によって暴いた一冊。
実際3本の矢は機能してないし、現在も景気が上がったように見えても経済の実態は変わってないということがよくわかった。
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実質GDPの話しは、経済統計を見れば、一目でわかります。
本当に不都合な情報は、マスメディアから発表されることはありません。
だから、自分で一次情報を調べていくしかない。
著者の功績は、「自分で調べると、多くの真実がわかる」ことだと思います。
ついでに言及すると、実質GDPも確かに、日本のここ数年の悲惨ぶりを語っていますが、
世帯所得を見てください。こっちの方が衝撃的です。
94年前後は640万円の世帯所得がありました。
20年経った今は、いくらだと思いますか?
480万円です。この20年で2割世帯所得が減少しました。
この数字には色んな解釈ができますが、
平均的に日本人は、貧しくなったということは事実です。
そして、これから、更に、貧しくなります。
恐らく30年前後には、300万円台になる可能性も高いと思います。
日本は今、人口減少、少子超高齢化、生産年齢人口の減少と、
世界で類を見ない事態に陥っています。
以前の国力を維持することは、もはやできません。
しかし、アベノミクスの国家戦略を見ると、
労働生産性をアメリカ並みにしようしています。
なぜか?GDPの規模を維持するためです。国民の所得を上げることには、
一切言及していません。なぜか、「できない」と政治家は、知っているからです。
これから、ますます、仕事上での生産性を求められます。
つまり、ストレスが増えます。
しかし、給与は増えず、絶対的に減っていきます。
もう誰でもわかっていると思いますが、日本人の少なくない人が、
いくら頑張っても、豊かになれず、そして、貧しくなっていっています。
そして、これが、かなり長期間に渡って続くであろう国が、今の日本です。
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【読了】
嘘をつく人は、嘘をつき続けるということ?「息を吐くように、嘘をつく」
「右か左」ではなく、「使用者か労働者」っていう構図のほうがわかりやすいし、浸透するだろう。
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「分かりやすさに重点を置いた」と言いつつ、結構難しいところもあるので、完全に理解できた自信は無いが、統計に裏打ちされたアベノミクスの恐るべき実体に呆然。自民党や安倍政権が嘘つきなのはもはや分かり切ったことだが、これを読むと逆に野党に腹が立ってくる。安倍政権が、これだけ泥沼の経済政策をやっているのに、それを正確に分析・批判し、広く国民に伝えようとしないなら、野党は一体何のために存在しているんだ。うがった見方をすると、憲法改正問題は、アベノミクスの大失敗から国民と野党の目をそらすための餌なんじゃないかとする思えてくる。「絶望は進化する」というキャッチフレーズは、アベノミクスのためにある。
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GDPのかさ上げの謎はそこまでやるのかと思ったが、それよりは年金の株式の買い支えをいつまで続けるのか、そっちの方が怖い。大暴落もあり得るのだろうか。
残業代ゼロ法案も怖いね。政府がブラック企業を支援するようなもんだ。結局今の政権は経済界をおもんぱかってばかりで国民がどうなろうと知っちゃいないんだ。
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異次元の量的緩和がこれからさきどのような結果を招くのか、それがもっとも重要な懸念事項。それにしても、今の政権は見せかけだらけ。
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子供がいなくてよかったと心底思える本。
「福島第一原子力発電所の事故は、第一次政権のときに安倍氏が共産党の指摘をはぐらかして、数億円ケチったおかげで起きた人災。」
「自民党は実質宗教団体 日本会議に取り込まれて変節。昔の自民党ではない。安倍氏はその尖兵」
そしてこの本があらためて示す「孫のけつの毛までムシってつっこんだ、筋の悪い博打であるアベノミクスは、案の定ぼろ負けで、何もしない分民主党のがマシだった。すでに打つ手がない状況」
このうちの一つでも知ってたら、安倍氏を支持する人がいるとは到底おもえないんだが、知らないのか、ブラフだと思ってるのか、はたまたそれでも信じてるのか。
少なくとも80年代の自分や知人に話しても、絶対信じない程度にはエキセントリックな状況になってると思う。
総選挙の数週間前にこの本が出版された当時に立ち読みしたときには、クラクラ来て買う気にならなかったけど、なんというか、今は常識というか、みんな知ってる常識。
なのに、まだ続いてますね。もう知らなーい!!