紙の本
ユニクロの経営現場のルポタージュです!
2017/12/08 09:45
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、柳井社長のワンマン経営と言われるユニクロに一人のジャーナリストが入り込み、同社の経営を現場で克明に見つめたルポタージュです。ユニクロ経営は、サービス残業、パワハラ、出勤調整による人件費抑制など、社員にとっては過酷な職場環境がマスコミによって伝えられ、批かなり判も出ています。そんな状況において、柳井社長は、批判する人たちに向かって、「うちの会社で働いてもらって、どういう会社なのか、ぜひ体験してもらいたい」と言ったことに筆者であるジャーナリストが応じたものです。同社への潜入によって何が明らかになったのか。その全貌を紹介した画期的なノンフィクション作品です。
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おもしろい
2017/11/29 22:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまや大企業になったユニクロの中に潜入して書かれたルポタージュで、おもしろいです。問題点の指摘も、この企業だけにとどまらないのでは。
紙の本
骨太な潜入記
2018/03/14 14:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジル - この投稿者のレビュー一覧を見る
予想と異なり骨太な潜入記。それだけにウケねらいなのか一部の軽めの記述が残念。カリスマ経営の会社は情報発信がカリスマ社長に集約されている以上、全ての責任をカリスマ社長自らが負うべき、ということ。社員の「やりがい」に期待し、報酬に反映しないのが、この手の会社ということか。
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ユニクロ
2018/12/14 17:42
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユニクロに普通に潜入したというのが、すごい。パワハラなど様々なもん代が多い時代なので興味深かったです。
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【週刊文春で大反響を呼んだルポ】「うちの会社で働いてみてほしい」。批判に対するユニクロ社長の言葉を受け、一年の潜入取材を敢行。リアルな現場を克明に報告する!
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論旨退職、懲戒退職 前者は説諭の上、雇用契約を終了するもの
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本田由紀 軋む社会
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ユニクロからの取材拒否や決算会見への参加拒否を受け、アルバイトとして潜入し、実際に働くことで知り得た情報に基づき作成された書籍。幕張新都心、豊洲、ビックロの順に勤務し、最終的には週刊文春に記事が掲載された次のアルバイトの際に解雇されたという。学生や主婦のアルバイトに対して、一日何時間×何日働く契約であったり、出勤できない理由を書かせるのはいかがなものかと考える。また、正直サービス残業に関しては、ユニクロだけでなくどの企業でも行われており、その状況に関して経営トップは把握していないのではないか。著者がユニクロで働き、部長集会の議事録における柳井さんからのメッセージを読む中で、ブラック企業であることを証明する取材を実施する一方で、ユニクロのことを好きになっていることを匂わせる文章になっていたと感じた。日本における働き方改革に加え、ユニクログローバルでの働き方改革が進んでいけばよいと考える。
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奥さんと一度離婚して再婚し、奥さんの姓を名乗ることで合法的に改名をし、企業に潜入。
この突撃精神が素晴らしい。潜入ルポのジャンルとしてはかなり面白い。どんな企業にも闇の部分はあるが、カリスマ起業家の理想と現実のギャップに改めて驚かされる。
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金魚のように口を開けていればエサがもらえると思っている大手メディアに爪の垢を煎じて飲ませたい。これこそが本当の調査報道というもの。最初の章では全てがバレて解雇されるところからのスタートだが、そこからは著者の時系列に沿って展開する。途中取材旅行をしていたようで、話が飛んでしまうところがやや読みにくいが、全体としてよく調べているし、取材内容の根拠となる資料も提示されている。少なくとも私はこれを読んで、ユニクロで買い物をしたいとは思わなくなった。
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面白い。
「イエスは身を起して彼らに言われた、『あなたがたの中でユニクロを着たことのない者だけが、本書を批判するのが良い』」(ヨハネ受難録 第4部 第5章 6節)
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筆者の渾身の潜入ルポ。経済版裸の王様の世界が繰り広げられます。玉塚氏を更迭したあたりから、もう老害の域に入ってますね。平家物語の世界にも通じるような気がします。
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タイトル通りの1冊。読みやすく現場の雰囲気がリアルに感じることができる。ただ、多かれ少なかれ、安さを売りにしているところは大体こんな感じじゃないかと思う。やりがいの採取と言われるがそこで働く人がどのように感じるかまでは他人が判断することではないかと思う。自分が働いている職場環境の構築を考えるうえで大きく参考にはなった。
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ユニクロの店舗への潜入ルポ。果たしてユニクロはブラックだった、という話。
ユニクロが日本のファッション業界で新しいビジネスモデルを作り上げたことは事実だし、一時はそのアルバイト教育なども肯定的に脚光を浴びていた。当時からブラックだったのかはわからない。
潜入先の店舗では、アルバイトもパートも正社員も果てしなく消耗していく。利益を最大化すること、それは株価が上昇することだし、配当が増えること。創業者で最大の株主である柳井社長の収入と資産が増えること。そのことが社長の最大の関心であって、だから労働者は「搾取」されていく・・・というのが著者の見立て。そういうものかと思う。
会社は誰のものか?
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ブラック企業潜入記。
日本で潜入記事書くことがあるの、知らなかったな。明るい笑顔で接してくれる店員さん達の陰には色々なことがある。海外なら工場も含めた、労働力搾取は、働き方改革で変わっていくのだろうか。
まあ、大抵の仕事は、ここまでとは言わずとも、何かしら問題があるんだろうけども。
あと、そんな中でも、人格者や仕事のできる人というのは明らかになってくるものだなあ。
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グローバル企業として脚光を浴びるユニクロにアルバイトとして潜入し、その労働環境の実態を暴くルポタージュ。
著者は週刊文春の記者であり、過去、何度もユニクロに取材を申し込みながら、すべて断られたため今回の潜入に及んだという。
メディアで騒がれている通り、実態もブラック企業であると結論付けているが、正直、小売業界ではよくある労働環境という印象が否めない。
急成長企業は、多かれ少なかれ無理しているので、マイナス面は過剰に叩かれる側面はありそう。
ただ、柳井社長の現場介入レベルについて、あの企業規模にしては、細かすぎるのは事実。